リミットレスのレビュー・感想・評価
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もしも自分の脳を100%に活性化できるとしたら…?
全ての感覚が研ぎ澄まされた男が見るのは夢と欲望の未来か、それとも敵を増やし身を滅ぼす破滅の道か。
不可能という現実のリミットを打ち破る限界突破ムービー。
人間の秘めたる力を垣間見える作品で、人生の成功者にはこういう能力を持っている人が少なからずいるのではと思ってしまいます。
ロバート・デ・ニーロの恐怖を感じる程の演技力は相変わらずで、謎が残ってしまう所もありましたが主人公が少しずつ土壺にハマっていく様子はなかなか面白かったです。
ブラッドリー・クーパー渾身の一本
真の賢者が金儲けに走るだろうか?
答えは否だろう。
お金は、手段に過ぎない。
まるで、そのことが分かっているかのように、薬の副作用に苦しみ、あがき、それを克服しようとする。自らの身をもって。
そんな主人公をクールに、そして時に熱く演じてみせたブラッドリー・クーパー。
もしかして、この作品が彼のキャリアの最高到達点ではないだろうか。そんなふうにも思える。サスペンスフルで、アイロニカルで、スタイリッシュなムービー。
ま、その後の彼のキャリアも確実にステップを上がり続けているのであるけど。「すごく映画らしい映画」としては、この作品が一番ではないかと思う。
なにしろ、彼の変身ぶりがすごい。
売れない作家、が秘薬を手に入れて傑作をモノにし、効率の悪さに辟易として天才投資コンサルタントに転身、謎の組織に追われる身となり、やがては上院議員に駆け上がってゆく。
それを一本の映画で無理なくつなげてしまうのだから、実はかなりの演技力を発揮したのだろう。それを感じさせないくらいに、自然で、実在してもおかしくないと思わせる不思議な説得力を与える稀有な俳優。
ブラッドリー・クーパー
ただのアライグマじゃない。とにかくいい役者だ。
DVDパッケージだとデニーロが重要人物ぽい写り込みをしているが、ぜ...
DVDパッケージだとデニーロが重要人物ぽい写り込みをしているが、ぜんぜん脇役で、しかも金にがめついだけの小物。最後も邪魔しようとしてくる。もちろんスマートに回避。
ドラッグものなので、デッドエンドかバッドエンドだろうと決めつけて観ていたが意外とハッピーエンド。
それにしてもセキュリティの高い家とは何だったのか...
使っていなかった脳のシナプスが急速に・・・思い出すのは『東大一直線』の続編である『東大快進撃』だ!(笑)
NZT18という市場には出回ってない薬剤。まずは一日で小説を書き上げ編集長にすぐに受け入れられる。しかし、次の日には元通りの頭になってしまう。そこでヴァーノンを訪ねてみると、彼が殺された後だった・・・違法ドラッグと同じで結局は副作用も激しい薬剤だったから、欲しい人間はいっぱいいる。なんとかヴァーノン宅から残りの薬を探しだし、彼は手始めに金儲けを始める。やはりアメリカらしく投資だ。その他にも、今まで見た映画『燃えよドラゴン』やTVなどで格闘本能まで目覚めてしまう(笑)
多国籍企業のCEOカール・ヴァン・ルーン(デ・ニーロ)と知り合い、大合併話を勧めたりもするが、最初に金を借りたヤクザっぽい男が一錠奪ったことから話がややこしくなる。
面白かったが、最終的には成功し、上院議員にまで上り詰め、そのまま成功してしまったってオチがつまらない・・・
脳味噌開発系映画のあるある展開
Netflix徘徊中に発見。
気がついたら再生ボタンを押してました。
怪しい薬の売人(義弟)から、脳の機能を100%まで引き出すという、いかにも怪しい薬をもらい飲んだ主人公が能力を駆使しながら無双する映画。
だいたい脳機能を引き出す系映画あるあるが盛りだくさんの、お決まりの展開でした。
何も考えず、ご飯食べながらとか作業しながら、流し見できる映画です。
結局薬の正体はいまいち明かされないまま終わったので、尻切れとんぼ感がすごいです。
駄作みたいです
ううん、所謂駄作ではなさそうだけど、そもそも脚本にポテンシャルがないんだろうな、と思ってしまった。
脳の100%の能力を使い切ることができる薬。その設定はいいとして、100%使い切った場合の能力、その見せ方がアホ。まあ20%未満の能力でそれを考えるんだから、そもそも矛盾があるわな。頭脳明晰の範疇でしかない。しかもどれも触りだけで説得力のあるくだりが一つもない。金融や株式を素材として使うんなら、多少は深掘りしても良さそうだが、出てくるワードと言えば、大衆心理、アルゴリズム、合併て、素人か笑
