「第三種接近遭遇は陽気に行こう!」宇宙人ポール ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
第三種接近遭遇は陽気に行こう!
子供のころに描いていた夢・・・
一つは、仮面ライダーやウルトラマンのようなヒーローになること。
そして、もう一つは、ドラえもんや星の子チョビンみたいな異系の友人を持つこと。
まさにこの作品は、後記のそれ以外の何物でもない!
あの頃は、真剣に宇宙人とのコンタクトを考えていて、UFO雑誌を読みあさったり、暇があれば空を見上げたり。
純粋で、夢多かった時代を懐かしく思い出させてもらいました。
大ヒット映画の「E.T」なんてのもまさにこのテの作品で、大好きな一本ではありますが、この作品ほどの感動(?)はありませんでした。(「ポール」のなかでは、助言された作品として出てくるから、こっちのほうが元って言えば本物を超えるものはない!みたいな・・・)
今、思えば登場人物が子供の「E.T」より、実年齢に近い大人が主体の「ポール」だったから余計に感情移入しやすかったのかもしれません。
【ネタばれ含む】
なにしろ、ポールのあの人間臭さがいい!汚い言葉を使ったり、お尻を出したり、煙草をふかしたり・・・。
それでいて時々優しい瞳で見つめたり。 ETばりの治癒能力もよかったです(ラストはちょっと想像できたけど)。小鳥の蘇生シーンなんてめちゃくちゃコメディで大笑いでした。(ちょっとブラック・・・)
息を止めると姿を消せるっていうのも、まるでオバケのQ太郎みたいで。(もしかして作者は日本通オタク?)
追跡者のMIBもどきの連中もよかった。程よい笑いを提供してくれました。
あと、仲間の宇宙人とのコンタクトポイントがあの映画のあの場所っていうのもホンっとこのテの映画好きにはたまらないシーンでした!
何度見ても楽しめる最高の一本です。
そして60を過ぎたいまでも、できたら現実の世界でもUFOを見れたらな~・・・なんて、想いを巡らせてしまいます。