「罵り合いが素晴らしい(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ」アウトレイジ ビヨンド 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
罵り合いが素晴らしい(=´∀`ノノ゙☆パチパチパチ
前作『アウトレイジ』で、北村総一郎演じる山王会の会長を殺して、対立する組の組員と相打ちしたように見せかけて三浦友和扮する加藤が会長になってから、その内幕がどんどん暴かれていくという話。
とにかく関西の花菱会の組員とのやり取りが素晴らしくおもろいキャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
そして大友組長を裏切って山王会の若頭に就いた加瀬亮扮する石原の、前作とは打って変わってうろたえて怒鳴り散らしてるのもヾ(≧∀≦ )ブハハッ!!ヾ(≧∀≦)ノブハハッ!!( ≧∀≦)ノブハハッ!!
「チンピラ1人取れねえってどういうことだよ!!!」
Σd(゚∀゚d)イカス!
まずは片岡は山王会の幹部3人組を使って、花菱会と手を組ませて山王会の加藤を倒そうとするも花菱会はそんな何の得もないことに加担するはずもなく加藤に報告してあっけなく露見。
そこで片岡は死んだと思われてた大友組長を使って、さらに前作では対立関係にあった木村と手を組ませて花菱会に杯を貰いに行こうとする。
木村の子分の桐谷健太と新井浩文(・∀・)イイネ!!
バッティングセンターで柄の悪い客を脅したり、大友に「お前等道具持ってんのか?」「はい!」「出すなよヾ(゚Д゚ )ォィォィ」
≧(´▽`)≦アハハハハハ
ホテルで山王会の組員に大友が腹を刺されてうろたえるシーンも(゚д゚)イーヨイイヨー
「何かっていうと腹刺されるな・・・」
「兄貴すまねえ<(_ _)>」
「いやいや、そういう意味じゃねえんだよ(ヾノ・∀・`)」
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
そこでこの2人は山王会に襲撃をかけるが、簡単に捕まって殺される。
その仇を撃つため、花菱会に助けてもらうために杯を貰いに行く。
ところがいきなり行ってもそんなの承諾するはずもなく、罵り合いの末木村は自分の小指を噛み千切るという壮絶な指つめガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
前作でカッターで指をつめろと言い寄られるシーンと見事に対になっててΣd(゚∀゚d)イカス!
ちなみに大友は前作で左手の小指をつめてるけど、今回はできるだけ左手を見せないというさりげない演出もしてあって(・∀・)イイ!!
とにかくここの大友と花菱会の罵り合いだけでずっと見てられるワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
塩見三省の面構えも素晴らしいし、西田敏行の関西弁訛りの怒鳴りもまた゚+。゚(・∀・)゚。+゚イイ!!
そして神山繁扮する花菱会会長の大物感はさすがですな\(◎o◎)/
実際山王会の黒い噂も知ってて、何とかして潰せないかと画策してた花菱会はこの2人使えると踏んで手を貸すことにする。
ここから高橋克典扮する殺し屋が出てきて、次から次へと殺しまくっていく。
高橋克典台詞が全くないけど、それがまたいいじゃないか(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
ただここの銃撃シーン、ちょっとあっさりし過ぎと言うか物足りない(;・∀・)
特に血があんまり出なかったり、冒頭近くでも中尾彬が頭を撃たれて死ぬところなんかもちょっとリアルじゃなさ過ぎる。
至近距離から頭を撃てば頭吹っ飛ぶぞ?ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
まあそれはいいとしても、とにかくそこから山王会をどんどん追い詰めて行って、側近の舟木を捕まえて真相を吐かせる。
そこで行う拷問も、頭に袋を被せた上に電動ドリルで顔を突くという何ともえぐいやり方ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
そして加藤が前会長を殺して会長の座に就いたことを洗いざらい吐かせて、山王会にその情報を流して、お伺いに来てた加藤に石原がちくったとでっち上げて内部から崩壊させていく。
そしてついに石原を引っ張り出して大友の所に連れて来る。
そこで大友はバッティングセンターの打席に石原を縛り付けて、頭にボールをぶつけて殺す。
これが硬球じゃなくて軟球ってところがまたえげつない(゚∀゚ ;)タラー
一体何発当たったらいっちまうんだろ?
そして側近を全員殺して、加藤を会長の座から引きずり下ろす。
そこで最初は怒鳴られまくってた幹部の名高達男と光石研が、態度をころっと変えて「てめえどこ座ってんだ( ゚Д゚)ゴルァ!!」とか「金庫が空ってどういうことだこの野郎!!!1週間待ってやるから金持って来い」と威張り散らすのもまたいい感じですなo(`・д・´)o ウン!!
そしてパチンコに行って金を稼ごうとしてる加藤を尾行して、大友がパチンコをしてる加藤を殺す。
大友は花菱会は自分たちの組を復活させてくれるなんて甘いことはしないと分かってて、しかも最初から流れに任せて動いてるだけでやくざにまた戻ろうとは全く思ってない。
だから加藤の側近連中を片付けたらそそくさと表舞台から退いて、出所した時に世話になった韓国マフィアの手を借りて加藤を殺す。
これで終わりかと思いきや・・・
結局木村の組を系列に加え、さらに加藤を引退させた山王会の後見人として東京にも勢力を伸ばしてきた。
水道橋博士が言ってたけど、これは今の日本のお笑い界のメタファーとしても興味深い。
気が付いたらいつの間にか関西勢に主導権を握られてたという感じ。
そして今回の登場人物は常に2人組ないし3人組で行動してるあたりも、お笑いコンビやトリオを連想させる。
そして片岡はまだ引っ掻き回すために、生き残った加藤の側近に木村が加藤を殺したと焚き付けて、直前に形だけだと木村組にがさ入いれをして拳銃や刀を全部押収して丸腰の状態にして、その直後加藤の側近が復讐に来て木村を殺させる。
そして木村の葬式があるが、そこに花菱会の幹部連中が勢揃いで、そこに大友を焚き付けてまた抗争をさせようとして、弔問に来た大友に拳銃を渡すが・・・
その思惑を見抜いてた大友に射殺されて終わり。
とにかく一番悪い奴だった片岡が死ぬことで全部終わったわけですな(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
しかし片岡良かったな~ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
「加藤と裏切った石原に、きっちりけじめつけてくださいよ!!!」
Σd(゚∀゚d)イカス!
そして俺が一番印象的だったのが・・・韓国マフィアを演じた金田時男。
本物の迫力ってああいうことなんだなと実感した。
個人的にはたけし映画の中でも1、2を争うくらいの傑作だと思う。