秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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男と女の温度差
2024年劇場鑑賞91本目。
パンフレットないのでマイナス0.5。最近はリバイバルでもパンフレット作るところは作るからそこは容赦しません。
この日前に観た映画が三本とも半分以上寝落ちという異常事態だったので、おみやげポップコーンを2つ買って1時間食べ続ける作戦(笑)
さすがに全部起きて観られました。
これ、1、2週間前に観た映画そっくりですね。もちろんこっちがずっと先に作られているのでこちらを先に観ていた人はあっちをそう思ったのかな?なんの映画かはネタバレになるので書きませんが。
自分新海誠作品を初めて見たのが君の名はからなので、それ以降の作品の男女は同じくらいの好意をお互い抱いていると思うのですがこれは完全に片方に寄ってますね・・・。切ない。
ミミはどうしたの?ひとりじゃ寂しいでしょ?
青春の誰でもあるあるが良く出てていい!3話あるけど2話目がお勧め!
久し振りにこの映画を観ました。すっかり忘れてたけど、やっぱり好きだなあと思って観てたら、最後になって、えっ?!ってなった。
そうだった。前もここでえっ?!ってなって終わったんだった。(笑)
2話目の話が好き!何か青春の思いってこんなだよね。お互いすごく好きなのに言い出せなかったりずっと思ってたり。はっきり伝えないからすれ違ってしまって終わってしまったり。本当は両想いなのに…。
ラスト、電車が過ぎたら彼女が居てほしかったなあ。彼女は気付かなかったのか?私なら振り向くなあ、絶対。
山崎まさよしの曲がぴったりだった。監督は10年前に流行ったこの曲を山崎まさよしに頼んで使わせて貰ったとか。
曲から着想を得て物語を紡いだとしか思えない程のシンクロ率ですごく効いていた。
とても切なくてきれいな小品です。
題名のつけ方が秀逸。
これだけで、観てみようと思います。
初恋の甘酸っぱさ、片思いの切なさを存分に追体験できました。
20世紀は、行き違いもすれ違いもたくさんあって、常時接続の今では味わえない趣があります。
私は、子どもの頃より、大人になってからの方が楽しいです。
思春期の必死だった遠野君、素敵な大人になって欲しいな。
声要らないかも🌀🌀
初期のころの作品だがおすすめ。
今年140本目(合計1,232本目/今月(2024年4月度)14本目)。
(前の作品 「フォロウィング」→この作品「秒速5センチメートル」→次の作品「流転の地球 太陽系脱出計画」)
 古い作品の復刻上映があったので見てきました。
 今でこそ日本を代表する有名な監督さんですが、当時(07年当時)はそうではなかったのか、本作品も60分ほどと短いため、映画の趣旨がよくわからず終わってしまうところがあります(少なくともすべての伏線は回収できていない。もちろん、映画の趣旨的に自分で考えてね、というものはありましょうが、60分ほどの作品ではやはり限界が来る)。
 ただ、過去にこういった日本のアニメ作品があったこと、そして今でもまだまだ放映されている現在の最新作の有名作品ほかが放映されている同監督さんの初期のころの作品がどうったのか、という点について触れられた点はとても大きかったところです。
 採点上、確かに60分ほどでわかりにくいなと思ったところはあったものの、現在ではネットフリックスほかでVODでも(課金すれば)見られるようで、あれもこれも書き始めるとネタバレどころの話ではありませんので、特に何も書かずフルスコア扱いにしています(かつ、法律上も怪しい描写が見当たらない)。
人間交差点
「今振り返れば、その人はきっと振り返ると強く感じていた」
「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3編からなる新海誠監督の劇場公開3作目。題意は「桜の花びらが舞い落ちる速度」を意味する。個人的には新海誠作品の中で2番目に好きな作品である。
山崎まさよし「One more time, One more chance」の印象が強い本作だが、全体を俯瞰しても美しい詩篇と言っていい。スマートフォンのない時代、時刻表と路線図を頼りに離れ離れになった幼馴染に会いに行く不便さが物語の美しさを惹き立たせている。
同時に、悔しくもある。この頃の新海監督は坂の上の雲を目指して駆け上がっていた。資金や環境の制約もあったことだろう。しかしその不便さがこれだけの作品を作り上げたし、同時に作りたいものを作れていたから、風景の艶というものが出せたのではないかと思う。
「君の名は」(2016)も良かったがこの辺りからどこか物足りなさを覚えるようになった。登場人物から肌艶が失われ、世間受けを狙っているような描写が多くなってきたように感じる。公開されれば観るには観るが、本作や「言の葉の庭」(2013)で味わった五臓六腑に染み渡る切なさが今ひとつ足りていない。一度観たらそれでいいやとなってしまう自分が悲しい。
僕が東京を好きになったのは新海監督の描写によるところが大きい。またあのみずみずしい東京の風景をスクリーンで見せて欲しい。そんな寂しさを、星が落ちそうな夜だから偽れない。
すでにフォトリアリズム的表現が完成の域に達していることに驚いてしまう一作
2007年公開の本作ですが、ようやく鑑賞の機会を得ました。後年、『君の名は。』(2016)以降の諸作品でその映像美を広く知らしめることになる新海誠監督ですが、すでに本作でその描写力は完成の域に達しているようでした。
事物の物理的な動きや質感を緻密に捉え、様々な光学的な現象を盛り込んだ上で監督が描く世界は、写実的である一方で何らかの感情を喚起しないではいられないような情感がこもっていて、明らかにフォトリアリズム的ではあるんだけど、さらに新たな地平を拓いたかのようです。
作品全体は約70分ほど短く、さらに3つの短編から成り立っているため、映像に目を奪われているとあっという間に観終わってしまいます。それぞれの挿話に登場する、貴樹という主人公の成長物語という側面もあるんですが、一方で作中では彼が同一人物であるとは(確か)明言していなかったため、それぞれを別の物語として観賞する、あるいは平行世界的な世界観と理解して観賞することも可能です。
空や水など、後年の新開作品の代名詞的な要素はすでに本作で重要な鍵として登場しているので、これらの要素をどのように扱っているのかを探る、という現在ならではの視点で作品を鑑賞することも可能です。観終わった後は山崎まさよしの歌声が耳から離れなくなることうけあい!
