「青色に見える海の色は、海底では青く見えない・・・」グラン・ブルー グレート・ブルー完全版 クリントイーストウッドをこよなく愛する棺桶片足老人さんの映画レビュー(感想・評価)
青色に見える海の色は、海底では青く見えない・・・
スキューバダイビングをやっている現役のダイバーだ。
齢は、ヒ・ミ・ツ。
地球の70%を海、海洋が占める
その海を知らないのは、勿体ない
ダイビングを始めた理由だ
昨年12月のダイビング終了後に、紹介された映画が「ドルフィン・マン(ジャック・マイヨール)」。
チラシを頂き、映画を観るつもりで都内の映画館を探した。
都内映画館での上映は終了しており、見れなかった
(現在は、吉祥寺界隈で上映中らしく、見なければならない、という衝動が、今現在ある)。
年末年始のテレビで放送される映画を探していたら、本映画:グラン・ブルーがNHKBSで1月1日5amより放送される事を知る。
当然、録画・・・
ドルフィン・マンとグラン・ブルーを混同していたのは、ご愛敬として、録画を視た。
幼少のエンゾ(ジャン・レノ)のメガネの男の子は、大人のエンゾ(ジャン・レノ)を彷彿させる。
冒頭は、白黒のモノトーン映像
文字はブルー・・・
海の底を潜ったコトのある人と、海面を泳ぐ人の決定的な違いがある。
水圧だ。
耳が痛くなる
よって「耳抜き(鼻を指で押さえ、空気を送る。唾を飲む)」をする
深度が1m深くなるごとに・・・
ダイブスーツが水圧でつぶれる(空気を入れ、調整する)
この水圧の感覚は、潜らないと分からない。
海底から水面に出る際は、海中の水圧と水面の気圧(1気圧)差ショックを受けない為に、しばらく海底で待機する(映画では、待機しないのが、気になったけどネ)。
血管内の血液が、沸騰(空気で泡立つ、勿論経験はないけど)し、空気が脳に行き、逝く・・・
地上と海底は、別世界です
太陽の光が少なくなり、光が届かない海底30mの世界は、色を失う・・・海の色は勿論だが、魚の色さえも・・・
エンゾとジャックが、水深を競う
108m・・・120m・・・
これから誕生する子供を置いて、海底へ・・・
ジャック曰く「僕は、この世界(地上)では、友達も家族さえもいない・・・」
イルカと会話するジャック・・・
ジャックは、海底でエンゾと人魚に遭っただろう・・・キット。
合掌