ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価
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衝撃作で傑作(゚∀゚)
OPがまず素晴らしい(・∀・)イイ!!
予告編でも流してたZeppelinのImmigrant Songの現代風アレンジにのせる映像でまず観客の目を引き付けるъ(゚Д゚)グッジョブ!!
これだけでもうかなり点数高いです。
まあこのImmigrant Songと映画の内容は関連は全然ないんだけど(笑)
ダニエル・クレイグは『カジノ・ロワイヤル』でも『カウボーイ&エイリアン』でもそうだけど何か今ひとつ垢抜けないイメージだったけど、今回は素晴らしい( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
なかなかジャーナリストとして上手くいかなくて、女にはもてるけどいまいち決断力に欠けると言うか、女に助けてもらってるどこか情けない部分がフィーチャーされてる役柄がぴったり。
リズベットのルーニー・マーラもΣd(゚∀゚d)イカス!
天才ハッカーでありながら戦闘能力にも長けてて、アクションシーンもいい感じです。
レイプシーンやレズシーン、さらに体当たりのセックスシーンを披露してて天晴ですわスンゲェ──―Σ(゚∀゚ノ)ノ─―─ッ!
役者はみんな素晴らしい(・∀・)
特にリズベットを犯して恥ずかしいタトゥーを入れられた生活保護支給の手続きをしてる役人(みたいな人)の役者も「タトゥー除去サイトは見るな」と言われてるのが笑えたキャハハハハッ!!(≧▽≦)彡☆バンバン
リズベットがクラブみたいな場所で女にナンパされて家にお持ち帰りしてからミカエルに家に押しかけられて慌てて返すシーンも良かった(゚∀゚)アヒャ
事件自体はいわゆる灯台下暗し的な結末だったけど、解決に至るまでのスリリングでエキサイティングな展開は面白かった。
最後車を爆破させて終わりか・・・と思いきや失踪した本人が出て来て・・・からの・・・
さすがです(∩´∀`)∩ワーイ
ただ文句を言いたいところが1つだけ・・・
ボカシは要らねえんだよ!!!ヽ(`Д´)ノ
あれを付けるだけで余計やらしさが増すのがどうにもこうにも残念(;´∀`)
日本もいい加減そういうところはちゃんとして欲しいわ~。
あれがなければほぼ文句のつけようがなかったんだけどな(;・∀・)
とにかく輸入盤DVDを買いたいくらいお勧めの映画です。
最高にCool!
過激な衝撃
保護者ヅラの○野郎のせいで人間不信になった少女が、一介の事件を通じて閉ざされた心をゆっくり溶かしてゆく、ミステリー・サスペンス・アクション・ヒューマンドラマだと感じた。
私的に気に入ったシーンは主人公二人が情事の後に、「あなたとこうしているのは好き」「…俺もだ」と言葉を交わすトコロ。
けれど何故評価が4.5なのかというと、最後に二人が結ばれなかったことだ。エンドロールが終わった後にハッピーエンドのおまけを期待していたが、無念!ここがフツーのハリウッド映画ではなくスウェーデン原作のある姿だと思った。
余談だが、六代目ボンドをやったことだけはあるダニエル・クレイグがカッコイイだけではなく、演技力も増していることにグッジョブ!と言いたい。
クール
銀幕の前でブルーザー・ブロディ復活を叫ぶ
鬼才デビッド・フィンチャー待望の最新作だが、哀しいかなぁ…。
オープニングで、けたたましく鳴り響くレッド・ツェッペリンの『移民の歌』が耳に入ると、たちまち本筋とは関係無く、《哲学獣》ブルーザー・ブロディの勇姿を真っ先に思い浮かべてしまう。
レトロプロレスオタクの呆れた性分やと一蹴されたらそれまでだが、イヤハヤ一概に笑われる筋合いは無い。
魑魅魍魎うごめく戦場で異常なまでにプライドとファイトマネーに固執し、破滅した人生は、今作の男女のほとばしる狂気に深く当てはまっているからである。
『セブン』『ゾディアック』etc.猟奇殺人を追跡する物語を十八番とするデビッド・フィンチャーだけに、暗闇を血肉で引き裂く残酷描写は健在。
また、地域を牛耳る一族の忌まわしい陰謀に振り回される横溝正史の金田一シリーズを、
国家を揺るがすスキャンダルに翻弄する物書きの苦闘は、ポランスキーの『ゴーストライター』を彷彿とさせるため、暗澹たる惨劇の闇へと客を招く入口は、意外と幅広い。
しかし、グロテスクなタッチが先行し、明確な真相を提示せぬまま突き進むダークな血飛沫の羅列も健在なのも、フィンチャー節の困った愛嬌でして…。
サイコサスペンスとして、不親切極まりない牽引力こそ、市川崑やポランスキーとの明らかな違いで、個性なのだと断言できるが、痛快な謎解きを期待すると、肩透かしを喰らう展開かもしれない。
よって、ストーリーよりも主人公の男女のクールなキャラクターに魅力を感ずるのは、極めて必然的な成り行きであろう。
凄惨なる真実に支配され、他人との交わりを拒絶する最中に、激しく絡み合うベッドシーンは、今作で唯一、人間らしい熱を宿している。
スレンダー通り越して華奢なルーニー・マーラの裸体に反し、バストはツンツンと上向きのお椀型で、それなりに一級のクオリティを魅せつけるアンバランスな出で立ちが印象的。
片や、迎え撃つダニエル・クレイグも野性味溢れる男臭さがエネルギッシュにスパーク!
