しあわせのパンのレビュー・感想・評価
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大切な人を大切に
これを観たとき、大好きなお店の大好きなご夫婦を思い出しました。 理想の夫婦、理想の暮らし方、などというと、おそらくその方々は 「そんないいもんじゃないよ~笑」とおっしゃると思うのですが、「シンプルに、おいしいものを皆に届ける」ことや、日々の暮らしを丁寧に営んでいらっしゃるところが、本当に似ていて。 真似したいけど、なかなかそこまで真似できないなぁと。 大切な人を、より大切にしたいなぁと心から思える映画でした。 同時に、自分のパートナーとも、この二人のような、お互いを思いやる歳の取り方ができたらいいなぁと心から感じました。 いつも相手を思いやってくれるパートナーに、感謝感謝です。 映画を見たときそこに思いを馳せて感謝するだけでなくて、たまには言葉で伝えようと思います。
心あたたまる物語
あぁ〜、いいなぁ〜。私も自然と季節に向き合い、こんな暮らしをしてみたい。 りえさんと水縞くんは、北海道の月浦で、カフェ「マーニ」を始める。水縞くんはパンを焼き、りえさんは、コーヒーを入れ、季節野菜の料理を作る。 郵便配達人や山高帽のおじさんなどの常連さんほか、突然の来客もやってくる。真夏の格好をした女性、会話のない父娘、意味深な老夫婦…みな心にどこか晴れない悩みを抱えて… 映画を見ているだけで、香り豊かなコーヒーとパンが焼ける芳しい香りが漂ってきそう。次第に、私の心まで癒されていく… 原田知世さんが超カワイイ!男のならずとも、胸キュンです!
ファンタジー
かもめ食堂がヒットした2000年代後半から2010年代前半は、癒し系丁寧な暮らし的な作品が本当多いですね。普段丁寧な暮らしができてない罪悪感から観てしまうのでしょうかね?二番煎じどころか、何番煎じな作品かいな?だったので、撮るのだったらもっとオリジナリティが欲しかったです。
ほっこり
気持ちが焦っている時に見たい作品です。 マーニーに来たお客さん これからの未来を切り開いた2人 辛い出来事を一緒に乗り越える2人 人生の終盤を迎える2人 お客さんひとりひとりに合わせて、マーニー夫婦はおもてなししてくれます。言葉だけでなく、暖かな食事、仲間とのふれあい、ちょっとした気遣いで、人は生きていく希望を見出せるのだと感じました。 とってもステキに時間が流れている村です。 行ってみたいな。
しあわせな気分
大泉洋、北海道ということで鑑賞。 景色が美しい。 自然に鉄道や駅舎、どれも素敵な画でした。 夫婦の雰囲気、優しさ、素敵な空気に包まれる時間でとても素敵な空間でした。 二人の生活が可愛いかった。 洞爺湖に行ってみたくなる映画でした。
この映画のような暮らしをしてみたい。
ゆっくりと時が流れるオシャレな映画。 大自然の中、季節を感じながらパンを焼いてコーヒーを入れて、この映画のような暮らしをしてみたい。 大泉洋さんと原田知世さんのほのぼの温かい演技がとても素敵でした。
文句なし。
『しあわせのパン』(2012) こうした良心的な名作を見つけると得した気分になる。大泉洋があんなに良い役者で演技をする人だったのかと意外だった。まさにいい男を体現していた。原田知世は個人的に昔、婚活で一度だけ会えた人が似ていたため遅ればせながらファンになったのだった。遅れて美しさを感じる人には他には堀ちえみとか、それでも原田の『時をかける少女』なども何回も観られる映画だと思う。 香織(森カンナ)と時生(平岡祐太)の偶然の出逢いでなぜかもう泣けに泣けてしまい、このエピソードだけで十分だと思いきや、人生の春夏秋冬。出逢いのうれしさだけではなく、その後のエピソードは、離婚してしまった父と幼い娘の物語と、死期の近づいた妻と一緒に訪ねてくる老夫婦の物語である。人生は出逢いがあれば別れがある。出逢いだけで終わらせてはいなかった。そして、 主人公のりえ(原田知世)と尚(大泉洋)のもとへ、意外が出会いが訪れる。途中でそうではないかなと思えるのだが、いつの間にか忘れていた間に、それが示される。温かい構成である。文句なしに勧められる映画だと思った。逆にこういう良い映画があるからこそ、変な映画も出せるのだろう。
まあ、良き。
映画を見た後にどれだけ印象に残り続けるかがその映画の価値であると以前書いた。それに当てはめるとまあまあいい作品だと思う。人間の忘れてはいけないもの、忘れているもの、それをまた拾いに行こうと思える作品。ほっこりする。癒される。幸せになる。大泉洋の演技はやはり素晴らしい。
素敵すぎる。 カンパニオは仲間という意味。しあわせな人によって、し...
素敵すぎる。 カンパニオは仲間という意味。しあわせな人によって、しあわせな人の為につくられた映画。 エンディングのキヨシローと歌うバージョンのひとつだけがとてもよかった。
出てくる食事が全然おいしそうじゃない
何かの伏線というわけでもない台詞を何度も言わせたり、観衆には自明であることを大橋のぞみのナレーションや登場人物のモノローグで説明したりと、とにかく自分が表現したいことをあの手この手で確実に観衆に伝えたくてウズウズしているタイプの、禍々しい大きなお世話が2時間パンパンに詰まった作品。「あのトランク、何が入ってるか聞いてみる?」「トランク?」「あれよ、あれ」からスーツケースにカメラがパーン!みたいな竹を割ったように解りやすいカット割りに頭痛がしました。 実在するパン屋さんの話なのでパンの味や香り、はたまた製造工程における様々なこだわりこそが遠くから訪れる人を呼び寄せる魅力であるはずですが、そういうものが全く描写されずどうみても冷めたパンやスープに訪れた人が「美味しい!」と連発するだけでは一切何も伝わってきません。 北海道の自然の中で経営されるパン屋さんの素晴らしさを表現しようとするあまり、一見華やかに見える都会暮らしの私たちは実は自然の中で暮らしているあなた達が羨ましいのです、ありがとう!的な物凄く分厚いオブラートに包んだオレオレ意識が匂い立っているところがこの作品の本当に禍々しいところで、最後に投げ込まれるちゃぶ台返しのようなラストシーンも含めてどこまでも邪悪な作品だと思います。
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