劇場公開日 2011年11月26日

「[過去鑑賞作品] 映像化される以前、原作が出た時に面白そうだと思い...」ハードロマンチッカー 刺繍屋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0[過去鑑賞作品] 映像化される以前、原作が出た時に面白そうだと思い...

2021年9月19日
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[過去鑑賞作品]

映像化される以前、原作が出た時に面白そうだと思い小説を購入したのですが、読む機会を逸してしまい、未だに積んだままになっています。

そんなわけで取り敢えず映画の方を先に観てみました。

容赦無い暴力描写は"ディストラクション・ベイビー“を彷彿させるもので(実際には作られたのは逆ですが、僕が観た順番は逆だったもので…すみません)

大好物でした(*´艸`)

どうも僕はバイオレンス描写がある作品が好きみたいです(*´д`*)ハァハァ

自伝だから終わり方がどうだとか、いろいろ言われていますが、元になる小説からして"自伝的小説"で完全なノンフィクションじゃないんですよね。
で、映画化するにあたり、時代も現代にしたみたいですしね。
“自伝的小説“=自伝的要素とフィクションの要素が混じり合っている小説の形態の事ですね。
そんなわけで、面白くするために話を盛ってはいると思うのですが、そのわりには、終盤のやり取りや登場人物の行動理由など、描写が足りないのか僕の理解力が足りないせいなのか、よくわからない点がいくつかあったのが残念。

ただ、主演を務める松田翔太さんは好きな俳優さんですし、グのキャラクターもストーリーとしても面白かったのです。

それを補うためにも原作を読んでから、また観てみたいとます。

結局、原作未読のまま再鑑賞しましたw

主人公のグーを含め登場人物には在日韓国人が何人かいるのですが、その心の内を吐露するシーンの台詞がさりげないのが良いですね。

変に湿っぽくせず、行動という形で表現されているためにより一層重く心に響いてきました。

このような一面もある作品ですが、エンターテイメントとして楽しめる作品ですね。

終わり方は微妙ですし、暴力シーンが結構あるので苦手な方も多いかもしれませんが、キャストは豪華ですし(中でも中村獅童さんの怪演が光っていました)松田翔太さんが何と言っても格好良かったですね。

2度目でも楽しめましたよ。

刺繍屋