007 スカイフォールのレビュー・感想・評価
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やっぱり最初に観たピアース・ブロスナンには負ける
けっこう評判いいみたいだけど自分には合わなかった笑
唯一よかったのはオープニングぐらい?!
テーマ曲にあわせたスカイフォールの歌はかなりかっこ良かった!
あとは特に特筆することもなく退屈な2時間だった。
なぜこれが高評価なのか理解に苦しみますが、まぁそういうものが当てにならない良い例だった。あくまで私的感想。
世代交代?
上質なアクション映画。
話が特に難しいというわけでもないが、だからといって単純なスパイ映画でもない。
この作品に良い味を出していたのは、ダークナイトのジョーカー並みに狂気に満ちた悪役を演じたハビエル・バルデム。
彼の表情や特質な語り口調は、よくある復讐心を持った悪役をより一層 謎に上品にしていた。
007というよりジョン・ル・カレ
007シリーズの熱心なファンではないのですが、本作面白かったー!
007というよりジョン・ル・カレ(「裏切りのサーカス」の原作者)っぽい感じがした。
マカオとか軍艦島(?)のシーンなんかル・カレのスクールボーイ閣下に似てる!!!と思った。
007で他のスパイ小説と出会えるとは…。なんか新鮮!
(ル・カレのファンの勝手な思い込みかもしれません。すみません。)
サム・メンデス監督の「ロード・トゥ・パーディション」を観て以来、この監督にハードボイルド系のものをもっと撮ってもらいたいなあと思っていたので、それもちょっと嬉しかった。
スカイフォール自体の感想は
・Mがモテモテ。(今回のボンドガールはMってことでしょうか?)
・Qがキュート。
その他
・アデルの歌も素敵。
・映画のキーアートや広告のデザインがとても良かった。
作品本体だけではなく周辺の仕様も大作感をたっぷりで、やっぱりこのシリーズには続いて欲しいなあと思いました。
Skyfallの意味
映画のテーマとして、裏切られても自分の信念を持って正義を貫くということがあるように思うのですが、SKYFALLという名称には何か意味があるのだろうかと調べてみると・・。
ただ生家の名前がSKYFALLということではないんだろうなと思ったので・・
ラテン語の’Fiat justitia ruat caelum’(天国が落ちてきても正義を貫け)になぞらえていると書いている方が居ました。それだと "Let justice be done though the heavens fall."になりますよね。sky fall...heavens fall...
そして、アデルの歌詞
Let the sky fall, when it crumbles
We will stand tall
Face it all together
(空が落ちてきて、崩れ去っても
我々は胸を張り
皆で立ち向かおう)
やっぱりそういうことなんですね。
SKYFALLだけでは天災みたいなイメージですが、オープニングの歌も合わせてテーマを語っているとは見事ですね。
そしてエンディングには文字通り SKYFALLが崩れ落ちるわけです。
オープニングにも暗示されている通り、敵であるシルヴァは正にボンドの影の部分であり、もう一人のボンドであったというのも良かったと思います。
ボンドの強さは、生家であるSKYFALLで獲得した下敷きがあり、その場で再度全てを失い、しかしそれでも自分の道を行くと新たなMへ誓うシーンで幕を閉じます。
本当に綺麗に設計された映画だと思いました。
ボンド立ちを真似すべし!
ジェームス・ボンド生誕50周年の第23作。
特にアクションが凄いです。正に満身創痍。
傷だらけです。
脚本はスパイの醍醐味と言うより、
その在り方そのものをテーマにしています。
お気に入りのスパイグッズは少し肩すかし。
ここが個人的にはマイナスかな。
でもこの作品は過去作品の中で最も男臭さがにじみ出てます。
特にダニエル・クレイグの立ち姿のカッコイい事。
仁王立ちしたボンドの後ろ姿は男子ならば必ず
真似したくなる、まさに男そのもの。
私も無意識に仁王立ちしたくなります。
とにかく見て損なし、ボンドの活躍を見逃すな!
アストンマーチン
ダニエル・クレイグは本当にスーツの似合う俳優だと思う。
どれも格好の良いスタイルであったが、やはりオープニングの列車のシーンだろうか。
列車に飛び乗り、カフスを直す。
カッコイイ!!
他にも車から降りる時にすっとスーツのボタンを留める仕草がなんとセクシー。
今回はあの人が実質なボンド・ガールなのでボンドの格好よさ、セクシーさが際立ったと思う。
そして今作はなによりハビエル・バルデム!
