キツツキと雨のレビュー・感想・評価
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『ゾンビと村人と監督』
うひょー面白れえええ!!
沖田修一監督が「南極料理人」と「横道世之介」の間に撮ったコメディ。ちょっとコレはもっと世に知られるべき傑作ですよ!
ゾンビ映画の撮影隊が村に来て、という「映画内映画」なんですね。(この手の映画にハズレ無し)
ハッキリ言ってタイトルで損してる。『ゾンビと村人と監督』とかキャッチーなものに改題して再公開して欲しいくらい。
役所広司が持つ、なんとなく滲む可笑しみ が最大限に発揮されておる。ほっこりしつつラストには燃える展開。脇までキャストも素晴らしい。全てが絶妙な塩梅で撮られております。
【沖田修一監督作品に外れなしの法則】
沖田監督の作品は独特のテイストが好きである。
盟友(悪友?)でもある、前田司郎が絡むと魅力は増す。
今作は沖田監督の”オリジナル脚本”作である。
今作では、大きな出来事が起こるわけでもないのだが、初監督作品撮影中、悩む田辺幸一を小栗旬が抑制した演技で魅せ、
映画キャストとは、全く関係のなかった木こり、岸を役所広司が味のある演技で魅せる。
劇中劇として、ゾンビ映画が出てくるなど荒唐無稽なのだが、それも又そこはかとなく可笑しい。(岸は人が良いので、ゾンビ役で出演することになる・・・。)
”予算の無い”映画作りの可笑しき舞台裏を、キチンと撮った映画。
田辺と岸の風呂場での遣り取りなど、趣があり面白かった作品。
鑑賞後、何故か幸せな気分になれる作品でもある。
<沖田修一監督、前田司郎監督。舞台が忙しいのだろうが、今作や、”横道世之介””ジ・エクストリーム・スキヤキ”のような脱力系ながら、見応えある作品を5年に1度程度で良いから製作しておくれ・・。>
<2012年2月18日 劇場にて鑑賞>
主演のふたりが絶妙
低予算でグダグダの“ゾンビ映画”撮影という微妙な設定。
でも、役所さんと小栗くんの素晴らしい演技で、微妙な心境の変化とかが細やかに描かれていてとても素敵な作品だった(*´∀`)
田舎の人情溢れる温かい感じもまた良かった♡
魅力的な木こりと自信のない監督
役所広司さんが魅力的に撮られていたので、観ました。
主人公、映画に関わる楽しさを知ったなら、映画の仕事したらいいのにと思いました。
映画のラスト、淋しさが余韻となって溢れて来ます。
私も映画に出演したいな〜!
人生は一度きり…そんなことを観賞後思いました。
お互いに感化されて次第に変わっていく。 こういう映画いい。 ちゃん...
お互いに感化されて次第に変わっていく。
こういう映画いい。
ちゃんと話が作られてる。
だからこそあのラストシーンの役所が寂しそうでなんかやり切れない。
木こりと監督が過ごした日々は間違いなく人生でかけがえのない出来事。
でもその日々も必ず終わりはくるわけで。
その日々が終わるととても切ない。
無駄ではなかったけど、せっかく影響しあって良好な関係を築けたのに、撮影が終わるとお互いのいない出会う前の日常。
二人とも空いただろうな心の穴。
それでも二人は出会う前とは違う成長した日常を歩んでいくと思いたい。
やっぱりラストが切ない。
笑いのしめる割合が多いのに、しっかりと感動させてくれる映画。 ゾン...
笑いのしめる割合が多いのに、しっかりと感動させてくれる映画。
ゾンビ映画づくりに徐々にはまっていくかんじが最高に良かった。仮病して手伝いしているところを木こり仲間に見つかるとことかめちゃめちゃ笑った。あの椅子も。
終わってすぐもう一回観ました。
ほのぼの
のんびり見れて、クスッと笑える
暖かい気持ちになれる映画
不器用な父親だけど、情にあつく、困ってる人を助けて面倒なことに巻き込まれちゃう
でも、だんだん楽しくなってる姿がとても可愛らしい
監督も自信が持てず、苦悩する姿からイキイキと撮影し出す変化が嬉しく感じた
人間関係が希薄になっているように感じることが多いが、この映画を見て人と深く関わったり、知ろうと思ったりっていうのは、大事だなぁ、見直さなきゃなぁと思い直した
最後に親子関係がとても素敵でした
●男たちの悲喜こもごも。
何もない農村で映画撮影が始まる。静かな村が少しずつザワつく。
職人気質の克彦。自信のない若手映画監督、幸一。ふたりの歯車がすこしずつ合わさっていく。克彦の息子はじめ、脇役もみないい味出してる。
「南極料理人」もそうだったけど、この監督は男たちの悲喜こもごもを描くのがうまい。静かにストーリーが進みつつ、クスッときたり、ジワっときたり。頑固な克彦が息子に気を使ったり。弱気な幸一が大俳優とやりあったり。そうした心の変化をうまく捉えている。いい映画だ。
楽しき日本のゾンビ村
予想より遥かに面白かった。
ゾンビメイクをした村人たち、それだけでもなんだかわくわく。
村に活気が出てくる様子は、とても楽しい。
役所広司演じる岸。
最初は寡黙で無愛想な頑固親父かと思ったが、温泉でゾンビの動きを復習する姿などなどお茶目さが所々で顔を出す。
伊武雅刀も良い味を出していたし、小栗旬とのやり取りも好き。
いつの間にか村全体で盛り上がり、撮影にだんだんと熱が入っていくあの感じ、すごく良い。
真剣に映画を撮るスイッチがONになってからの、生き生きした皆の顔や動き、最高だった。
沖田監督ははずさない!
きっちりおもしろいもの作るよね
エンディングの星野源の歌で完成したよねーーこみ上げた(笑)
なぜかゾンビ映画撮ってるんだけど
これが案外シナリオは面白いんだね
映画制作現場の話しなので
この春映画学科の大学に入った娘を想って観ましたーーーBSで(^^;)
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