リンカーン弁護士

劇場公開日:2012年7月14日

リンカーン弁護士

解説・あらすじ

ハードボイルド作家マイクル・コナリーの同名小説をマシュー・マコノヒー主演で映画化したサスペンス。高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりにロサンゼルスを駆けめぐる敏腕弁護士のミック・ハラーは、女性への暴行容疑で告発された資産家の御曹司ルイス・ルーレの弁護を依頼される。無実を主張するルイスの身辺調査を進めるうちに、ミックが過去に担当した事件と今回の事件とに類似点が見つかり、そのことからミックはかつてない危機に巻き込まれていく。共演にマリサ・トメイ、ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシーら。

2011年製作/119分/PG12/アメリカ
原題または英題:The Lincoln Lawyer
配給:日活
劇場公開日:2012年7月14日

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映画レビュー

4.0運転手アルーは陰の主人公?!

2025年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

知的

ある意味、痛快な映画。
法廷での緊迫感ある場面やナイトクラブの異様な雰囲気、有人の調査員が殺害されたり。
そんな中で、雇われドライバーのアールが映画全体の雰囲気を和らげてくれてる。
最初は胡散臭いドライバーでどこかで悪者になると思っていたら最後まで忠実な運転手で時には適切なアドバイスもしてくれる。
おまけに護身用と言って預けてくれた銃のおかげで本当に命拾い。
うがった見方をして誠に申し訳無かったです。

映画を見る前はリンカーンという名前の弁護士と思っていたけれどリンカーンに乗ってる弁護士だったんですね。
調査員のレヴィンが殺されてしまったのは残念だけれどルーレ弁護士(主人公)の人脈はすごい。
あらためて人脈の大切さを感じた。
ただ知ってるとか仲が良いだけでは人脈とは言えないとこの映画を見て思いました。

最後はスカッと思わせてくれる映画だったので見て良かったと思いました。
結構、難しかったですけれど・・・
結局、おかんの息子の育て方の間違いと、いびつな子どもへの愛情がこんな結果を招いたんやねえ。

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♪エルトン シン

4.0マイクル・コナリーの作品が好きなら楽しめる

Nさん
2025年6月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ハードボイルドの雰囲気がでていて楽しめた。小説に比べると繊細さに欠けるけど、いい感じに落とし込んでいる作品だと思う。

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N

3.0愛車はリンカーン

2025年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

リンカーン弁護士というタイトルの割には、愛車のリンカーンがあんまり出てこなかった。

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共感した! 2件)
ゆうき

4.0表の顔、裏の顔。ハラハラ、ドキドキ、最後はそうくるか!そうするの?そうだったのか!

2023年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

軽い気持ちでと思ったら、ボディブローが…

「リンカーンと言う車をオフィスにしているからリンカーン弁護士」なんて、パロディチックなコメディ映画かと思って視聴。
 スタイリッシュなオープニングと軽いノリで物語は始まる。会話もユーモア・ちょっとどぎつい皮肉を含んだやりとりが軽いタッチで積み重なって…バラエティ感覚の時間を過ごせるのかなと。
 けれど、ル―レからの依頼に対して調査が始まると…。意外に真面目に調査する弁護士だったのね。そこからが急展開。
 検察側の「これぞ」と自信満々の証拠・証人を、筆舌でなし崩しに論破していく痛快感。でも、裏事情を知っている私ととしては、「それ論破しちゃっていいんかい?」とはらはらドキドキ。ああ、でも最後には、やっぱり悪は裁かれるとスカッとする展開。と思うと、さらにおまけがあって、それっていいんかい。でも背に腹は代えられぬかな。
 殺人事件で起訴されているのに、保釈されるんかい?痕跡も全部なかったことにしそうなのに。アメリカって怖い国ですね。

原作未読。かなり端折っているらしい。
 だからか、突っ込みたいところたくさんあり。自分の倫理観と合わせると、主人公にそれはこだわるのにこれはこれでいいんかい?と突っ込みたくなるところも満載。
 ですが、各人物がそれぞれ魅力的で、テンポも良いので、ま、いっかと惹き込まれます。

主人公ミックとルイス・ル―レの法廷での顔とそれ以外での顔の使い分け。

ライアン・フィリップ氏演じるル―レ。
 法廷で証言している時は「こんな純な男性がこんな事件を起こすわけない」と信じ込みたくなるような訴え方しておいて…。自分のしたこと本当に悪いと思っていないんだろうな、楽しみでしかないんだろうな、というその闇が怖かった。
 そんなふうな雰囲気出せるなんて。フィリップ氏は『父親たちの星条旗』『クラッシュ』しか知らないけど凄い役者さんです。

あとママゴンも怖かった。気持ちはわかるけどね。だからルイス・ル―レのような闇の生き物が産まれるんだよ。

ミックは信頼できる相棒を殺されているのに、腸煮えくりかえっているのが手に取るようにわかるのに、それを抑えてル―レの弁護をやりぬく。
 そんな微妙な雰囲気を醸し出せるなんて、しかも普段は掴みどころのないぬらりひょんのような人物として登場しているのに。凄い。
 なんでこれでマコノヒ―氏はアカデミー賞取らなかったのかなんて思うけど、映画が軽いノリに見えていて損していると思います。(『ダラス・バイヤーズクラブ』ではアカデミー賞受賞されています。)

『クラッシュ』『エンド・オブ・ウォッチ』『オデッセイ』でお気に入りのペーニャ氏、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』でよかったレグイザモ氏も出演していてうれしい。

「依頼人の秘密を守らなければ、弁護士資格はく奪される。でも目の前の悪を見逃すのか、という葛藤、しかも自分達にも間の手が迫る」という所で、トム・クルーズ様の『ザ・ファーム』を途中から思い出しました。
 映画だけみると法律駆使して大逆転なのは『ザ・ファーム』、『リンカーン弁護士』はお得意先や元妻・普段使っている手法駆使して大逆転といった感じですが、ああ人のつながりって大事ね、とスカッとした映画です。

観て損はないと思います。
 (でも、暴力沙汰での解決でスカッとしている私って…うう、葛藤!!!)

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とみいじょん