「題名に騙されるーう」ヒューゴの不思議な発明 HITOMIさんの映画レビュー(感想・評価)
題名に騙されるーう
「ヒューゴの不思議な発明」という題名から、冒険ファンタジーだと思ってました。
でも、違ってた。
正しくは「ヒューゴ君の不思議な機械人形」という感じでしょうか?
舞台はフランスで、映画の色がフランス映画のような味わい深さがあります。台詞は英語ですけど。
アメリカ映画の冒険ファンタジーの単純な色合いとは違う、深みがあって綺麗でとても美しかった。
3Dでなく2Dで観ましたが、3Dで観ても良かったかなと思いました。
ヒューゴ君が駅の警察官につかまって孤児院に送られそうになったり、
無声映画の実在の監督、ジョルジュ・メリエスの作製の舞台の描写とか、
けっしてこの映画は、ファンタジーではないです。
綺麗な映画だけど、この映画の老年のスコセッシ監督の人生とか、それから映画製作への愛とかを想像させるなんとも渋い映画です。
アメリカの映画の単純さとはちょっと違うなっ、ちょっと難しいのかなって思って観ていました。
でも、そんなことよりも、観て悪くない映画でした。題名から想像する映画とは全然違ってましたけど。
それから少女イザベル役の「クロエ・モレッツ」が魅力的でした。
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