卓越した思春期の描写
携帯電話って便利だよな
「美しい」
美しい。読み方は「うつくしい」
「偶然会う」「偶然合わない」
「運命的な出会い」「運悪く出会わなかった」
それはもしかしたら数ミリしか違わないのかも知れない
色んな「はやさ」があるんだなあ
やまちゃきまちゃあきが威風堂々としておりました
幼稚園の時は女の先生かな
小学生は片思い、写真を見て心臓が動悸を打つ
倉木麻衣、宇多田ヒカル、ラジオで流れている
世界から[犠牲]が無くなりますように。
これまたやるでしょ😼前の作品を、センスあるよね👍ラピュタ何回もやってた、火垂るの墓、何回もやってた、カリオストロ、何回もやってた、レオン、何回もやってた、ナウシカもセブンも。やっぱ配給する人扇子あるわ👏
桜花賞って馬やろ?
追伸🔋友人はきっと「うんこ」という言葉を使わないような人間なんだと思います、友人だから似た者同士って思う人が大半だと思いますが、僕から言わせれば長く生きた経験から言うと、実は友人と結婚相手は逆に自分と違うタイプの人間を無意識に選んでいるんです、それをフィーリングと呼んでいますが、人間性とフィーリングは別物なんです、僕も知人とは感性が合わないし、嫁は僕が興味あるもの殆どに興味がありません😀
時間と距離の物語り
「君の名は。」→「言の葉の庭」→「秒速5センチメートル」と新海誠監督作を過去へ。
もうこの作品の頃から背景映像の美しさは確立されていたんだなと。そしてやはり空、光、電車、これは新海監督の演出必須アイテムなのだろう。
物語は、主人公の初恋、その主人公(高校時代)に恋する高校生、大人になった主人公を3部作で描く。
速さ=距離÷時間。秒速5センチメートルというタイトルから、速さをテーマにしていることはわかるが、速さで捉えるのではなくて、距離と時間に分解してみたくなる。
遠く離れていてもすぐ近くに心を感じる初恋の人に電車で会いに行く中学生。中学生の彼には出会うまでの距離は遠く、時間は恐ろしく長く感じる。
毎日会えて直ぐ近くにいる好きな人。時間も距離も近いはずなのに、心の距離はものすごく遠く感じる女子高校生。
時間と距離が離れてもずっと初恋の人を忘れられない大人になった主人公。近くにいた恋人には「近づけなかった」とメールで告げられる。物理的には近くても心理的には大きな距離があった2人。
物語はいい大人が観るとちょっとナイーブでセンチメンタルで感情移入はしづらいが、自分もこんな想いをしたときもあったなあ、と懐かしくなる。
なんとはなしに観ていると、絶妙なタイミングで「One more time, One more chance」が流れてくるので、感情を揺さぶられる。
この映画を作った当時の監督はまだ若く、作品自体にも若さというか、青臭さを感じるのだが、その後の作品で脚本や映像や音楽に磨きがかかっていく原点を感じられるような作品。
(DVDで鑑賞。2024年春に桜前線上映するらしい。)
環境ビデオ
桜の落ちる速度
人を好きになるとはどういうことか、 大人になると分からなくなる。 ...
んー!懐かしい苦い思い出が蘇る
まだ携帯電話はおろかポケベルもなかった時代、中学生、高校生の連絡手段は家電か手紙のみだった。家電は親が出て、家の娘になんの用事だ!と怒鳴られ取り次いで貰えない。残る手段は手紙のみである。昔は生徒の住所も全て公開されており、全力で手紙を書き、相手の返事を待った。ポストを覗くが手紙は来ておらずガッカリする事も多かった。反面、相手からの手紙が届いていると嬉しくて手紙を持つ手が震えた。何が書いてあるのだろう?そんな期待を胸に封を開ける。当時の女子は良い香りのする紙を使うのでほんのり女子のいい香りがする。萌える瞬間である。良い返事なら狂喜し、悪い返事なら物凄く落ち込む。こんな時代もあったのだ。今の子供は早ければ小学生からスマホを持つ。この映画を観ても内容は理解し難いであろう。オッサンやオバちゃんらが若かりし頃の青春を思い出すのに丁度よい映画なのである。監督もその世代であろう。
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