スケート攻撃は失笑。馴れないケンカのシーンでブルースリー?それアホの小学生の発想だろ。冒頭シーンの回収もしらけるし、ラストも全然きまってねえよ、っていう。
と、感想を書いてみるとわかった。駄作みたいです。
映画としては面白いのだけれど…
脳を覚醒させる薬。なぜかヤクの売人崩れが持っている違和感。なにかと曖昧な後半…
突っ込みどころ満載過ぎるけど、ブラッドリー・クーパーとデ・ニーロの出演で耐えている感じかなぁ…
面白いじゃんか
何だか知らないのに、なんとなく観たら面白かった。
この薬と「どこでもドア」と「デスノート」の3つがあればなんでも出来る。きっと神にもなれる。
人間であるうちは、この薬をやめられるわけがない。
薬で補う人間の弱さを露呈したストーリーだった。
脚本家、エラい。
それより、原作「ブレイン・ドラッグ」書いたアラン・グリンを読みたい。もっと精彩に描写しているはず。
ほしい
二度目の鑑賞。
薬物による脳の覚醒でのし上がっていくサクセスストーリーで、観る人によっては嫌悪感を抱きそうな内容ですが、個人的にはおもしろかったです。
二度目ということで、1回目で理解しきれなかった部分があるかなと気をつけながら見ましたが、とくに新しい発見はありませんでした。まだ若く、痩せているころのブラッドリー・クーパーもやはりかっこいいな、と再認識できたことくらいでしょうか。あの顔で頭がよければ、怒ってた女性でもそりゃあ抱かれますよね。
最後のオチも、明確にしていないあたりが好みでした。
デニーロが演じる実業家の物語の方を観たい
個人評価:3.7
単純な設定で非常に見易いストーリーだが、B級作品としての立ち位置といえる。
ただ実業家役のデニーロの貫禄と、キャラクター性がとてもよく、彼のサイドストーリーの方が気になる程の人物像の作り込み。
薬を服用し天才になった際の力の使い道や描写は、とても奥行きが無く、あまりにも平凡な脚本と演出。デニーロとの一騎打ちのみに絞った脚本であれば、いい作品になったかもしれない。
何が言いたい?
人間の脳は全部使っていない…という設定、他の作品でもありましたね💦
それ以前の公開作品ですが。
ダメ男が薬に手を出して力をつけていくストーリー?
命を狙われても命の危険を感じても薬をやめられない、
恋人も一度は別れて、復縁して事件に巻き込まれて、でもまた復縁ですか?
懲りない二人、似た者同士?
ブラッドリー・クーパー×ロバート・デ・ニーロで放つサスペンスとチラシに書いてあるけど、
敵対するわけでも結束は…してるか。
でもメインの薬とは最後の方まで無縁で。
何だかこれと言って面白味のない作品でした。
enhancer
脳を100%活動させるが副作用も強い新薬を手に入れ、人生が変わっていく人々の中で、主人公は禁断症状を克服しながら出世階段を登りつめていくお話。
投資家は頭が良いのか、頭が良いから投資をするのか…。真に頭がキレるなら、世俗的、物質的な願望から解放される気もします。欲望がリミットレスでした。
常時最大限の能力を発揮する必要はなく、1日1/4錠飲むとか、粉砕して少しずつ飲めばいいのに、覚醒してもそこに気づかない点はどうかと思いました。代謝は関係なく静注もOKだと、ロシア人は経験的に早速気付いたようですが。血液を飲むシーンは…感染症が(((;゚Д゚))))うぇっ。
ダメんずに引っかかる女性が、立場的に逆になる超絶デキる男にも惹かれるのか、その辺も不思議でした。
超薬自分に悪し
ある薬で脳が100%活性化。
以前にも何処かで見た設定だが、あちらはトンデモなSFアクションだったのに対し、こちらはサスペンス。
主人公の身に降りかかる危機や災難など、なかなか現実的なスリリングさ。
それにしても、そんな薬があったら夢のような話である。
私生活も冴えず、スランプの作家の主人公。
一行も書けなかったのに、薬を飲んだ途端、数日で傑作小説を執筆。
微かな記憶もはっきり覚え、習った事のない外国語も話せ、さらにビジネス界にも進出して大成功…!
本当に脳が100%活性化するとリミットレス(無限大)に何でも出来てしまうのか。
夢も想像力も興味も尽きない。
しかし!上手すぎる話には何かある。
当然、副作用。ドラッグ並みの副作用ではないだろう。
また、そんな薬を持っていると、必ずそれを狙って…。
自分や周りの身に危険が…。
薬を飲む前は暗い映像、薬を飲んでからは明るい映像。
スピーディーでスタイリッシュな演出。
ブラッドリー・クーパーも好演。
夢のような薬だが、言うまでもなくこれはドラッグにも置き換えられる。
怪しい薬にはご注意を。
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