悪役が主役を食うなんてのはよくあると思うが、今回がそうなのかも、と。
登場シーンの奥から手前まで歩いての長回しなんて格好良かった。
ハビエル・バルデムが格好良すぎてうっかりノーカントリーを見ちゃってよくわからないという体験までしてしまった。
ラストのボンドのスイッチの入り方には笑ってしまった。
生家をどんだけボコボコにされても火を付けられても感情の起伏のないボンド。
しかし、愛車アストンマーチンをシルヴァに破壊された時の「オマエ。それに手を出すわけね?OKわかった。やってやる。」的なキレ方。あれだけでもこの映画を劇場で見た価値があった。
ダニエル・クレイグの渋さは健在!
ダニエル・クレイグが007シリーズ、ジェームスボンドを演じる3作目の作品。
1作目、カジノ・ロワイヤルを見て以来すっかり本シリーズの虜となった。
さて、本作品の前半では、MI6の所有するNATOに関する機密情報が盗まれ、
ボンドがそれを取り返すべく任務に当たる。しかし、任務は失敗に終わった上、
ボンドは銃により負傷する。
ボンドはMI6から退く形となるが、MI6本部が何者かによりテロにあう。
それを知ったボンドは現場への復帰を決意するが、能力テストでは、
かつてのものとは程遠い結果であった。
(このあたりのシーンは世代交代をほのめかすシーンもあり、どこか悲しいものだった。)
更に、MI6及びMのシステムがハッキングされており、
犯人確保へのミッションが下される。
舞台を上海へ移し、犯人を追うが、それはかつてMI6でMの下、
職を務めたシルヴァであった。
当時拷問を受けたときの経験からMを猛烈に恨み、その復讐の為、
一連の事件を計画したのであった。
(ここまでは比較的シンプルなストーリーであった。)
そして、後半では、Mへの復讐に燃えるシルヴァとその阻止に臨むボンドの
様子が描かれている。
(カジノ・ロワイヤルと比べやや物足りない感があるが、
ストーリーが読みやすいことが一因なのかもしれない。)
本作での結末により、続編では配役が変わるかもしれない。
そのことも期待し、続編を心待ちにしたい。
Skyfall
007シリーズ第23作
『スカイフォール』
前二作から時は経ち、007/ジェームズ・ボンドは最年長の老いぼれエージェントという設定に。
今回はMとの関係と“古いものと新しいもの”について重点が置かれています。
悪役はMに復讐を企てる、元MI6の優秀なエージェント、ラウル・シルヴァ(ティアゴ・ロドリゲス)まるで“もう一人のボンド”とでも言うべきキャラクターです。
007シリーズでダントツの狂気じみた悪役だと思いますね。シルヴァ役のハビエル・バルデムの演技力も素晴らしく、とてもいいキャラクターになっていました。
また、シルヴァの『二匹のネズミ』の話はとても良かったです。(祖母がM、本性を変えられたら2匹のネズミがボンドとシルヴァだ)
内容は前作よりも深くなっていて、老いぼれエージェント007が復活していく様が特に面白かったです。
とにかく内容が深くなり、重厚な物語と作品の雰囲気がすごく良かったです。
個人的には前半のイスタンブールのところが特に好きですね。あの乾いた感じと、最初からクライマックスなアクションが良かった。
ストーリーがしっかりした007てところでしょうか。
QやMも“世代交代”をし、マニーペニーも登場し、『カジノロワイヤル』『慰めの報酬』そして本作『スカイフォール』を通して、ようやく新しい007シリーズが完成。
原点回帰を果たした007
これからが実に楽しみです。
オープニングの美しさ
オープニングが正統派007という感じでまず魅せてくれます。
ダニエルクレイヴは、やはり恰好いいですね。
今回はちょっと情けない感じが、さらに高ポイント。
敵役のハビエルバルデムは鬼気迫る演技で恐ろしかったですが
狂気のキャラクターとしてはもうちょっと何か欲しい。
列車から車そして徒歩へ
OP映像は神秘的で良かったです。
なかなかダイナミックなアクションが繰り広げられ、まったく飽きさせません。1時間ぐらいは。
こっからだろっていうときにどんどん地味になっていきます。
なんで数作ぶりにやっと出たスペシャル武器搭載のボンドカーを停車させたまま使うんでしょうか。
…車は走らせてナンボだろうがぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!
なんなら水の中でもいいよ!!ただの銃置きじゃねぇか!!
敵のボスもあの火だるま屋敷でボンドとタイマンして最期爆死みたいなね…そんなのを期待してたんですよ。
そしたら地味~なおいかけっこ始まって、背後からナイフ投げられて死にますからね。
KKKKKKKKKKK…KNIFE!!!!ナイフて!!背後て!!
伏線張ってたか知らんけどもっと他にあんだろ!!
