「少しバベル調だけど広く観ていただきたい。」未来を生きる君たちへ みきねこさんの映画レビュー(感想・評価)
少しバベル調だけど広く観ていただきたい。
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生と死の間には幕がある
近しい人が死ぬ時は、その幕が開く
その幕はスグに下りて、こっちの人間はまたいつも通り生きていく。
この映画には色んな伏線があって、それが意味するのは国際的な情勢の背景や愛だったり。
実は、かれこれ2年前くらいに一度は観てるんですが、たまたま今日また観たんです。
あのときは観た後凹んだんですよね。重くて。
だけど今回また改めて見てみると素晴らしい。
何が素晴らしいって伏線となっている詳細の描き方や風景や景色や空。
ちょいちょい出てくる綺麗な景色など。
それが世界は繋がっているし、どの子供たちも未来を大人として別の環境であれ生きる、そして現大人は、いつか死ぬけれど今の為に何が出来るのか、そして精一杯に今を生きるのだというメッセージが上手に練り込んであります。
多感な少年、バラバラの家族、親と子、友情、大人の事情、貧富の差、挙げたらキリが無い。
兎に角、体系的に捉えることができればポジティブな映画だと思います。
これは何歳に観てほしいかな…
最初に見たときは女性なんで、地球のどこかで残忍かつ悲惨な日常があることに震えあがりましたけどね…
だけど、何処にいても誰でも悪役でも救う側も貧しくても裕福でも愛されたいのは同じなんでしょうね。
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