かつて、リングで暴れ放題だったブロディ&ハンセンの超獣タッグ以来の衝撃的コンビネーションが炸裂する。
あのモザイクだらけなツープラトン攻撃は、天下無敵である。
では最後に短歌を一首。
『血の破綻 震えを灯す 龍の指 悪夢に紡ぐ 花の在処よ』
by全竜
映画監督とは・・・なんだろう?
「ソーシャル・ネットワーク」で、映画作家としての評価を高めているデビット・フィンチャー監督が、「007」シリーズでジェームズ・ボンドを華麗に演じるダニエル・クレイグを主演に迎えて描く、サスペンス作品。
映画監督、その意味を明確に答えられる人は意外と少ない。「緻密なストーリー展開が、この監督の持ち味だよね」と知ったかぶりで答えても「それは・・脚本家の仕事じゃない?」とコーヒー片手に友人に批判されたら「うう・・」と反論できない。「あの俳優を活かすのは、やっぱりあの監督だよね!」と叫んでも「プロデューサーじゃねえ?それは」と漫画片手に恋人に反論されると「・・ひどいわ」と目を潤ます彼女。
映画監督・・って、なんだろう?その答えを誰もが納得できるように説明できる人間は、多くの映画関係者に尊敬されるだろう。それだけ、立ち位置は曖昧で、灰色の職業だ。
本作は、もしかしたらその答えの一つを提示している作品なのかもしれない。多作かつ高品質という二つのハードルを軽々と越える男、デビッド・フィンチャーその人の最新作である。
スウェーデンで既に3部作が映画として発表され、そのダークな世界観に注目が集まった「ミレニアム」シリーズ。だが、極めて陰湿な描写が静かに、詳細に書き尽くされる生真面目な描き方に、いささかお腹いっぱいになった私としては、「うーむ、またあの濃厚な胃もたれですかい」と心配になりつつ鑑賞。そんな方も、少なからずいらっしゃるはずだ。いると信じたい。
だが、その想定は見事に出鼻をくじかれる。オープニングからスタイリッシュなスピード感が暴走する「格好良い」世界。「お?」と思わず身を乗り出すと、その興奮は出鼻どころではない。遠慮なしの疾走演出で物語を走らせ、眠る暇を与えない。「え!」「何!」「ひー」を繰り返しているうちに、血みどろ世界もいつのまにやらスタイリッシュ。
個々のキャストの毒々しさを表出しながら、娯楽として成立する親切な分かりやすさもさり気なく。同じ原作をもとにした作品とは思えない、物語への姿勢の違いが個性として溢れ出す。一方は生真面目に、もう一方はヤクザにかつ饒舌なピエロのように陽気に。
映画監督とは、なんだろう・・・その答えの一つは「デザイナー」だ。誰かが作り出した秀逸な素材、原稿を、媒体として人に差し出すために体裁を整える。切る、張る、はめ込む。その「魅せる雰囲気、印象」を創造する役割こそが映画監督の使命だ。そんな答えが、デビッド・フィンチャーの味わいから見えてくる。
映画監督が、映画を創る。そんな事がまことしやかに語られる現代。でも、それはちょいと違うんでないですか?と、静かに、笑顔で作品をとおして観客に教えてくれていうように感じられるこの監督の作品。その反骨心とデザイナーとしての職人気質に支えられた、高い志が見え隠れする一本だ。
何はともあれ、あのオープニング。オープニング。ただただ、格好良い。それだけでも、この作品を鑑賞する価値、ありである。
さすがフィンチャー、完璧な映像化
原作は3部作を読破済み。オリジナルのスウェーデン版映画は未見。
しかしながら、原作からわきでるイメージは、今回のフィンチャー版にぴったり。
原作を読んでいる段階から、フィンチャーの映像が楽しみすぎました。
その膨らむ期待を裏切らない出来栄えで大満足です。
原作を読んでいるから話はすべてわかっているんですが、むしろそのほうが集中できた気がしますし、気になるシーンが映像の魔術師フィンチャーによって、こうなるのか…というのを楽しみながら見られてよかったです。
編集もよくって、時間が気にならない。スタジオ側の要求でだいぶ削ったみたいですが、3時間あってほしかったと思う映画でした。
