「やはり泣いてしまった」秒速5センチメートル(2007) アベちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり泣いてしまった
実写版の映画を観た後、TVで放映されてたので録画して鑑賞。原作アニメは短編の連作だった。新海誠作品は「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締り」は観ている(私も高く評価している)がそれ以前の作品を見るのは初めてだった。2007年が作品の公開なので、まだiPhoneも登場してないガラケーの時代だが、当時の最新のデジタル技術を駆使しリアルな街並みの建物や看板、美しい青空や星空や日本の原風景などが存分に映し出されていた。第1話と第2話は実写版では完全に踏襲していたことがよくわかった。雪の栃木のシーンは夜中から朝までどう過ごしたか心配していたが朝まで納屋で過ごし寝れたんだぁ、。とわかって少し安心した。
第3話は「One more time One more chance」が流れるなか、無数の景色と登場人物のカット割が続く超短編だった。なので、実写版ではよくこの物語を膨らましてもらい、しっとり美しい感慨深い作品に昇華してくれたと思います。
新海誠がこの実写版を観て「まさか自分の原作で泣くとは思わなかった」と言ってたが、実写映画がいい意味で超えてくれたことに感謝したからであろう。
ちなみに私は原作アニメも実写版もラストで泣いてしまいました。
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