ヒミズのレビュー・感想・評価
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添加物たっぷりのお子様ランチ
原作は未読。
本作は確かに園監督の作品ではある。
園子温監督は安易な方向にバカバカしく進んでいける監督である。
それは過去の作品を観ても分かる。
その臆面もなく堂々と進んでいくのが園子温たる所以。
しかしこれはひどい。
バカバカしい通り越して、幼稚。
「恋の罪」の一番クソみたいな部分を残して、もう一回「愛のむきだし」やりました、みたいなリアル感ゼロのファンタジー。
こんなに物語の進め方や伏線の張り方や回収の仕方が、べたべたで汚く、しゃべりすぎて、説明的過ぎて、見苦しいったらありゃしねえ。
まさしく泥まみれ。
お得意の家族と擬似家族は今回テーマの一つなので、細かく描かれているが、いちいち言葉で説明しすぎで、幼稚。
しかし、さすがにダメだと思ったのは、言いたいことはわかるが、震災の地を背景に、頭に銃を突きつける少年の絵。
さすがにこの絵を撮ってはイカンだろ。
今回主役が中学生の設定ということで、まあ、お得意のエログロは抑えてはいるし、ラストでキスどまり、というのもヤってしまうよりかは遥かにいい。そのへんは大人だった。あそこはヤらないほうがいい。
しかし誉めるのはそこだけ。
主役2人には、申し訳ないが、新人賞は本気のビンタを食らった2人への同情票だろう。
「紀子の食卓」と「愛のむきだし」はまぐれだ。
この落差はそこまで思わせるほど大きい。
悲惨な家族と暴力の中で「普通」に生きようとする少年の挫折と希望の物語。
監督:園子温
制作年:2011年
制作国:日本
メインキャスト:染谷将太 二階堂ふみ
ベネチア国際映画祭 新人俳優賞
【あらすじ】
悲惨な家族と暴力の中で「普通」に生きようとする少年の挫折と希望の物語。
生きる目的を失う中で街を徘徊し、現実に暮らす大人達の姿を直視して絶望と混乱を感じていく主人公の姿を描く。
【感想】
面白かったです。
耳障りの良い「がんばれ」という言葉と、藻掻く人間が求める「普通」の願いとの落差に違和感を感じつつ、絶望の底から未来へ向けて困難を受け入れる男女の姿が希望を感じさせる作品でした。
ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
園子温
病気にかかってるだけ、自分の中のルールで見てるだけ、というのは本当に救いになる言葉だと感じた。これらの言葉とラストシーンは、これから何度も思い出すだろうし、危ないときには意識的に思い出そうと思う。でも、この映画を見て色々考えたし救われるような思いもしたけど、ピザの配達のシーンが1番心を動かしたし、そのシーン以降少し気分が悪くなった。両親との仲は良いし、主人公2人を見たら自分は今幸せのすぐ近くにいるんだってわかってはいるんだけど、「ヒミズ」を見終わった後も、あいかわらず、つらい。
悲惨すぎる。。
悲惨すぎて見てられない。
世の中でニュースになっている事件で、実際の背景が報道されないと
ただの少年Aになってしまう子供にもこんな背景がきっとあるのだろうと
想像させられる映画だった。
世の中には一定数クズな親は存在するし、子供はどうしたって
犠牲になってしまう。もし子供にもっと知識があれば
あんな風になる前にもっと手が打てたのではとか、
あんな状況でも心配してくれる人がいるなど、
中学生にはなかなか気づけないだろうな。
ましてや、ケイコが毎日来てたり泊まったりすることに
彼女の家庭を気にかけてあげるなど到底無理なことだ。
住田はもちろん悲惨ではあるが彼女もなかなかなものである。
住田の罪はおそらく情状酌量の余地はあるとは思うが、
