「映画に対する敬意」ヒューゴの不思議な発明 ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
映画に対する敬意
なんというのかスコセッシ監督自身の映画という文化そのものに敬意をささげた映画だったと思います。いろんな昔の映画のオマージュを入れてかつて本来の映画の楽しさを味あわせようとしているように思えました。
しかしそれを今風にというか3Dをふんだんに利用して表現しようとしているように見えました。私は残念ながらDVDでしたが3Dで見るととても面白そうなシーンがたくさんありました。
古き良きものを大切に、そして映画はこんなにもすごいんだぞということがこの映画によって感じられました。
しかしそれだけではなく、各登場人物の物語もなかなか胸に響くものでした。人は夢(もしくは目的)一つ持つだけでこんなにも生き生きしていられるのだなと彼らを見て思いました。夢の大きさや方向性は人それぞれですが、希望を与えることに変わりはないのだなと思いました。
予告やこの映画のタイトルとはイメージが全然違いましたが、まったく裏切られた感じはありませんでした。むしろ見てよかったと思える作品です。
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