「自分の中で神格化されている作品」秒速5センチメートル(2007) もちおさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の中で神格化されている作品
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初恋をテーマにノスタルジーを描いた美しい作品。
初めてこの映画を見たときは胸に風穴を空けられたかの様な喪失感を覚え
翌日はまともに仕事に取り組めない程でした。
たった一時間のアニメ映画を鑑賞しただけでここまでダメージを負うものなのか?と当時思ったものです。
その喪失感を埋めるかのように何度も繰り返し見た作品です。
桜 雪 青空 海 夜空を描いた風景画の美しさ
駅のアナウンス 電車のドアの閉まる音 草原に吹く風 虫達の鳴き声
生活をする上で聴こえてくる音の臨場感が主人公・貴樹の生きてきた時代と四季を彩っています。
初恋というものを引きずった事がある方なら特に刺さる作品なんじゃないかなあ。
「コスモナウト」で貴樹はどこか遠くの異星に大切な人とたった二人きりでいましたが
あの星に行ったことがある人は他にもいるはず。
自分も似た様な場所に行ったことがあります。
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