シリアスなのは大好きですが、「アクション映画」にしましょうよ…
日本人の映画の好みは・・・
レビューとか見ていると、
日本人はだいたいど派手なだけのアクションものか
あからさまな感動ものか泣けるものか
変わったものが好きなんだなと
思いました。(私も日本人ですが)
この映画の感想でなくてごめんなさい。
この映画は私はすごく面白くて好きでした、
何度か観に行ったくらい。
今まで007はテレビで何度観ても興味が湧かなかったのに・・・
不思議なものです。
ただ、Mが死んでしまったのはさみしかったです。
ハビエルがかっこいい
まず、前情報なしにいったのでMの死はびっくりしました。しかも逃げ切ったのに、そこで死んじゃうのか!というタイミングで・・・。
そして、ダニエルクレイグ満たさに007を見ているといっても過言ではないわたしですが、ハビエル・バルデムのかっこよさにやられました。
いっちゃってる感じと、色気があいまって、ほんとうに格好よかった。
ストーリーとしては、どんどんと今までの作品とくらべて(そんなにみていないですが)、憂いを帯びていく007が、個人的にはよいです。
また、肉感派というか、アクションがこれまた、どんどんすごくなっていってる気が。
バイクで追いかけるシーンはすごかったなあ。
シナリオ破綻
映画はシナリオが基本と考えます。どんなに物理的に破綻した荒唐無稽な物語でも、物語としての「筋」が通っていることが肝要と考えます。
「スカイフォール」シナリオの破綻
①ボンドの走行列車上の任務遂行時、マネペニーに狙撃を指示したMの判断。もし相手が落下していたらファイル回収はどうするのか。あのような「物」は自然界への埋没を期待するものではなく、原則回収が義務づけられている。状況判断、指示としてあり得ない。→ 非現実的
②戻ったボンドを、適性検査が「不適格」でありながら同じ任務に復帰させるぐらいなら、最初からボンドに全面的に任せているはず。Mの自宅での二人のやりとりで、ボンド自身が指摘しているが、Mの言い訳の「緊急事態」は①の観点で破綻している。まして、実際にファイル内の潜入エージェントが暗殺されている設定は①の判断ミスを物語るというジレンマに陥っている。後のM後任者とのやりとりや査問委員会でのMの強気は滑稽でしかない。
③死にぞこなって現実逃避、自暴自棄、堕落の生活に陥っていたボンドが、偶然TVでMI6爆破事件の報道を見て戻るという設定 → 陳腐
④ボンドが島に乗り込み敵を逮捕する場面。元エージェントがボンドの身体検査をしないわけがない。捕まるための罠であっても、逆に身体検査をされないことで疑問をもつのがボンドの力量。ボンドが無線機をかざし味方ヘリが上昇する場面のボンドは滑稽でしかない。(疑問を持たず指示されるがままに演じる役者って…)
⑤MI6のMの執務室を爆破する力を有する敵が自らつかまる意図が不明瞭。捕虜の苦しみや自害カプセルの後遺症を披露する「恨み言」のためなら、冷酷キャラと矛盾。脱走して査問委員会でMを銃殺するためという理由なら訳がわからない。「恨み」ならいつでも暗殺できた。
⑥脱走方法が不明。→ 雑
⑦逃走場面(追跡場面)。「罠」のためだけの、お決まりの地下鉄設定。→ 陳腐
⑧逃走場面の「罠」。爆破によりボンドに突っ込んでくる走行列車。爆破を「外した?」の台詞が滑稽。運転手や乗客が見えない。テロリストが「回送車」を選んだ?「回送車」の時間に「罠」を合わせた?あり得ない。阿鼻叫喚を端折ったとしか思えない。ってか、ずばり不要なシーン。
⑨敵を迎え撃つための準備や方法が陳腐。老人の素性も不明瞭。挙げ句の果てに「こんな家」という陳腐な台詞でプロパンガス爆破、最後はナイフって…どこが「Mr.ボンド」の任務遂行なのか…
⑩Mの死(心臓麻痺?銃弾や破片だったとしても同じこと)。ずばりボンドのせい。査問委員会の現場から逃げおおせたのだからMI6に匿ってもらっていればMは死ななかった。生身を晒している、殺されるという恐怖、そこそこ高齢なのに寒い夜を長距離半走り…想定内でボンドがMに課したようなもの。→ 破綻
面白く、かっこいい!
ストーリーは割とシンプルで、聞いてたほど深みはない。ただ、映像、音楽など十分に楽しませてくれる。伝統に裏打ちされつつも、お洒落で今風なテイストもあり、なによりダニエル・クレイグが細身のスーツ着て仁王立ちする姿がかっこいい。廃墟の島は、長崎の軍艦島だそうだ。
全237件中、141~160件目を表示