「ラストの「コナン君展開」は勿体なかった」ゴーストライター よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの「コナン君展開」は勿体なかった
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退任したイギリス首相のゴーストライターを務めた作家が巻き込まれる暗闘を描く物語。
イギリス・フランス・ドイツ三か国共作のサスペンスですね。地味ではありますが、ポリティカル色で味付けされた極めて私好みの作品です。
前任のゴーストライターの死。犯罪なのか?敵は誰なのか?そもそも敵はいるのか?・・・主人公の緊張が、鑑賞者の私にも伝わって来て画面に釘付けになります。
ただ、ラストはやり過ぎです。前任者が原稿に暗号を残した・・・というオチでしたが、そうする理由が分かりません。政敵と通じていたのですから、普通に伝えれば良いだけです。コナン君ではないのですから、
主人公が暗号を解き、その秘密をわざわざそれラスボスに知らせる理由も分かりませんし、知らせた後に慌てて逃げるのも辻褄があいません。
上映時間95%はとても良い印象を持っていただけに、このラストの無茶苦茶は戸惑いと失望を覚えてしまいました。
私的評価は普通にしました。
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