黄色い星の子供たちのレビュー・感想・評価
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うーん。
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ナチスドイツ下のユダヤ作品は、数多く観ている。
だからといって、慣れる事はない。覚悟をして映画に挑む。
しかし、この作品はあまり心を打たれなかった。
フランス目線の美しい映画、に描かれているように感じたからだ。
確かにフランス映画である。
メラニーロランは美しい。心も美しく描かれている。
しかし、あれだけの占領下で彼女のような者がいれば、すぐに拘束、若しくは射殺されていただろう。
その他違和感を持つ部分が、いくつもあった。
確かにフランス市民は、数多くのユダヤ人を助けている。
しかし、あれだけ堂々と主張出来る時代ではなかったはず。
ユダヤ人なら尚更。
最も違和感を感じたのは、ジャンレノ演じたユダヤ人医師の太った体型。
あの情勢で、あの体型?と思ったのは私だけだろうか。
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フランス政府が隠してきた事実
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フランス政府が1995年まで隠して続けてきた、1942年7月16日に行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」。最近公開された「サラの鍵」もヴェル・ディヴ事件の映画である。
主人公の少年ジョゼフは実在の人物。収容所から逃げ出して生き延びたのだ。そして、看護婦アネット・モノーも実在の人物。メラニー・ロランの演技には感嘆した。母を亡くした少年ノノを我が子のように可愛がり、子ども達の事を第一に考える。戦後、幸せなジョゼフとノノに会えたけど…あのノノの悲しすぎる表情には涙がでる。「縞模様のパジャマの少年」と合わせて見て欲しい。
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