「大幅にアレンジされた現代版「猿の惑星」」猿の惑星:創世記(ジェネシス) willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)
大幅にアレンジされた現代版「猿の惑星」
原作は第二次世界大戦当時の社会風刺で、使役人だった日本人を猿として描き、立場逆転し捕虜にされたフランス人小説家の経験を元に作られたものだが、今作はその予備知識を一切取っ払ってみる必要がある。
原作に近いリブート前の前作は、SF要素全開の作品であったので、今作は原作ファンからすると納得できない仕上がりかもしれないが、エンタテイメントとして現代にあった作風と柔軟な捉え方も必要だと思う。
シーザーへの同情と心情変化をドラマティックに描き、ウイルスパニックの要素を加え、どのようにして猿が著しい進化を遂げるのかの説明的序盤までを収めた内容ではあるが、今後に期待できる映像と展開に満足できる終わり方だった。
まだ猿の惑星というまでは話が進んでないので次回作への期待を含め評価した。
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