「言葉が出ません」サラの鍵 Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉が出ません
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サラの過酷な人生。ジュリアの想い。息子ウィリアムやサラの夫、農夫のジュールスの複雑な胸中。全てはラストシーンで昇華された気がしました。息子ウィリアムがサラがユダヤ人であることを受け入れられなかったのは、自分とは無関係だと思っていたユダヤ人が実は自分事だったということを受け入れられなかったからでしょうか。ヴェルディヴ事件、恥ずかしながら全く知りませんでした。たった83年前の出来事。もしその現場に自分がいたらどうできたのだろう?全く知らなかったんですと言っている今の自分のように知らんふりを決め込むのだろうか。知らなかったのではなく知ろうとしなかったのかな。ジュリアの夫や家族のように。認識しなければ存在しないという立ち位置の人とそうでない人がいて、ジュリアは後者で自分もそうありたいです。今も世界では戦争が起きている。どうすべきなのでしょうか。
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