朱花(はねづ)の月

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朱花(はねづ)の月

解説・あらすじ

「萌えの朱雀」「殯の森」の河瀬直美監督が、「万葉集」の地・奈良県飛鳥地方を舞台に、祖父母の時代に果たされなかった思いを受け継ぐかのように生きる男女、拓未と加夜子の姿を描く。古代より神が宿るとされる大和三山(畝傍山、耳成山、香具山)など、奈良の奥深く美しい歴史を背景に、人間が「生きる」ということの意味を問う。主演は、本作が長編映画の本格デビューとなるこみずとうたと、「ヘヴンズストーリー」などに出演し、モデルとしても活躍する大島葉子。

2011年製作/91分/G/日本
配給:組画
劇場公開日:2011年9月3日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

出品

コンペティション部門
出品作品 河瀬直美
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(C)「朱花の月」製作委員会

映画レビュー

1.0些細な事柄を突き抜ける何か

2011年11月12日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

「わけのわからない映画」「すっきりしない映画」は、決して嫌いではありません。むしろ、余韻を味わえ、再発見を楽しめる映画が好きです。
ですから、テツヤは自殺したのか加夜子が殺したのか、加夜子が宿した子はどちらの子だったのか、本当に堕ろしたのか、そもそも本当に妊娠していたのか、さらには彼らは実在しているのか、死者や亡霊といったものではないのか…といった諸々は気になりません。
けれども、つじつまの合わない些細な点がどうにも受け入れられませんでした。飛鳥に買い物に行った二人が、行きは歩きで帰りは自転車であるとか、川にざぶざぶと入っていく前から加夜子のスカートが濡れていて、帰りは濡れていない(もしかしたら乾いたのかもしれませんが。)とか。…子役が、成長後の麿赤兒さんに似ていない点は全く構いませんが。
松江哲明監督による「沙羅双樹」のメイキングで、河瀬監督は「「萌の朱雀」で、カットが変わると右手と左手が入れ替わっているシーンがある。でも、映画がきちんと成立していれば、気にならないはず。」といったことを話していた記憶があります。残念ながら、本作ではかなり気になりました。
スコアは、明川哲也さんの深みあるモノローグ(さすが元「叫ぶ詩人の会」です。)と、麿赤兒さんの出しゃばらない佇まいに対して、です。主役の若い三人より、麿赤兒、樹木希林、西川のりお三人のやりとりを観たかった、と感じました。

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cma

4.5愛は待つこと。ただ、それだけである。

2025年5月6日
PCから投稿

泣ける

知的

癒される

素晴らしいカメラワーク。そして役者の感情を極限にまで抑えた無駄のないセリフ。
場面展開の途中で現れる燕、蝶、猫、虫。繋がる命。飛鳥の里に藤原京から現代まで数多く繰り返された生と死と愛と憎しみ。

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こなもんや三度笠

2.5うーん

2015年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

繊細な感じはわかるんだけど、セリフが聞き取りにくかったり、いろんなことが唐突に思えたり…
私には、ちょっと合わなかった作品かも。
自分が未熟すぎて、この感じがいまいちわかりにくかっただけなのかもしれないが…

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Riko

3.0無味無臭だからこそ露わとなる恋への性

2011年12月12日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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全竜