「いじけた登場人物苦手」ヒューゴの不思議な発明 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
いじけた登場人物苦手
主人公が浮浪児で気の毒な境遇なのはしかたがないにしろ、それにしても不幸せな登場人物ばかりで、特におじいさんに至ってはそんなにいじけなくてもいいじゃないかと思うほどであった。ちょっと会話すれば瞬時に解決する問題を引っ張っている点や、クライマックスになくても成立するようなとってつけたようなアクションも虚しい感じがした。
ヒューゴはそもそもメンテナンスだけで何も発明しないし、ロボットの仕掛けもすごいものを期待していたら絵を描くだけだった。それも凄い技術だとは思うけど、もっと何かあると思った。
映像は圧倒的でした。とにかくいじけて不景気な登場人物ばかりで元気が出ない映画だった。そういうものとして見ればまた印象は違っているかもしれない。
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