劇場公開日 2012年3月1日

  • 予告編を見る

「あまり泣けず」ヒューゴの不思議な発明 xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あまり泣けず

2012年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

こんにちは(いま3月5日11:25頃です)

スコセッシ監督は僕のフェイバリットのひとりであり、
こんどのアカデミー賞で5つも賞を獲った作品だし、
間違いなく、感動させてくれるものと思いました。
3Dに関しても、3回目で、いい作品(トイスーリー3)
とそうでもない作品(アリスの不思議な旅)に別れていたけれど、
ここは間違いなく素晴らしいものになっているだろうと思ってました。

でも、なぜか?
感動は薄かったのです。
確かに3Dの立体感はありすぎるくらいあったのだけど、、
人物が薄っぺらく(物理的に)見えてしまう。
人物に立体感、厚み、温かみが希薄なような・・・
それがとても気になってしまったのです。

マジックからファンタジーへ、舞台から映画への深化は
わかるのだが、おじいさんが映画を封印してしまう、
その心境の変化がいまいち伝わらなかった。
もっともっと、深い理由があってほしかった。
へんかな。僕の感想・・・。

結局この映画、僕にとっては、児童文学的映像として、
ファンタジックな映画としてみることが正解だったような気がした。

そうやってみれば、スコセッシ監督の映画愛は疑わないし、
レトロなフランス的エッセンス、時計台や駅や雑踏は心地いいし、
主人公たちの、特にイザベルの笑顔には癒されたし。

ちょっと期待しすぎた感がありましたね。

xtc4241