「ステイサム版「ダーティハリー」」ブリッツ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ステイサム版「ダーティハリー」
警官ばかり狙う連続殺人事件が発生。はみ出し刑事ブラントが犯人を追う。
ジェイソン・ステイサム主演のアクション。
ステイサムが演じるブラントは、犯人逮捕の為なら法スレスレの暴力捜査もいとわない“あぶない刑事”。タフでワイルドな役柄はステイサムにぴったりだ。
そんなブラントとコンビを組むナッシュが、ゲイの新任巡査というのがユニーク。
当初はお互いソリが合わなかったが、ブラントはナッシュのキレる頭に、ナッシュはブラントの熱い正義感に、次第にお互いを認め、犯人を追い詰める。
二人が追うのが、“ブリッツ(=稲妻)”と名乗り、マスコミまで利用する愉快犯。
犯行は残虐で非道。
ブラントの警察仲間や友人の女性巡査にまで牙を剥く。
ブラントの暴力捜査はマスコミに叩かれる。
犯人を一度は逮捕する。が、証拠不十分で釈放される。
怒りが爆発したブラントとナッシュはある行動に出る…。
ステイサム・アクションと言うと、破天荒だったり、エロがあったり、ブッ飛び過ぎてナンセンスだったりするが、本作はなかなかにシリアス&ハード。
ラストはきっちり落とし前をつけ、その姿は「ダーティハリー」だった。
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