「前半は幾分退屈な展開だったが、後半は俄然面白くなる。」ゴーストライター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
前半は幾分退屈な展開だったが、後半は俄然面白くなる。
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アメリカの孤島という舞台設定が荒涼とした晩秋を余計に引き立て、暗い雰囲気のまま嫌々ながら引き受けた仕事をこなそうとするゴーストライター(マクレガー)。ラング(ブロスナン)はマスコミに叩かれて、ワシントンへと逃げるように赴き、留守となった大邸宅。大勢の記者も押し寄せる中、ゴーストは邸宅へと呼び寄せられ、島を自転車で回っているとき、マカラの死について疑念が生まれる。その晩はラングの妻と関係を持ってしまうゴースト。何だか逃げられない状況に追い込まれる。
マカラが使った車を借り、最後の行動をカーナビが教えてくれて、ある大学教授の自宅へと誘導される。マカラの残した写真などからラングと深い関係がありそうなのだが、本人はすべてを否定。家を後にすると、ゴーストを尾行する車。逃げるようにフェリーから宿へと入り、残されたメモにあった外務大臣ランカートとコンタクトを取る。その後、ラングの自家用ジェットに呼ばれ、島へと戻るが、降りた途端にラングは暗殺される。
教授がCIA局員であり、ラングもCIAに援助されて首相にまで昇りつめたと思っていたが、出版記念パーティで妹からもらったヒントにより、ラングの妻がCIA局員そのものだった!という驚きの展開。この秘密を知ったためにマカラは殺されたのだと確信したゴーストは会場を逃げるように飛び出すが、猛スピードの車にはねられる・・・終わったときの虚しさ。初稿に残されたメッセージなど、サスペンス色満載。前半のひっぱり方が弱かっただけに、あと一歩。
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