「シャーリーズ・セロンは、さすが!」スノーホワイト Suikyouzamuraiさんの映画レビュー(感想・評価)
シャーリーズ・セロンは、さすが!
若い娘から精気を吸いとらないと、みるみる老化してしまうラヴェンナ女王を演じるシャーリーズ・セロンは、CG以上に演技面でも冷酷な美女として観客の目を惹き付ける。
この手の題材では、「悪」に魅力が無ければ、主役は惹き立たない。
その点で、流石はシャーリーズ・セロン。いい仕事をしている。
コマーシャル出身監督の初長篇映画演出だと、しばししばヴィジュアルが先行するあまり、話がメタメタになってしまうケースがあるわけなんだけど、その点、今回、「白雪姫」という誰もが知る物語を題材として選んだのは実にクレバーだったと思う。
有名な物語を元にしたシナリオを自分のヴィジュアルイメージに再構築した結果は、「鏡」や「森」、「りんご」、「七人の小人」に至るまで、ああ、そう来たか!という驚きをもって楽しめた。
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