秒速5センチメートル(2007)のレビュー・感想・評価
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青いなぁ~(遠い目)
嫌いじゃない、十代でこの作品を観ていたらハマっていたかも。
言えない、伝えられない、すれ違う・・・
でももうオバサンなんでね(^^;)
後悔しない、引きずらないためには行動しかないよね。
連絡が取れなくなった(メールが来なくなった?)時点で
会いに行くなり(高校生には遠い距離だけど)せめて電話で直接話したりしていれば
ちゃんと別れられて(付き合っていたかも微妙だけど)
もっと早くお互いが前に進めたのに。
そしたら明るくて元気な花苗ちゃんとの恋も始まったのに。
あ、別にそういうことを描きたいんじゃないよね(汗)
まーでも、簡単に付き合って別れて、またすぐ別の人とくっついたり、ちょっと浮気しちゃったり
そんなインスタントでジャンクな恋愛より
一人の人を思い続けるって方が私は好きだけど。
恋の難しさ、儚い物語
桜の花びらは秒速5センチ、ロケットは時速5キロ。
わずかな命を終え、平等な速度で地に向かう植物もあれば果てしない目的に向けて少しずつでも歩みを進める物体もある。
そんな世の中で人間の心は一センチも近寄ることができないこともあるし、恋は実らず散ってしまう。
それでも歩の進む勢いや方向などはそれぞれなのだから人の心と心が縮まらなかったり、失敗したりすることは決して悪いことではなく、普通だと感じることができた。
たかきが最後にみせた笑顔も、まぁ仕方ないだろということだと、考察する。
映像がとても綺麗で、思春期の切なさがよい。ただ、最後の3部はまるで...
映像がとても綺麗で、思春期の切なさがよい。ただ、最後の3部はまるで山崎まさよしのPVみたい。せっかく山崎さんのいい歌をつかって綺麗な映像でまとめてるのにもったいないとおもった。
心が弱ってるときは見ない方がいい…
せつなさに心が耐えきれず捌け口レビュー
アニメしか見てないうえでの想像ですが
貴樹の心情はこうだった?
雪と距離の障害に現実を思い知らされ、明里を守れる力が欲しいと願うが無力なままの第1話
明里の気持ちがわからなくなって…なにがあったか知らないけど、メールを書いては送れずに消して迷う第2話
明里を好きだったという過去+心配だという義務感が心に穴を明けていた第3話
最後、踏み切りで笑ったのは向こうはもう踏ん切ってることへの安心なのか、自分への自嘲か…
ただ、貴樹も前に進もうとしている描写ではあったのでそこは希望なのかな、と。
思うに、貴樹という人は真面目過ぎた…
明里とは親の都合で…なんて理由の別れ方さえしてなければ、
もっとちゃんとお互い時間を使って青春できていれば…
もしくは最初に出会ったのが2話の花苗ちゃんや3話の水野さんって人だったなら…
それなりに彼女ら3人だれでも幸せにできた人材だったのでは、と。
あー、書いたらもやもやが晴れました。
青春…心を誰かと通わせる機会を失った彼の、
残りの人生がちょっとでもマシになりますように!
シンプルに面白かった。共感できないだとか気持ち悪いだとか理解できな...
シンプルに面白かった。共感できないだとか気持ち悪いだとか理解できないだとかは微塵も思わなかったから、解説考察記事等を読んでびっくり。自分がまだ若いからなのか普通にドンピシャに胸に来た。もしかしたら厨二もしくは鬱の才能があるのかもしれない。そのことにちょっと落ち込みそう。いろんなサイトで指摘されてるように、所々気になる部分もあったけど、ここ最近はまずは一回しっかり受けて止めてから考えてみるようにしてるのですんなり見れのかも。総括としては、恋愛ものとしてそのまま受け止めたから単純に切なくなって感動したい
切ない恋物語!リアルなインサイト!
これを見て思うのは、
昔の初恋を引きずるのは、
やはり男性の方なのかしら?
誰しも小学生から、中学生、高校生と
青春時代の恋愛を経て、
大人へと成長する。
そんな時の流れとともに
移りゆく心の変化を
見る人を変えて描く。
リアルなインサイトをつく
切ない恋物語の三部作!
さすが新海誠監督作品です!
