ヒューゴの不思議な発明のレビュー・感想・評価
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人の歴史と映画の歴史
良く出来た世界観とレトロなメカに惹かれ技術屋の私はなんとなく見始めた。すぐに子役二人の名演技に引き込まれてしまった。
後半これはメリエスがらみの話なのかと気づいた後は、主人公と一緒に謎解きから大きく展開する話に興奮した。
公開当時、興味範囲になかったからと思われるが、題名以外真っ白で鑑賞することになった。気になった映画は極力細かい情報は入れずに見たいと思っているが今回ほど先入観無しに見ることはない。興奮を味わうためには先入観は無用。つくづくそう思った。
不思議
1930年代のパリ。父親の残した壊れた機械人形とともに駅の時計塔に暮らす少年ヒューゴは、ある日、機械人形の修理に必要なハート型の鍵を持つ少女イザベルと出会い、人形に秘められた壮大な秘密をめぐって冒険に繰り出す。単純な冒険物語だと思ったらもっと面白い作品でした。ヒューゴの出会った老人はサイレント映画の天才監督だったが今は引退して寂しく暮らしている。彼はサイレント映画で成功し、自分のスタジオまで持ったが戦争によって活動休止を余儀なくされ、フィルムは溶かされ靴底の材料にされてしまう。ところが、ある人物がフィルムを探し出して再び上映され喝采を浴びるのだった。
ヒューゴは物語の語り手で真の主人公はこの老人であると思う。
妙味がある
芸術的なSFの世界観もよいけど、何より素敵なドラマだと思う。
機械人形に記されているはずの形見のメッセージを探す話であるが、
実際には、人形にそのようなメッセージはないのが面白い。
人形に意味を持たせた(縁を繋いだ)のはあくまで主人公の行動であり、
とはいえ、この人形でなければ意味を持たせることもできなかったところも上手い。
公民官も趣がある。
一見すると敵かと思うが、行動をつぶさに見ていると子どものために行動している。
駅で盗人させるより、孤児院のほうが幸せになれるという信念は理解できる。
ともかく、独創的な世界観と、固定観念を崩されそうになる作風。
非常にオリジナリティーのある傑出した映画(監督)だと思う。
ある種の伝記映画
物語も映像も温かみが全体的にあってとても良い。
映画の素晴らしさが伝わり、スコセッシすごいなと改めて思った。
ヒューゴが主役の物語ではあるがジョルジュ・メリエスの伝記映画にもなっており、作中ではメリエスがどのように映画とってたのか事実に基づいて描かれている。
月世界旅行などをみてから本作を見ると更に楽しくみれると思う。
映画について考える
正直、場面が人混みと狭いところや部屋の中ばかりで退屈に感じた。
汽車が飛び出てくるのではないかと脳が震えた映画の創世記を考えると、今、VRで新しいエンターテイメントを作るべきだと感じた。CGによって映像の可能性は実現できる幅が大きく広がっていて、全編一人称視点のハードコアなどの魅せ方の新規性は模索されているところだろう。
タイトルって難しい
邦題が悪い。
確かに、ヒューゴは発明はしていないし、もう少し掘り下げて描いて欲しかった部分はあるから、そこが減点ポイント。
はじめて映画を見た人々が、こちらへ向かってくる列車に驚いたり、時計に捕まってる人にハラハラしたり、なんといってもパパジョルジュの作品のわくわくが素晴らしい、実在する映画が用いられているので映画愛が感じられる作品。
パパジョルジュも実在の人物。
新しいことに挑戦し、人々を驚かせて楽しませることの楽しさ、そのすべてを奪った戦争
夢を売って、開いたおもちゃ屋での、夢を修理する少年との出会い
色んなことが重なって映画に深みが出る
パパジョルジュの部屋で、大切にしまっていた絵コンテが宙に舞うシーンがたまらなく好き。
切ないけど、笑顔になれる。
基本的には切なくて悲しい要素が多いんだけど、
最後にはみんなが幸せになるのが良かった。
(最後幸せになるなら、もうちょっと全体を明るく描いても良かったのでは。。。汗)
映像が凄くキレイ。
ジュード・ロウの優しいお父さん像が泣ける。
監督がMスコセッシでびっくりした映画
なかなか良い感じのファンタジック&ノスタルジックな映画だったけどタイトルからの乖離が残念。
クロエ・グレース・モレッツいい~(萌)
ママ・ジャンヌ、どこで見たのか思い出せず
後で調べたら、ハリポタで高貴な悪魔女役の
ナルシッサ・マルフォイだった。
007スカイフォールにも出てる・・・
ヒューゴと機械じかけの秘密
皆さんと同じくファンタジーと思ってました(笑)
タイトルちょっとずれてますね(^_^;)
少年とおじいさんの物語という感じかな。
でも、観ているうちに少しずつ謎が解けていき、
ヒューゴに人との繋がりができてくると嬉しくなりました。
ただ怒るだけの「こわい大人」にだんだんと親しみがわきました。
それぞれの登場人物の傷が癒える度、
じんわりと温かい涙が出ました。
時計台から、エッフェル塔の見える街並みを見ながら
ヒューゴがイザベルに話すシーンがとても好きです。
ヒューゴのセリフに胸打たれました。
余談ですが、
あの映画のシーン観た時、
和田アキ子の「さあ冒険だ」
が脳内で流れてました(笑)
ガチャピンが出てくるやつ(^_^)
そういえば、気になったんだけど…
ヒューゴパパのノートってやっぱり燃やしちゃったのかな?
ヒューゴが発明したものは?
駅の中が、迷宮のようで面白かった。あと、ヒューゴと少女の関係がよかった。当時は孤児になると生きていくのが大変だったんだね。
結局ヒューゴは何を発明したのだろうか?
ヒューゴ
気に入らないのはタイトル。そのままヒューゴにすればいいのに不思議な発明をつけたことで小さい子にも興味がわくようなタイトルに。
映画自体はいいと思います。2人とも可愛いし、映像も綺麗。舞台が古いので衣装にも注目しちゃいます。もう少しひねりがあったら面白いけど。
3Dで見てよかった
「ユゴーの不思議な発明」という原作がもとになっているだけあって、よくできた話だなと思いました。
映画はたくさんの人の手で創り上げられているのだと、改めて感じさせられました。
数々の忘却の上に現代の映画は成り立っているという悲哀…涙してしまいました。
予想と違ったが・・・
もう少しファンタジー色の強い作品かと思っていたが、実在した映画の父的な人物へのトリビュートといった内容だった。そういう意味では、映画讃歌と少年と少女を主役にした冒険譚のどっちつかずになっているような気もして、アカデミー賞5部門を受賞したにしては物足りない印象。少女役の女優の笑顔がよかった。
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