「男女の時間と距離感」秒速5センチメートル(2007) ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
男女の時間と距離感
もうちょっとで届くかもしれないのに、あと1歩が踏み出せないって事は人生の中で何度もある。
その時に踏み出せなかった事ってずっと引きずってしまい、忘れたつもりでも何かの折に思い出して微かに心が疼いてしまう。
そして時間の経過と共にその気持ちも変化していく、そんな話。
踏み出す事が必ずしも勇気とは限らないし、考えて踏みとどまるのも自分の選んだ事、と気持ちを切り替えていくんだろうと思います。
勇気を出して冒険した中学生の繊細な心が伝わってきて、この作品に感動する人の気持ちはよく解ります。オバさんにはそこまでハマりませんでしたが。
花苗は可愛いですね。新海監督の理想の女性像ではないでしょうか。
でも、サーフィンやる時も夜遅く帰って泣いてた時も腕輪やアンクレットを付けていて、サーファーの中で流行っているのかもですが、サーフィンやる時チェーンのアンクレットはケガしそうで危なくないのかなと思いました。
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またぞうさんのコメント
2025年10月30日
実写版に共感ありがとうございました。原作でも大人貴樹はコミュ障なんだけど描かれていない隙間が多いから色々あるんだろうなと想像させるけど、本作は現在も明里に対する思いをこじらせていることを確定的に描いている、そこがちょっとアレでした。これだけ見たら違う感想だったでしょうね。