普通の女の子であれば、住田が当分出てこれないと考えると
しばらくは自分の拠所がなくなることの不安は決して小さくないと思う。
そう考えると。
そう考えればケイコの警察への相談は決して生半可の覚悟ではないはず。
住田のどうにもならない自分の苦しさもさることながら
ケイコの住田に対する愛情の描き方も非常に良かったと思う。
あと20分短くまとめられたとは思うけど。
途中ダラダラした感じが興ざめしそうになった。
被災映像の「とってつけた感」と、若干のピンボケ感。
「愛のむきだし」は大好きなんですよ。原作モノだけど、新宿スワンも。「地獄でなぜ悪い」は、受け付けなかった。
公開当初から、「見ねば」と思っていた本作。重いことは重々、覚悟の上でしたが、なんというか…想像以上の重さ。というか、重苦しさ。
たとえば父親役の光石研の登場シーン一つ取っても、わざとらしくうなだれたり音楽かけたりせず、淡々と描いた方が…と思ってしまった私は、フランスあたりのフィルムノワールが性に合ってるんでしょうね。
原作を読んでないので何とも言えないけれど、苦しい環境と被災と悪人と犯罪と通り魔とボーイミーツガール的な要素が、いわゆる「ごった煮」の状態で、ロンパリというか、ピンボケ感を起こしてる気がする。被災地の映像を使わずに「被災」を描けたらスゴイのかな?なんて、素人考えだけど思ってしまう。最初と途中と最後にそれを持ってくるのが、なんだかイヤらしく見えてしまうのよね。ヴェニスのゴンドラでプロポーズしたかったのは分かるんだけれども。力業というか、同情票狙いというか。
さんざん書いたけど、染谷くんは上手いです。染谷くんの美貌が唯一の救いでした。
心に残るメッセージ性大の映画
頑張れ住田!
最後までずっとそうやって励ましたい。
自分はありがたいことに優しい親と収入の安定した家庭に生まれることができましたが、世間には見えないだけで、こういう家庭が結構あるのだということを改めて感じました。
そう思うと、簡単に文句も言えないなと。
「お前いらないんだよ」
「あれいらない」
実の親なのに人間としてさえ見てもらえない。
死ねと言われる。
そして、自分の父親を殺めてしまう。
そんな状況に置かれても死ぬことなく、世の中に蔓延る犯罪を止めるべく自分のオマケ人生を捧げ、最終的に自首の道を選ぶ住田と茶沢。
偉い、偉すぎます。
自首というラストだからこそ、ただ社会的な弱者の話だけでなく、希望を見いだせていると思いました。
震災を絡めた構成も良かったです。
当時の暗い日本に、日本は必ず復興できるし、弱い立場の人達にも希望があるということを伝えたかったのではないでしょうか。
園子温ファミリー大集結といったようなオールスターキャスティングでしたが、なんと言っても主演の2人が素晴らしかった。
染谷将太の生き辛そう苦しそうな様子は役に入り込んでいて、本当に心を動かされました。
父親役の光石研さんも良いおじさんといった感じで大好きな俳優さんなんですが、今回はクズオヤジを熱演されていました。
ほんの少しの吉高由里子も良かったし、色々な事情でボート屋の周りに住み着く彼らも鬱陶しいながらも愛らかったです。
絶望しかないような世界だけれど、必ず希望を持てる将来が待っている。
たとえそんな将来じゃなくても、生きてていいんだという元気のもらえる作品でした。
今、大変な時こそヒミズに元気をもらいましょう。
主演二人の演技にただ脱帽。。
ストーリーは基本的には原作通り。
とはいえ、細かな設定は変えられている。しかも、より絶望度の濃い方向へ。茶沢の家庭環境とか。この辺り、さすが園子温監督。
とにかく主演二人、特に住田役の子の演技が凄まじい。くだらない設定(脚本)の邦画が多い中、このストーリーでこの熱演は本当に脱帽した。「スゴイ!!」の一言。