ロミオ
終わった恋を何度も反芻して、あの時はああだった、あのときああしたのはこんな理由があったからだ、彼女はこんな気持ちだったんだ、あの時の経験が自分を形作っているんだ…と妄想し続ける…
わかる、わかるよ。すごく好きな人と別れたあとってそうだよね。
でもね、自分に酔いすぎ。気持ち悪い。
最後に会ったのが13才で、大学まで出てたと考えると第三部で仕事辞めるまでに軽く10年近く経ってるんだよね?
10年、同じ女の終わった思い出の中でぼんやり生きてるの?ほかの女の子と付き合ってるのに?
何でアカリちゃんのことをそんなに強く思うことになったのかも分からないからこっちも思い入れをもてないのかもなぁ。
第一部が完全に男目線だから、そもそも二人が思い合ってるのかも謎。第二部以降の男の自分に酔った妄想万歳な思考回路を見るにつけ、「彼女と強く惹かれあってる」ってとこから彼の思いこみなのでは?女の子はただちょっといい感じだった男子程度にしか思っていないのでは?と思う。
新海誠の恋愛観って微妙だな…この映画は、気持ち悪くて子供っぽい男が妄想垂れ流しながら特になんのきっかけもないけど立ち直る映画なの?
映画なんだから、せめて何らかのきっかけはほしいよなぁ。起承転結の転がない。
タイトルのセンスと風景描写に★を2つ。最後の山崎まさよしで細かくカットを挟み、途中で曲がタメを作るところで映像も止めるという演出、しつこくてしらけたのでそこで-0.5です。
主人公のあらゆる行動が気持ち悪いけど、もっとも痛々しいのは「宛先のないメールを打ってる」ってとこ。しかもそれをちょっとかっこいいことみたいに言ってるとこ。まぁ高校生だからね…痛めの高校生ってそういうことするよね……と思って許すしかないけど。
桜の花びらが舞い落ちる速度が表すもの☆新海誠監督のアニメ映画
~ポケモントレーナーみゆきは、82点の経験値をもらった!~
2007年に上映された新海誠監督が手掛けるアニメ映画。
上映時間約60分間のコンパクトな物語になっています。
男女2人の学生時代から社会人にいたるまでの関係を描いています。
各コンセプトごとに3つの話に分かれた映画構成は、2人の人生を時間や成長と共に追っていく分かりやすい展開がなされていて、さすがは新海誠監督です。
子供の頃に焦がれた初恋、物理的な別れと心理的な動き、大人になってどう生きていくのか。
ポケモントレーナーみゆきにも初恋がありましたが、残念ながら成就はしませんでした。
この映画ではよくアニメにありそうな順風満帆な恋愛が描かれるのかと思いきや、その展開はもしかしたら身近に感じられるものかもしれません。
新海誠監督の美しい映像と、少し懐かしい雰囲気に浸りながらあの頃感じていた気持ちを60分間で味わってください。
ぜひ観てみてください。
★大好きなポケモンに例えると★
ヒメンカ
桜の花びらが舞い落ちる速度に自分の心が揺れ動く感覚を覚えます。進化することで得るものも失うものもあるのかも。
思い通りにならないのが人生。
貴樹と明里が、あんなにお互いを思っているのに、何で結ばれないのかなって思うけど、思い通りにならないのが人生なのかなって、そう思いました。
うらやましい人も世の中にはたくさんいるけど、大勢の人は、思い通りにならない人生で、つらい思いをしながら生きていくのだと、この映画を通して、感じました。
だから、今、なかなかうまくいかない自分のことも、ある意味、人生では普通のことではないのかと、そう楽に考えることもできました!
