秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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ちょうどよく唖然とさせられた
生理的嫌悪感が生じる。取急ぎ断るが、もちろん物語の内容についてではない(後味の悪さで有名らしいが、正直よくある別れの話にしか思えない)。何が酷いか、それはこれが"映画"とは思えないからだ。 一番それを象徴しているのは多用されるあまりに饒舌なモノローグだ。わざわざ言わなくてもいいようなことまで喋っていて、これはラジオドラマなのかと思ったほどだ。それは音楽についても同じことで、第三話"秒速5センチメートル"での"One more time, One more chance"に至っては乾いた笑いしか出てこなかった。 思い人に会えないもどかしさも、思いが届かない/届けられない痛切も、思いを吹っ切れない虚ろさも、すべて言葉にされたら薄っぺらでしかなくなる。そこから零れ落ちるものを掬いとるのが映画ではないのか。
美しく繊細な描写だが、不自然な設定
風景や自然描写が美しい。 ただ、見ていてリアル感に欠けるので、突っ込みどころ満載である。 中1男女の淡い初恋は素敵なのだが、両親の影が全く不在なのが不自然。大雪の夜に誰も居ない田舎の駅で、男女の子どもが深夜までいれば、駅係員は心配すると思うのだが、お気をつけくださいなどと大人への対応しかしない。 小屋で二人が夜明かしするのも、親が心配するので迎えに来て家に泊まらせるなどすると思われるのだが、親や家庭は全く出てこない。 昭和の大学生くらいの恋愛だと思って見ると良いだろう。 主人公の男子は、初恋を引きずり、関わる女子の気持ちを傷つけていく、ダメダメ男子。その思いにすら自分で気づけずに、風化してから気づき仕事を辞める。 理屈っぽいわりに、おセンチでどこか狡さに似た無関心があり、男子に魅力と共感を覚えない。 第2章で、男子に心を寄せる女子の親も、進路相談を教師をしている女子の姉に丸投げ。人ごとである。 特に家庭崩壊などがテーマではないのに、とても不自然。 自然描写以外は、イヤなストーリー。
初恋のその先。
純の初恋を思い出しちゃったんだけど、似てるよね。 切ない感じはこの方の得意分野なんでしょうか。成長する過程で環境が変わるけど、ずっと忘れられないんでしょうか。女はすぐに忘れるんですけどね。
青春ですな…
忘れられない男の物語? その時は待っててくれた女性も、時間が経てば忘れてしまう… そんなもんなのかな? 学生時代に恋愛みたいのをほとんど経験せずに過ごした俺には、ほとんど共感できず… まぁ、せつないのは解るけどね~ ってゆーか、山崎まさよしの主題歌にインスパイアされて作ったんかな!? 合いすぎでしょ♪ とりあえず映像がキレイ( ゜o゜) 雪も桜も、そして空がキレイですわ(^^)b
『君の名は。』を観る前に新海誠監督の作品を!
3話の短編で描かれた連作アニメーション。人物以外は、忠実に描かれていて、光が綺麗…。物語は、ちょっと切ない。新海誠監督のインタビューを見るといろんなことが分かる!
『君の名は』見る前に予習
大好きな山崎まさよしの歌がサイコー。 映画の内容は予想通りというかひねりは感じられなかったのは残念もこういう感じはツボでした。やっぱ男の方が引きずるのかなって。分かる! 大人になって良さが分かりそうな映画かなと思いました。
合わない
風景や光の使い方、空の描き方とかはとても綺麗だけど、人物がのっぺりしていて表情が乏しく全員同じに見える。会話も抑揚が無く、現実味が無い。風景の緻密さと、人物描写の荒っぽさのギャップ気になって仕方無い。新海誠監督作品は、どうも自分には合わないようだ。
映像は綺麗だと思ったのですが…。
とても評判のいい作品と知り鑑賞しました。画はとても綺麗で素敵だったのですが、ストーリーや人物描写、その雰囲気に共感出来ず、なんだかモヤモヤ…。全体的にちょっと暗めで感傷的な感じも受け入れられず、私には合わなかったようです。 彼女が主人公に初めて手紙を書いたのは、小学校を卒業してから半年も過ぎた頃。主人公のことが好きというわけではなく、栃木での新生活がただ寂しくなり筆をとったようにしか思えず…。中学生なのに納屋で無断外泊をして、とてもおませな女の子という印章です。当時純朴だった主人公だけがその初恋という蟻地獄から抜け出せず幕を閉じる感じがして、なんだかなぁーとやるせなく感じました。初恋は大事なものだし、美化されて当たり前だと思うのですが、大事にし過ぎるのも考えものだなぁと思いました。
大人になるってこういうこと
まず綺麗。 風景がリアルで、ファンの方が『聖地巡礼』したくなる気持ちがわかります。 馴染みのある関東圏の街や駅もいいですが、種子島に行ってみたい。 でも共感はしにくい。 こういう青春を経験してみたかった。 いや、でも主人公の男の子みたくなっちゃっいたくはないからやっぱりいいかな。 ただ第二部の女の子は共感というか、好きになれた。 好きになった相手が自分を全く見てくれていないというのは辛い。 最後に。 山崎まさよしのMVだと思えば気に入りました。
好きか嫌いか
好きか嫌いかガッツリ別れそうな作品だった。 背景も綺麗し人物造形も丁寧何だけど、僕の青春にはない世界観で分かるか分からないかで言うと全く分からない青春だった。 中2ってこんな繊細か?とこんなごちゃごちゃ カッコつけた言い回しで物事考えるか?といちいち鼻についた。 小説では素直に読めるモノローグも登場人物が発する頭の中で考えてる事だと思うと、カッコつけんなよ!と笑ってしまう。 おにぎりを食べて「世界一美味しい」と言うシーンなんかマジで言ってんの?と思う。 中2の時はマジでも大人になって恥ずかしくなるのはよくあるけど、そのままの世界観で暮らしてるから、 ラストの話で「あぁ、この人と僕は違う世界で生きてるのだな」と思った。 だけども忘れられない恋ってのはガサツな僕にも確かにあって、最後の感動は物語になのか山崎まさよしになのか分からない。
時間を感じる映画
主人公が初恋の相手をわすれられない話。 ずっと永遠で居たかった時間は主人公だけを置いて流れていて、その長すぎる時間の流れをぼうっと主人公が眺めている。 中学生というまだ2人が幼い時に離れてしまったことで、物理的にも切り離されてしまい、どうしようもない距離だけが目の前に広がる。 切なさ、もどかしさ、幼さを丁寧に表現していてとても綺麗な作品でした。 しかしわたしにはまだ早かった!!! 切ないよおおおおお
まさやん最強のMV映画
泣けるし切ない。青春は間違えるとは良く言ったものだが、そのキャッチを使った映画よりもよっぽどこの作品の方がしっくりくる。 離れてしまえば忘れられると思ってた。でも、離れても逃れても、最後に行き着くのは、お金も名誉もなにも持ち合わせてなかった頃に手に入れた、純粋で綺麗な愛なんだよなあ。主人公はお金も名誉も持ってなかったけどさ。 息苦しいほどせつなくて、ラストの電車のシーンで、二人が結ばれればいいと何度も見直すんだけど、何度見ても二人は結ばれずに終わってしまう。まさやんの「one more chance~」がマッチしすぎてて、たまにMVとして観賞してしまうわ。
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