※ここから先はネタバレあり。
ラストはほっとした。
原作読んでラストが一番納得できない展開だったし。何故あそこまで救いの道がある中で、自殺で終わる??と本当に納得いかなかった。映画では出てこない、あの黒い怪物のせいかもしれないが。
また、舞台が福島、しかも震災後の福島になっていたのが興味深い。ラストもこの舞台あってこそだろう。仮に震災が無かったらどういう映画になっていたのか?おそらく全然違う展開になっていたはず。もっとも、震災が無ければ、園監督はこの映画を撮らなかったのかもしれないが。。
最後の「ガンバレ!」は、絶望から希望を見出した二人が発するからこそ響く言葉。間違いなく「現代の若者」と「被災した人達」に向けた言葉だろう。普通は頑張っている人にはこの言葉は使えない。頑張ってる人に、それ以上頑張れなんて言うのは酷なので。しかし、この映画の二人ならば許される。そういう展開に敢えてしているように思える。
「ガンバレ!」=「生きろ!」というメッセージ。
とにかく、今絶対に観ておくべき映画。
被災地での撮影
住田にはDVの父親(光石研)がいる。蒸発していたのに600万もの借金を背負いながらも、突如現れては母親(渡辺真起子)が留守のため、祐一に金をせびる。金がないとわかると、殴る蹴るの暴行を加えて祐一を痛めつける。そんなことの繰り返しだ。そして母親は男を作って家を出て行ってしまう(相手がモト冬樹というのはいただけないが・・・)。
暴力を振るうのは父親だけじゃない。借金の返済をせまる金子ローンの社長(でんでん)と谷村(村上淳)だ。子供に言ってもしょうがないのに、容赦なく暴行を加える。祐一の性格なんて、かなりひねくれ者。幼少の頃から痛めつけられてきたせいだろうか、痛めつけられても身体的・精神的にも逞しくなっている。学校での発言なんてのもかなり皮肉屋だったり、結構かっこいい言葉を吐くもんだから、茶沢景子は住田語録を作って、壁に貼りめぐらせてるくらいだ。
実は、景子の家も借金まみれ。一見して豪邸のようにも思えるが、かなり荒れていて、いつ自殺してもいいようにと絞首台を夫婦で作ってるという異様ぶり。ここでも母親(黒沢あすか)のDVがあった。そんな不幸のどん底にある景子だからこそ、DVまみれであってもたくましく育つ祐一に憧れを抱いたのだろう。
監督秘話では、撮影直前に発生した3・11の東日本大震災を受けて、台本を大幅に変更した。被災地である石巻市での撮影も行い、効果的に使われていることは確か。ボート屋の周りに住む被災者たちも、放射能のことも気にせず仲間としてくれる中学生の住田を尊敬している様子だ(ちょっとコミカルなキャラだが)。この被災地の映像をそのまま使っていることも賛否両論の原因となっている・・・絶望の中でも生きていく勇気を持つというメッセージは感じられるが、基本はDVや暴力・殺人だから・・・
基本的にはDVを中心に、人を人とも思わぬくらいに暴力まみれとなっている世の中を何とかしたいと思うようになる祐一と、愛を持って彼を救おうとする景子の世界。ついに耐えられなくなった祐一が父親を殺してしまってから、世直しのため、包丁を紙袋に入れて街を徘徊する。皮肉なことに、殺した後で被災者の一人・夜野正造(渡辺)が住田の借金を返してしまった事実を知らされる。しかも、夜野が金を手に入れたのは、スリのテル彦(窪塚洋介)と知り合い、闇の金を強奪したのだ。しかもテル彦は相手を誤って殺してしまい、死体を処分するとき夜野をも殺そうとしたため、逆に夜野がテル彦を・・・強奪するときにも部屋に女の死体があったし、もうハチャメチャ(笑)。
結局は父親殺しのことを景子が知ってしまい、自首を勧め、夜明けに一緒に走って警察署へと向かう。清々しい・・・と言っていいのか?
