劇場公開日 2011年10月28日

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「アイデアと脚本が秀逸。キャストも素晴らしい傑作。」ミッション:8ミニッツ アルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アイデアと脚本が秀逸。キャストも素晴らしい傑作。

2025年2月10日
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鑑賞方法:VOD

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8分間という限られた意識の時間に入り込む、タイムループという題材を練りに練った傑作。設定に若干の突っ込み所はあるものの、非常に良く出来た脚本と演出。

現実世界と意識の中の仮想世界、その世界の先にある未来を上手く表現。観る人によって解釈の変わるラストも、作品の奥深さと魅力の一つになっている。

主演のジェイク・ギレンホールの演技の素晴らしさは言うまでもなくだが、列車で向かいの席に座るクリスティーナ役ミシェル・モナハン、モニター越しに座るグッドウィン役ベラ・ファーミガも、ほぼワンシチュエーションに近い役ながら好演。

約90分と短めの尺は、何度もタイムループする展開にちょうど良く、ラスト30分で一気に正解のルートを駆け抜けるのが心地良い。

それだけでなく、心残りもクリアしてのエンド。鑑賞者によっては納得しにくいかも知れないが、個人的にはとても良いラスト。オススメ。

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アル