あと、ボカシはしょうがないけど不粋ですね…。
体のうすいヒロイン
すごく良かった
可愛いリスベット。
原版はスウェーデン映画で三部作。
名画座で一気観したのを今でも覚えている。
なんといっても作品の一番の目玉はリスベット。
ミカエルは脇役でもいいぐらい^^;なので、
何をまた007なんて使ってんの!?と思ったりした。
やはりハリウッド作品ともなれば、
主役も若く端正に美しく(爆)というわけか~。
ミカエルなんてあのドバイに出てきたオジサン
(けっこういい演技するんだけど)だもんねぇ。
ハイ、というわけで見映えは今作の勝利?か。
でもやっぱり、リスベットのインパクトはあっち、
ノオミ・ラパスかなぁ(化粧を落とすと狩野英孝の^^;)
ルーニー・マーラ、かなりのイメチェンで頑張ってたけど
やっぱり若さというか女の子らしさというか…
そこかしこに出てくるもんだから、可っ愛いの~!!
身体も女らしかったしね(ゴメンね、ノオミ)
つまりその分、粗雑さや荒々しさが萎えて、こう…
守ってあげたい!(by007)みたいな共感すら覚える。。
変態後見人をぶちかますところなんか(爆)
もっとやっちまえぃっ!的な猟奇心まで芽生える始末。
だから女は怒らせると怖い、っていったでしょう^^;
さて。。。
原版が面白いワケなのでこのリメイクもほとんど同じ。
よくいえば細部までホントに同じ作り込み~でさすが。
D・フィンチャーのこだわりぶりが随所にv
推理…はまぁそこそこだし、猟奇殺人…もまぁ在り来り
の今作は、とにかくこの凸凹コンビ(相棒?)の活躍こそ
面白い。なんでドラゴン・タトゥーなんだ^^;と思うほど、
あの風貌の意味(武装なのかしら)が掴めない一作目。
彼女の過去が詳しく語られるのは二作目なので、これが
成功したらまた作るのかしら…?じゃないと完結しない?
と思うけれど、ハッキリいって一番面白いのは一作目。
三作目になるとほとんど法廷劇になってしまうので…^^;
まぁ~長いこと長いこと、この上映時間(158分)なのだが、
スッキリ観やすく纏めてあるので、かなりスラ~っと観れる。
流れとしてはこちらの方が観やすいかな?撮影は現地で
行ったそうだが、寒々しい雰囲気がよく出ている。ラストの
カーチェイスのシーンは零下-20℃もあったそうで、道路が
凍結、溶かしながら走らせたんだそうだ。(スゲ~こだわり)
やはりスウェーデンの寒さは半端じゃないのね。。
全体的に綺麗に観やすく纏まったフィンチャー版。
原作の面白さを活かしながら、かなり巧くリメイクした作品。
(作品に語らせるのが巧い監督。リスベットにも拘ったわね)
なんだかスゴイ
久々のヒット
バイオレンス度が強い
リスベット物語
オリジナル好き、そしてフィンチャー監督ってことで期待が大きかった分、評価は辛いです。
書いてるうちに長くなってしまったので
簡単にピックアップしました。
・そもそもこの映画の性質上、あんなド派手なオープニングは必要ない。
(エンディングだったらよかったかも)
・事件の一つ一つも取り上げ方があっさりし過ぎだし
・何よりもリスベットが可愛すぎるのだ。
・あんなに簡単にミカエルを受け入れるものだろうか。
(だからこそ彼女が異常なのだとしても)
・そしてあのお下劣極まりないモザイクである。
・時折訪れるグロテスクなシーンもエロティックなシーンも
狙っている感がありすぎ
全体を通して言えるのは、ミカエルは巨大な陰謀と、リスベットは受け入れ難い現実と壮絶に戦っている筈なのに、監督がハリウッド寄りになりすぎて、まったく戦っていないのである。
2時間40分もかかってリスベットの成長物語を見せられるのは
ちょっと辛いです。
私はオリジナルの先入観が強すぎるのかもしれませんね。
単純に映画としては面白い部類かと思います。
映画史に残る新たなヒロインの誕生
原作を裏切らない面白さ!