暗いけど、好きな映画。
借りてきて、何回も見てしまった。
人それぞれ色んなことと戦って、
もがいて苦しんでいるんだと。
そこで、手を差し伸べてくれる人がいたから主人公は救われたのかなって思う。
ほんとは、父親殺してしまう前になんとかなったら良かったけど…
ただただ胸くそ悪い
主人公の生い立ちが悲惨すぎる。
父親も母親もくず。
そして被災する。
同級生の女の子に好かれるも女の子にも殴る蹴るの態度。
そしてその女の子もまた家庭環境がやばい。
そして主人公の男の子はいよいよ父親を殺してしまう。
ふつうに生きるのをあきらめた高校生の男女。
東日本大震災をからめていることもありフィクションとして見れなかった。
圧倒
長回しが多く、良い緊張感が出てた。息を呑むようなシーンもいくつかあった。
ヤバイ人が多く登場してくるが、そのヤバイ部分は共感できるもので、とても惹き付けられた。
後半、茶沢が主人公の住田に未来のことを語っているシーン。今まで普通の生活を望んでた住田だが、それが難しいと悟り死のうとしていた。そんな時に、自分には明るい未来があり、そして次の世代へ受け継がれていくのだという実感を得るというシーン。(私はそう感じた)
非常に感動的で印象に残った。
普通に生きる、ということ
主人公が望んだ普通に生きるということ。
子供を愛する健全な両親がいて、
生活する最低限の収入があり、
高校卒業頃まで普通学級に通える健康があり、
自身も世の中から拒絶されない程度は健全さに
(見た目と対人スキル)恵まれた人間であること。
ソレって物凄くハードル高くないか?
両親がいないなんて余裕でそこら中にある。
貧乏だって進学を躊躇うレベルは知ってる。
普通学級には通えたけど入院手術繰返した。
何が理由か曖昧ながら、虐めにも遭ってた。
ヒミズの2人は、親にも愛されず、居場所も将来を描く余裕もなく、それなのに主人公は普通に生きることを望んでいるんだが…その、普通ってナニ?
羅列したようなことを普通だとすると、結構ハードル高くないか?でも、そういうの全部持ってる子はソレらを普通、だと思ってるぞ?
とにかく親が異常だったが、あるんだろうな。
未成年の死亡のニュースで聞く話は、大抵がそんな背景を思わせるもんね。
光石さん、黒沢さんを嫌いになるかと思うくらい演技力ありすぎて苛々したわ。
辛い生育環境に置かれた子供たちに、ヒミズみたいな血縁と無関係に周りに支えてくれる仲間がいますように。
陽を見るために
主人公住田は、ただ普通に暮らしたいと願う中学生ですが、平和に生きることすら出来ない劣悪な環境に置かれています。クズから産まれても、自分はクズにはなるものかと意気がっています。しかし父親を殺してからは、自身の中にも「クズ」の血が流れているのかと失望し、ヴィヨンの詩のように、見た目で善悪くらい区別出来るさと、社会の「クズ」を殺しに街へ繰り出します。
住田に好意を持ち、彼を見守る茶沢の家庭環境も同様に劣悪です。彼らの親達は、計画性がないのか、自分達の結婚生活の維持ためだけに子供を作ったのか、結婚が破綻したからお前達は要らないという、とにかく無責任な大人達です。
特に思春期では誰にでも、取り巻く大人達や社会の「クズ」な側面ばかりに目がいく時期があると思います。住田や茶沢の家庭ほど悲惨な状況でなくても、role modelとしたい人物を見つけることも、夢を描くことも難しいでしょう。けれど、夜野のように、自らの危険を顧みず影ながら若者の未来を死守したり、ホームレス仲間達のように、出来ることから助け合おうとする大人達に、見えない所も含めて支えてもらっていることや、世の中「クズ」ばかりではないという事実は、少なくとも住田の目にはなかなか映りません。また、外の世界をどんなに客観的に見ようとも、そこに必ず自身の心のフィルターがかかっていること、ヴィヨンの「唯一理解出来ない自分」の目を通して分かったつもりでいる矛盾にも気付きません。
絶望から彼が救われるのは、同世代の茶沢と同じ愛に溢れた夢を想像し、必ず立ちはだかる壁を乗り越える覚悟が出来た時です。
