テルマエ・ロマエのレビュー・感想・評価
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くだらさがツボにハマる秀作
古代ローマ時代から現代の日本にタイムスリップするテルマエ(大衆浴場)の技師。なんでこんな発想が生まれるんだろう。そこがまず素晴らしい。タイムトラベル物は2通りあって、現代から未来へ移行するパターンと過去から現代へ移行するパターン。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズはその双方を備えた作品。
今作も未来で見聞きした事例を過去(主人公にしたら現代)に戻り実践する。そして古代ローマ時代の未来を知る上戸彩が歴史が変わる事を知りその修正を古代人の阿部寛に提案する。
この「修正」は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」以降のタイムトラベル物の「武器」と思える。
笑わされた。程よいくだらなさがツボにはまってしまった。
面白い
阿部寛の裸体が楽しめます
阿部さんの演技がいい
古代ローマのテルマエ設計士のルシウスは、日々よりよいテルマエ作りに頭を悩ませ、悩み過ぎて現代日本にタイムスリップ。そこで日本の風呂文化に衝撃を受ける。古代ローマと現代日本を行ったりきたりの風呂コメディ。
難しい話や構成を映画にしたなぁと思う。ローマのセットや風呂に溺れてタイムスリップする様子は、とても上手かったし、言語の壁(ローマで話されている言葉と日本語の違い)も分かりやすい見せ方だったと思う。ローマ人役を日本人がやるというのも、海外の戯曲をオール日本人キャストでやるように、慣れればどうってことない。しかし、上手いにしても違和感は残るわけで、そこがどうしても感情移入しにくいとか(徹夜でラテン語を勉強したくらいで古代ネイティブと問題なしに会話できるのだろうかとか)ちょっと陳腐になりがちなのは否めない。あと、漫画が1話読みきりなので、映画2時間をクライマックスに向けて盛り上げるような全体的な繋がりを見る場合に、1話ずつ短いぶつ切りになっていて、2時間映画(1時間40分)としては弱い気がした。
主人公ルシウスは生真面目なちょっと変わった性格なのだが、阿部さんの演技がとてもマッチしていて、真面目なのにコミカルでそれでいて応援したくなるようないい味を出していた。
原作のギャグセンスの高さ??
とにかく前半から笑った。
あの真面目に動揺するローマ人の表情といい
阿部寛の使い方がことさらに上手い!
意外性のツボをとことんついてくる笑いをよく理解した映画であった。
配役も濃い顔の人をこれでもかと集め
上戸彩の変態感もばっちりの配役。
しかしやはり邦画らしく設定は雑であった。例えば
なぜタイムスリップするのか。
ヒロインのラテン語の習熟が早すぎる。
タイムスリップの飲み込みが早すぎる。
周りの人が優しすぎるなど
気になる面はあったが、コメディ映画なので気にしないのがお約束。
後半部分では少し感動モードへもっていったのはいただけない。
笑いあり涙ありの
物語に奥行きをもたせようとして逆にチープになった印象であった。
前半部の出来であれば☆4つ。
それだけに後半の作り込みが惜しい。
家族やカップルで見るならこれほどよく笑いをまとめた映画はあまり無く、大衆向けのヒットしそうな趣のあるポップな映画であった。
誰でも楽しめる映画!!
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