けっこうよかった
中学校、高校、社会人でパートが分かれている二人の男女の物語。高校生で鹿児島に行った彼が、誰にも向けないメールを常に打っているのが、あまりに思わせぶりな態度だし、スカしすぎでしゃらくさい。その時点でメールのやりとりしろよ。会社員になるとうつ病みたいになっていて、気の毒だった。最後は山崎まさよしの歌が感動的で涙が出た。
「好き」その一言が言えない…もどかしさ
この映画は、もし篠原明里(あかり)の元に遠野貴樹(主人公の男の子)がまた行けたら結末は変わっていた、どうして行かなかったんだ?という評論ももちろんできる。だが、行こうと思えばいける、だけどどういうわけか行く気になれない、もう満足、でもどうしても明里のことを考えてしまうという思春期の葛藤や憂鬱が山崎まさよしの「One more time,One more chance」という曲に合わせてひしひしと伝わってくる。桜の花びらと、ロケットのトラック運送、お互いの心が歩んだ距離、それぞれを比較していかに遠野と澄田花苗が恋愛に踏み切れなかったのかという表現がとても悲しくて、後味が悪い。
ただただ感傷的なだけな作品。けどそれでもいいと思った
新海作品が苦手な僕、けど何かあるんじゃないかと観てみた。
新海作品計6作品観たが飛び抜けて良かった。
ただただ感傷的なポエムの様な作品で何も面白いことは起きないが、それでも良いんじゃないかと思えてくる。特にオムニバス内の一作目は胸が痛くなった。
近年でもこういう短編オムニバスをNetflixとかでやってくれたらなぁと思った
かわりゆく季節の中で、巡り行く時間の中で。
見終わって、「君の名は。」の様にスッキリした気分ではなく、少しどんよりした気分になったがそこがまた良いのかもしれない。
それは「君の名は。」とは違った現実に起こりうることを描いており、「人と別れる傷み」や「桜がキレイだね。と共感できる幸せ」がこの世界に生きる人ひとりひとりに息ずいておりナチュラルに体験できるからだろう。
また誰もが見たことのある風景や感じた事のある風の強さ、電車の雰囲気、コンビニの店内等が美しく描かれており新海監督らしさが素晴らしい。
新海監督らしさといえばSF要素(それで種子島なのね、、、)も若干ではあるがきちんと入っていた。
人物描写もやストーリー、構成も緻密であり、「君の名は。」でも描かれていた「会えない辛さ」を 1話で、「会えるからの辛さ」を2話で描かれていた。
恋愛をある程度経験した人にはどちらも共感でき、また手紙でやり取りしたことのある人間や、すぐに連絡できない不便さを味わった年代にはたまらないと思う。
そういう意味では今のLINEでしか意思疎通出来ない人たちは可哀想でもある。
タイトルも秀逸でいつか誰かが言ったふとしたフレーズは今もその情景を見れば思い出すし、季節が来ると思い出す。
日本人の我々はそういうかわりゆく季節の中で、巡り行く時間の中で生きられている幸福を再確認できる素敵な作品だった。
「君の名は。」の世界につながる
友だちに「君の名は。」や「天気の子」の話をしたら、この作品を勧められたので見てみました。美しい情景描写や詩的なモノローグ、音楽とのリンク、などはこの監督の特徴なんですね。離れ離れになってしまう二人の結末は、「君の名は。」につながっている感じがしました。静かで、じんわりとせつない。
懐かしき思い
若い学生時代を思い出させてくれる作品。
学生時代はお互い結婚するものと思っていたが、大人になるにつれ、離れているといろんな人と出会い、学生時代のことはいつかは忘れ去ってしまう。
最後にお互いは出会えない。せつない。
小学生の頃に離れ離れになった同級生に栃木まで会いにいく、95年携帯もない時代。電車は雪で遅れ待ち合わせの4時間後に駅に着く。中学生のその女の子は岩舟の駅で待っててくれていた。
けど、男のほうは鹿児島に転校してしまう。鹿児島では好きになってくれた女の子はいるも、栃木の同級生のことを思い続ける。
やりとりは初めは続くも途中から無くなり、最後は別々の人生を歩む。
良い作品。
山崎まさよしさんの楽曲がこの映画と合っていて泣きそうでした
小学校時代から出会った2人が大人になったときに再開できると思ったのですが、そうではないんだと思いました。
※とにかくこの映画の映像美が凄かったです
青春だなぁ
おっさんとなった今では憧れる青春模様。現実ではなさそうなストーリー展開だけど、学生時代の純粋な気持ちにキュンとくる。
そんなに思いが強いなら行動すればいいのに!って思う時点で、おっさんなのかな〜。
オタクが世界観を共有するだけの作品
オタク達が、価値観をオタク同士で語るためだけの低レベルな作品。
カッコいい可愛い仕草の単純な羅列。
美しい背景描写。
薄っぺらいストーリー。
これ見てオタクは新開ワールドを語って勝手に盛り上がってると思うと痛い。
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