それまでは担任教師の「夢を持て」や母親の置き手紙の「がんばってね!」などの陳腐な言葉は、他人事のようで全く響きません。しかしラストの「頑張れ」は、障壁を覚悟した者には届くのだと思いました。
どんな絶望的な状況においても生きるために希望を作り出さなければならない、というサルトルの思想を思い出しました。
「住田、頑張れ〜!」の叫び声と共に流れる音楽は"Platoon"のテーマ曲です。被災地もそうですが、目先の利益に眩み軽率な判断で生み出された「戦場」から、本来罪を背負う必要のない若者達が抜け出すための応援歌のようでした。
これが漫画とは…
漫画で描かれたとは思えないストーリー。寄生獣の染谷くんの演技をみて、興味をもった作品。ヴェネツィア国際映画祭で新人賞を獲得した二人の演技に圧巻されます。最後は死んでしまうかと思ったけど、安心した。
震災後の空気
震災から5年が過ぎてからhuluで見た。原作は未読。愛のむきだしをみて園子温に興味が湧き、恋の罪、冷たい熱帯魚を鑑賞。どの作品にも共通するテーマがある。どれもエンターテイメントとして、わくわくできる面白い作品であると同時に、生きることの痛さ、難しさを強烈に示す。ヒミズにも共通するところがあるが、最後に提示されるものは違っている。園子温監督が、希望に負けた、と言っているように、この映画には震災後日本を覆っていた空気がそのまんま閉じ込めている。数々の素晴らしい映画がありながら、それでも新しい映画をつくり続ける意味はこういうところにあると感じる。
観終わったあとも、スミダが幸せであったらいいなと思ってしまうほど、染谷将太が演じるスミダの存在感、実在感がすごい。チャザワさんも。
重いです。なんとも言えないが最後に救われた。
こんな家庭事情の子供なんて私は経験してないし、まわりにもいなかった(はず)だけど、こんな人生だったらかなり腐ってしまうだろうなと本当に思ってしまった。
ツッコミどころは色々とあったけどとにかく最後に生きる目標をもって次に進む一歩を踏み出したことに安堵した作品でした。
ツッコミどころとは、まずあのヒロインがなぜ主人公をそんなに好きなのかよく感情移入できなかったのでもう少し細かく描写して欲しかった。例えば昔になにかキッカケがあったとか。
あとはヒロインが主人公にムカついたら石をポケットにいれるんだけどそれもよく意味が分からない。主人公も作中で言って気がしたが、ほんとに勝手にしろってかんじ。
なんか私は穿った見方をしてしまうのか、あそこまで落ちぶれた主人公に、女が寄ってくるって普通はないと思うのでなんかシックリこない。まぁあの子も普通ではない家庭事情なので惹かれ合ったということなのか。
でも途中で飽きることはなかったのでほんと演出は抜群なのかもしれない。すごくリアルだったのは確かである。
映画版には映画版の魅力が
観始めてしばらくは、震災絡みの背景や、キャラクターの原作との違いに戸惑った。
住田君は茶沢さんを容赦なくぶん殴りすぎだし、茶沢さんの家庭環境も親がクズすぎて酷いし、夜野に至ってはおじいさんである(原作では住田の同級生)。
しかし、基盤にはしっかりと原作ヒミズがあり、映画化するにあたっての様々な変更は吉となっている。
原作は古谷実の描くあの絵、漫画だからこそ面白いのであって、そのままコピーして実写化したら物足りないものとなっていただろう。
漫画で面白いのと、映画で面白いのとは違う。
原作が最高に面白くても、だ。
映画版は、ぶっとびまくった茶沢さんが生き生きしていて良い。
夜野やテル彦といったサブキャラも魅力的だ。
最高な作品です
救いようが無くてでも本当に幸せになって欲しくて普通って何かわからなくなって、もう本当に観てから価値観変わったっていうか普通ってなにかをいちいち考えるようになったし、いまちゃんと生きていられることがすごいって思えるようになった
幸せになって欲しいなっていつも思う。。。
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