「「調子乗ってると、しまいには~するぞ!このやろう!」と誰かに言ってみたくなる映画。」アウトレイジ ビヨンド Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
「調子乗ってると、しまいには~するぞ!このやろう!」と誰かに言ってみたくなる映画。
いつものたけしさんの映画は、どちらかというとやられる方だけど、本作はやる方だった。
やっぱり、守備より攻撃の方が面白いと思う。
それに加えて、勧善懲悪的な感じと、復讐、それに下剋上的な要素も入っていてよかった。
でも、野球に例えれば、フリーバッティングというか、バッティングセンター的感じが、やや不満だった。
やりすぎと、うまくいきすぎのところがちょっと変。
実際の試合では、そんなにうまくいかないはず。
ましてや相手は関東最大の暴力団、警察もいるだろうし、調子に乗っていると、逆に、この映画で加瀬さんの演じている石原(今回は小物ぶりがすごくて笑えた。)のようになりそうな気がしてしょうがなかった。
でも、全体的には前作よりよかったし、以前やっていた「TAKESIES’」や「アキレスと亀」みたいなヨーロッパ映画風の感覚的映画より、全然いいと思う。
ギャング映画(やくざ映画ではないかな?)が一番得意なのだから、やめるとか言わないで、どんどん作っていただきたいです。
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