劇場公開日 2012年2月3日

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「コメディにしては笑い少な目かも」ペントハウス ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コメディにしては笑い少な目かも

2014年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

泥棒物としてはまずまずも、コメディとしてはもう一歩・・・そんな感じの映画だった印象です。

アラン・アルダが演じた高級タワーに住むどう見てもいい人にしか見えなさそうな大富豪が裏ではいい感じに悪徳富豪してたので、ベン・スティラー等の従業員軍団が騙し取られた金を奪い返すべく泥棒する様は思いっきり感情移入しながら楽しむことが出来たのですが、コメディ映画と考えれば一体どこで笑えばいいのかいまいちピンと来ずで・・・。

かと言って正統派の泥棒物にしてはユル過ぎでしたので、まあ楽しめたことは楽しめたのですが、良作と言うには何かが足りなかったような気がしてならない作品でしたね。
ベン・スティラーとエディ・マーフィの2大コメディ俳優初共演作と言うことで、ちょっと笑いのハードルを上げ過ぎたのかもしれませんが、もう少し笑いどころを増やしてほしかったなと。

まあでもユルめとは言え泥棒物のツボはしっかり押さえていましたので、それなりには楽しめる作品だったかと思います。
高級タワーの最上階に住む悪徳富豪の大金を強奪すると言うシチュエーションも悪くはなかったと思いましたし。
その強引な手段、ユルさに関しては、かなり好みが分かれるところかと思いますが。
まあ従業員軍団も悪徳富豪もFBI側もしっかりキャラは立っていたので、普通にと言うかまずまずは楽しめること間違いなしでしょう・・・でも、それ(まずまず・普通)以上にはなり得ないのもまた確か。

私的には、どちらかと言えば強奪劇が始まるまでのシチュエーションを整える前半の方が楽しめましたかね。
で、結局前半の展開が秀逸だったと考えれば、後半活躍するエディ・マーフィが思いのほか機能していなかったのかなぁ・・・。

ヴァル