劇場公開日 2011年10月7日

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「満足はしたが…」猿の惑星:創世記(ジェネシス) 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5満足はしたが…

2011年10月9日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

実に楽しめた。

ストーリーは特別斬新という訳ではないが、主人公とシーザーの葛藤、シーザーの決起、科学への警鐘など、106分、コンパクトにまとめられていた。
多少説明不足な所もあるが、ダラダラただ長いよりかはテンポ良くてイイ。

「猿の惑星」と言えば、特殊メイクが話題。
が、今回は特殊メイクでは無く、エモーション・キャプチャー。
これが実に素晴らしい効果を表している。
シーザーの喜怒哀楽を事細かにリアルに表現し、感情移入し、終始見入ってしまった。
特殊メイクも勿論素晴らしいが、エモーション・キャプチャーでなければここまで表現出来なかっただろう。後半のアクション・シーンも含め。
もはや表現や体現ではなく、名演技を披露したアンディ・サーキスの功績は忘れてはならない。

シーザー=アンディ・サーキスがあまりに素晴らしかったからか、人間の登場人物は地味過ぎた。
ジェームズ・フランコやジョン・リスゴーはイイとして、フリーダ・ピントは必要あったの?
ま、美人だったからイイけど。

満足した作品だったが、これでオリジナルに繋がるというのには疑問。
今回は猿たちが知性を持った第一歩という感じで、話的には起源の起源、オリジナルに繋がるにはもう一幕欲しい。
エンディング・クレジットでのウィルス拡散図だけでは物足りない。
続編が作られそうだが、というより希望だが、もっとオリジナルの起源に迫って欲しい。

近大
asicaさんのコメント
2020年2月1日

そう言われればそうですね。おっしゃる通りです。

asica