アントキノイノチのレビュー・感想・評価
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時間を返して
タイトル通り
榮倉奈々はいつも通り可愛いし
岡田将生も叫び芸を差し引いても良かったと思う
でもラスト10分が現実離れし過ぎてゲンナリ
なんでこういうラストを面白いと思えるのか脚本家や監督の頭の中を覗いてみたい
クセが強いんじゃ、うちのおかんがゆうには、これはもなかの話や、時を戻そう!
猪木とあんときのをかけるダジャレが題名になるほど、ふざけた映画です。
真面目な人なら、テレビの画面を壊したくなるでしょう。
最低最悪です。
スカ以下です。
とって付けたようなラスト
心の再生物語として観ていたら、最後とってつけたようなお涙頂戴ラストになって愕然とした。
そういうラストにするなら、もっと巧くもっていこうよ。これならラスト削ってその手前で終わらせた方が再生物語として纏まっているように思えるし尺も丁度いい。
正直、あんまり共感できなかった。ということは、さだくんに共感できな...
正直、あんまり共感できなかった。ということは、さだくんに共感できなかったということか。
確かにいい映画だと思うし、出演者もいい演技だなーと思う。でも共感できなかった。
なんでなんだろう、と帰りながら思った。
2人とも犠牲になったイノチを抱えながら、イノチのかけがえのなさを浮き彫りにしている。その犠牲のイノチを軽んじるどころか、精神に異常をきたすまで思いつめている。
犠牲にならないとイノチの重さは分からないのか、みたいな疎外感だろうか。
松井の闇をもっと暴き出し、そして現在の状況がちょっと気になった。
構成に難あり
死について描く日常イメージと
主人公が持つトラウマ。
このリンクが少し弱く、テーマがボケたかな。
役者は頑張ってるんだけど、脚本の不出来を
リカバリーは出来なかった。
死を描くのに、ストーリーに捻りは不要。
捻りがむしろ、作品をチープにしてしまった。
原田泰造の淡々とした演技は秀逸。
良い役者だよなあ。
最近のお笑いは見てないけど
役者でも十分食っていける。
何か釈然としない作品でした。
逃げても変わらない、さぁ立ち向かえ!
映画評価:30点
この作品は、何もかもが常軌を逸している。
この作品が何をテーマにしているのか、どう伝えたかったのか、それが汚されている気がしてならない。
おそらく人の死について、そしてその死と向き合う若者達がテーマだったと思うのだが
自殺した友人が異質なタイプである必要性、山岳部の友人を殺しそうになるシーン、そして最後の仲間の死
すべて不要だったと感じてならない。
「死」と「生」という大きなテーマである時点で充分心を打つので、もっとシンプルでも良かったと思う。
テーマは素晴らしいが、表現方法が最悪だったので、残念です。
【2015.4.25鑑賞】
冒頭のシーン、あれはあれで好きです。
いろんな意味で観ててイタい。
時がたっても消えない傷は確かにある。
自分はそれにフタをして おそるおそる歩くけど、この映画では フタをあけてゆっくり噛み砕く。苦しい。
聞いて欲しい人いない。話そうと思う自分にならない。
この映画では2人とも頑張ってる。良い映画だなぁ。
静かで熱い
現代社会の淡白さ、人間関係の希薄さを猛烈に批判していると感じた。
一人一人にはドラマがある。
わたしにも、このレビューを見てくださっているあなたにも。
それを感じられる作品です。
あなたは元気ですか?? そんな風に尋ねたくなります。
最初、岡田将生の綺麗さに感情移入できなかったが、すぐに引き込まれていった。
彼がどうしようもない怒りに叫ぶシーンは鳥肌が立つ。
榮倉奈々の紡ぐ言葉一つ一つは心に響く。
泰造さんも素敵だった!
よくある、静かで淡々と進む、よく分からない邦画だと一見思われてしまいそうですが、私もそう思っていましたが、その考えは簡単に裏切られました。
とても印象的な作品。
ただ残念だったのは、主題歌が軽いと思いました。よって、★−0.5です。
アントキノイノチ
冒頭岡田君が屋根に後ろ姿の裸で座っているのが余計。無駄な裸を強要すべきじゃない。
最後に栄倉奈々が事故死するというのもメチャ安易な結末。そんなにすっきり死ねるもんじゃない。もしか事故にあったとしても、怪我でダメージ受けて苦しむというのが、現実。
「送り人」の成功に乗っかってるというのも、発想がお粗末。
岡田君は買いですが、TV鑑賞で充分かと・・・
予想通り・・・?以上かな?に岡田君が好演。
榮倉奈々ちゃんは可愛いながら、少々鼻につく
TBS絡みの映画って最近なんだか薄っぺらい
尺の長さとあいまってきっと泣かそうと思ってるだろう所も
かえって、う~~~んと思ってしまう。
良かったです。
個人的に若手の役者が出る映画はチャラチャラした甘さを感じてて好きでは無かったんですけど、この作品は違ったと思います。思春期に経験したトラウマを深く痛々しく演じた岡田さん、栄倉さん良かったです。泰造さんもナイスなアクセントつけてたと思います。
監督は原作の持つ深いイノチのメッセージをさっぱり理解していない!
