「強迫観念に似た不安。」ゴーストライター りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
強迫観念に似た不安。
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第60回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞の作品。
ポランスキー監督は、もう80歳ですか。
クリント・イーストウッド監督といい、素敵ですね。
元英首相の自叙伝の代筆を依頼された”ゴースト”。
その破格の製作費。
前任者がフェリーに残したBMW。
浜にうちあげられる前任者の死体。
後を付けられ奪われる原稿。
アメリカ東海岸の孤島の凍てついた冬景色。
終始降っている雨。
序盤は、洗練された映像と共に謎をまき散らす。
が・・・、中盤から、何でそうなるの?!
そんなことあるんかいな~。
すごく重要なこと言ってたから、あの人が怪しいじゃん!
に、なってしまった。
ちょっと、興醒め。
でも、良かったこともある。
最後までユアン・マクレガー演じるゴーストライターの名前がわからないこと。
国や政治への不信感の表しかた。など。
その中でも、とくにラスト。
そんなことをしたら、どうなるか・・・わかっていそうだけど、やっちゃう違和感はあるものの、見せる映像は素晴らしいと思う。
≪ゴースト≫たる所以か。
配役は、ばっちりだと思った。
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