「ひどいストーリー」ゴーストライター お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
ひどいストーリー
イギリスの元首相がCIAの手先なのかどうか、という点が焦点となる話です。
もしもこの映画制作者が誰かを告発したかったのなら、ブレア首相(……だよねたぶん)を実名で描くべきだったと思います。
訴訟に耐えるだけの十分な証拠を用意した上で、腰を据えて実名で描いていれば、これは(ことによると)素晴らしい作品になっていた……かも知れません。
が、そこまでの準備もなく作られたこの映画は、どこの誰とも知れぬ架空の元首相の、どれほど重たいのかも不明なスキャンダルのお話です。
興味の「キ」の字すら沸かぬのが当然でしょう。
というわけで、最初から最後までトホホ感が全編にほとばしる作品でした。
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