原作ファンとしては、期待半分不安半分で行ったのですが、まったくイメージが壊れることはなかったです。逆に頭の中で想像していたミカエルやリスベット、そして極寒のスウェーデンの風景が美しく完璧に映像化されていて、たまらないほどうれしくワクワクしっぱなしでした。
中盤の謎解きパートは、さすがに情報量が多く、リスベットの目の覚めるような天才っぷりは描き切れているとはいえないかもしれませんが、大丈夫です。それ以外で十分、萌えます。というか、むしろ原作より萌えます。制限された時間の中で、よくもここまでリスベットの魅力を凝縮してくれたことに感謝します。
気が付くとラストには、しっかりリスベットに心掴まれてしまっているのは、原作にも負けません。
知らず知らずのうちに…
リスベットの映画
冒頭は007チックに始まり、期待度高まりました。
ダニエル・クレイグ大活躍かと思いきや、(ダニエル・クレイグのファンだから見に行ったわけですが)リスベット役のルーニ・マーラの存在感は大きかった。
壮絶なヒストリーを抱えながらも、逞しく有能に生き抜く姿がいい。
悲惨な環境から、あのファッションになったのかもというのも頷ける。
タトゥーやピアスの意味がストーリーが進むにつれ明確になる。
まるで自傷癖がある人間がリストカットのラインを増やすみたいだ。
彼女のパンク・ファッションはフェイクや格好つけじゃなくて必然だろうと思う。
何故、タイトルがドラゴンタトゥーの女なのか、ラストシーンを見て納得。
巷で言われる八つ墓村系の事件がメインじゃなくて、結局はリスベットのストーリーなんですよね。
最後、もうちょっと盛り上がっても良かったかなと思うけど、マトモな世間に慣れてない彼女の寂しいLove Storyの結末としてリアリティあるかなと思う。
かなりの女性がリスベットのファンになったんじゃないだろうか。New ヒロイン誕生かも。
ダニエル・クレイグに関して。彼は、どの作品でもエロくない。
007でも、あまり女性と絡まないし、他の作品でもベッド・シーンの印象が薄い役者だと思う。
冒頭の、北欧の寒さが極めて似合うような、ある種ストイックな雰囲気を持つ俳優だ。
その意味では、今回のキャスティングは良かった。妥当だと思う。
リズベットが心を開く相手は、そんな雰囲気の俳優が良かったのではないか。
ルーニ・マーラの陰に隠れたけど、ダニエル・クレイグ無しではあの雰囲気は出なかったと思う。
面白い!
フィンチャー監督の本格サスペンス映画は久しぶりで大いに期待してみたら見事期待に応える大変な充実作だった。
リズベット、あんな顔にピアスやモヒカン、揚句にタトゥーなんて超苦手なタイプなのに情強なところや根性の座っているところが大変かっこよく、最後はなんだか好きになった。
それに比べると、ダニエルクレイヴがいつもよりとてもかっこよくなくて残念だったけど、そもそもかっこよくない役なので、キャスティングがよくないと思った。
ミステリーでよくあるんだけど、登場人物が多すぎて把握できなかった。でも気にしなければ問題ないようなつくりになっていて、映画として最終的に腑に落ちる構成だった。
(追記)
スウェーデン版の三部作を見て見返す。ダニエル・クレイヴが野暮ったいのだけど、スウェーデン版のミカエルの方がずっと野暮ったい。犯人の家を探っていると犯人が帰宅して外に逃げるのを見つかって家に招かれて気まずいことこの上ない。
リズベットはスウェーデン版よりかわいい。ドラゴンタトゥーが小さい。
怒りに満ちた魂、一人挑んできた少女の物語
スウェーデン版は鑑賞し堪能したので、どんな表現なのか興味津々でした。観て良かったです。
苛酷な過去に、怒りに満ちた魂で一人挑んできた「竜の刺青の少女」の物語でした。ルーニー・マーラ演じるリスベットは、女というよりは原題の通り少女の部分が濃く、期待以上に魅力的でした。
人間としてだけでなく、男としても慕わしいミカエル。ダニエル・クレイグは納得でした。
ミステリーは天才ハッカー・リスベットの豊富な情報と、ミカエルの記者魂の両面からテンポ良く解き明かされていきます。凄惨な描写もありますが、煙草の一服、何気ない食事にも丁寧に重みをもって描かれているのが凄いと思いました。
そして切ない幕切れ、だってあなた、最初から知ってたのに。堅く閉ざした心の扉は少し開いたけれど。
エンディングテーマも、二人の少女への余韻を深めてくれ良かったです。
とても印象的だった事、リスベットのインスタント麺の調理はクール!イマドキ普通なんでしょうか。
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