本作は、トラウマを抱えた青年、杏平が遺品整理業という特殊な仕事に関わることで、未来を掴んでいく物語です。
これを松竹が手掛けるということは、明かに『おくりびと』の二匹目のどじょうを狙っているものと穿ってみてしまいます。しかし、本作の監督は原作の持つ深いところでイノチは繋がっているのだという人間の霊性のテーマを理解できてなく、『おくりびと』の感動に遠く及びませんでした。『人は誰でもひとりで死んでゆく』という台詞が、劇中出てきます。ただ原作者の真意は、それでもイノチは倶会一処で一つに繋がっていくのだ。死別したイノチとまた出会えるのだというところにありました。そんな死というものに対する受け止め方の違いが、原作は希望に向けた再生のドラマだったのに、映画では悲劇的な結末という違いを産んだのではないでしょうか。
頻繁に描かれるのは、杏平が高校生の時に体験したトラウマの心象風景。これがやたら長回しなのです。しかも台詞抜きの演技と心象風景に不安感を煽る音楽だけで、まるでホラー映画の出だしを見ているかのような鬼気迫る映像です。冒頭からして、すっ裸の杏平が自宅の屋根の上から、外を呆然と眺めているという奇怪なシーンからはじまりました。
頻繁に高校時代と現在がカットバックする構成も本作を分かりにくくしている要因です。重くのしかかるトラウマを超えて、遺品整理業のアルバイトについた杏平は、自分の居場所と生き甲斐をやっと見いだします。それでも発作のように襲いかかるのが高校生時代の傷ついた記憶。自分は人をふたり殺したという杏平に何が起こったのか、過去と現在を往復しながら、そのトラウマの真相に徐々に迫るという展開でした。ちょっとミステリにタッチに明かしていく杏平の過去は断片化が激しくて、分かりづらくなっています。なかでも、杏平が悪いわけでもないのに、親友を裏切ったことが親友を自殺に追い込んだと勝手に決めつけてしまうところは、唐突で納得できませんでした。またもうひとりのクラスメートに至っては、部活で遭難するところを危機一髪で救っているので、とても殺したことにはなりません。ちょっと説明不足な脚本なのです。
脚本に問題はあるものの、トラウマを背負いながら、遺品整理業を通じて人の死に向き合っていくという難しい役柄を体当たりで岡田将生が好演しています。今まで二枚目ぶりとはちょっと違う、かよわでクレイジーな雰囲気を上手く作っていると思いました。
さて遺品整理業の先輩として杏平の指導にあたるのがゆき。てきぱきした仕事で、死体があったことなんてしげにもかけません。溌剌としたワーキングウーマンぶりは、これまでの榮倉奈々が演じてきた役柄や可愛いだけのイメージとは、ちょっと違います
そんなゆきもまたレイプされた過去を持つトラウマの持ち主でした。お互いに心の傷をもつ二人は、次第に惹かれあっていきます。しかし、一線を越えようとゆきのほうから誘ったのに、男に対する拒絶反応がでてしまい、そのまま会社まで退職。ゆきは、一方的に杏平のもとから去って行きます。
この展開も、ゆきの決断が唐突すぎるように見えてしまいます。もう少し丁寧にエピソードを重ねるべきでした。
諦めきれない杏平は、ゆきのゆくえを探し続けます。やっと介護施設で働くゆきを見つけたのに、ゆきは杏平を無視するのでした。ちょっとここでもゆきの気持ちが分からなかったです。
失意の杏平。でもゆきは単に拒絶しただではなかったのです。エンドロールで出てくる映像には、浜辺で再会した二人が触れあうシーンがあります。その時ふたりが叫ぶのは、「1、2、3、ダァー」という猪木の決めぜりふ。監督にとって、「アントキノイノチ」のオチは、アントニオ猪木だったのですね。ガックリ!
このあとゆきに不幸なことがおこり、杏平は不本意な再会を果たします。たぶん観客の涙狙っての演出でしょうけれど、伏線がわざとらしくて、『おくりびと』のラストのようには泣けませんでした。岡田将生の演技は素晴らしいほど、役に入れ込んでいたのに、彼には申し訳ない限りです。
他に職場の同僚として登場する原田泰造や上司役の柄本明いい持ち味を発揮していました。
いろいろ酷評しましたが、それでもトラウマを抱えた人の心象には、必要以上にリアルに迫っていると思います。いまウツで悩んでいる人や死別した苦しみを抱えている人は、本作で今のイノチとアントキノイノチ、そして未来に生きるイノチが一つに繋がっていて、自分を照らしていてくれていることを掴んで欲しいものだと願います。
しんみり考えさせられました。
予想外の結末に、愕然とした・・・・
心に闇をかかえる主人公の2人が、他人の死に向き合い生きるということの難しさ、さみしさ、はかなさを目の当たりにして得たものとは・・・・・??
平和な人生を歩んでいる私は、自分が死ぬなんて考えたこともなかった。
でも、必ずだれにも訪れる「死」について、深く考えさせられた。
『人は誰でもひとりで死んでゆく』そんな言葉が映画のワンシーンで語られていた。
どんな形で死を迎えるかは分からないけど、やっぱり、一度しかない人生きちんと後悔ないように生きたいと思った。
当たり前の、大切な人との毎日・・・
「おはよう」「おやすみ」「いってきます」に幸せをきちんと噛みしめたいと思った!
もっと、もっと、日常を大切にしなきゃ。
いつか死に別れて、お互いが離れ離れになってもさみしくないように・・・
たくさんの幸せな思い出で心が満たされているように・・・
幸せな毎日を過ごさなきゃ!って思った。
大切な人と、是非見てほしい作品です。
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