劇場公開日 2011年5月7日

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「私はだーれ?」アンノウン bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0私はだーれ?

2022年4月19日
iPhoneアプリから投稿

『96時間』のリーアム・ニーソンが主演する、クライム・サスペンス。いつものごとく、ニーソンは、闇の組織との追いつ追われつの逃亡劇を繰り広げるアクションも満載。そして、本作の舞台は、ドイツのベルリン。

学会で妻と共にベルリンに降り立ったニーセン演じる主人公・ハリス・マーティン。ホテルに着いた所で、1つ荷物がない事に気づき,妻を置いて,一人で空港に取りに戻る。しかし、その途中で交通事故に遭い、4日間昏睡状態となる。目が覚めた時には、彼の状況は一転していた。

記憶は徐々に戻ったが、身分を明らかにする物が無く、妻とも再会するが、妻は別の男と結婚し、自分を知らないと言う。見知らぬ街で途方に暮れる中、いつしか彼に魔の手までが忍び寄ってくる。

次第に、追い詰められていく中で、闇の組織とマーティンの研究に関わる、大掛かりな陰謀が明らかになっていく。その中で、物語は二転三転しながら、マーティン自身に課せられた、衝撃的な秘密にも辿り着く。

この作品は、ニーソンにとってもハマり役。彼の持つアウトロー的な男臭さと危機一髪のギリギリのアクションは、ニーソンの魅力を充分に、引き出した作品である。個人的には、彼の作品の中で,一番のお気に入りだ。

bunmei21