恋の罪のレビュー・感想・評価
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ウインナーが食べたくなった(゚∀゚)
『冷たい熱帯魚』や『愛のむき出し』に比べればわりかしソフトな映画に仕上がってる(^_^)
まあ『冷たい熱帯魚』がマッチョ過ぎなんだろうけど( *´艸`)
これは女版『冷たい熱帯魚』と言っても差し支えないかなと(・∀・)
いきなり冒頭から水野美紀のオールヌードで、実は刑事で変死体が発見されたという一報が不倫相手とセックスしてるところに。
そして津田寛治扮する小説家の奥さんの神楽坂恵が徐々にAVにスカウトされて、そこからどんどんどつぼに嵌って行って・・・
鏡の前で全裸になって「いらっしゃいませ~いかがですか~おいしいですよ~」
ピンクのカラーボールをばしばし投げつけたり
徐々に焼いてるウインナーがでかくなっていったり
園監督遊び過ぎアッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!
冨樫真もがりっがりの体を惜しみなくさらけ出してやりまくって・・・いや~凄まじい役者魂Σd(゚∀゚d)イカス!
真面目一辺倒な小説家だけど、実はその裏では冨樫真と前からの知り合いでやりまくってたという旦那の津田寛治良かったな~(・∀・)イイ!!
「久しぶりに見てみる?僕のちんちん。」
ヾ(≧∀≦ )ブハハッ!!ヾ(≧∀≦)ノブハハッ!!( ≧∀≦)ノブハハッ!!
冨樫真がお母さんと話すところで
「糞ばばぁ早く死ねよ」
。゚(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ !!
水野美紀が不倫相手に電話で話しながらも言いなりになってオナニーを始めるのもΣd(゚∀゚d)イカス!
不倫相手にアンジャッシュ児島っていうキャスティングもさすがです(゚д゚)イーヨイイヨー
エログロあり、おしっこありという、園監督のドS感さく裂の素晴らしい傑作ですワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
ただラスト近くで、首つり死体があの売春あっせん人だったというのはちょっと良く分からんかった(;´∀`)
個人的には石井隆監督の映画に雰囲気が似てる気がして、都会の影とそれにうごめく欲望をレトロな感じの映像で表現できてる、どこか懐かしい感じもして一種の風情も感じました(^O^)/
抜けるし楽しめるし考えさせられるし最高じゃないですかYE━━━━d(゚∀゚)b━━━━S!!
事実は映画より奇なり
『東電OL殺人事件』にインスパイアされて撮った映画だと聞き、期待して観に行きました。この監督は事件とは別の話を作ったつもりなのか、真似してるのか(明らかに真似だろうという場面が多過ぎて笑えたが)よくわからなかった。期待はずれ。観ながら先がよめてしまう。この事件をバカにしているのかと腹立たしい気持ちにもなった。『東電OL〜』を読まずに観てたらもっと違う感想になってただろう。まさに事実は映画より奇なり。
珍しくキャスティング誤った
「冷たい熱帯魚」で強烈なインパクトを受けてから観た園作品が「恋の罪」。
「愛のむき出し」「ヒミズ」も観たが唯一大きなミスキャストだと感じたのがこの作品の水野美紀。
水野美紀は無いだろう....。全くエロを感じない。
園さんのキャスティングは良いなぁと思ってたんですけどね。
冨樫真はガリガリのギスギスでかえって痛々しくて年増のインテリ娼婦の迫力のリアリティが有リ好感持てた。
ショッキングな性描写なんかも多々あって面白かったけど、神楽坂さんの前半のシーンが長くて間延びしてたかな。
今回も序盤は引き込まれたが最後がエッ?って終わり方。
終盤がちょっと雑なのかなぁ..
同じ円山町モノなら東電事件じゃなくて、桐野夏生の「グロテスク」とかベースに撮ったらもっとドロドロしてて園さんにピッタリなんだけど。
園さんの作品は他人のエログロ&バイオレンスを覗き見するようなワクワク感があってつい観てしまう。そして文句言うんだけど。
なにしろ劇場を一杯にしてしまうんだから大したものだ。
熟女ヌードばっかり
エロい場面がたくさんあると思ったら熟女の濡れ場ばっかりでしかもちょっとキチガイじみていてまったくエロくなかった。津田寛治さんとお婆ちゃん役の人のお芝居がとても面白かった。全体的に野暮ったくなんだこりゃと思うところが多々あったのが、本当に面白く度肝を抜かれる場面が時折あるので油断できない。
今回は「自分が不幸なのは全部親のせい」というテーマが薄目でよかった。
「そろそろ・・・巨匠になりますので」
「愛のむきだし」などの作品で知られる園子温監督が、「図鑑に載ってない虫」でもファンキーな役どころを演じた水野美紀を主演に迎えて描く、群像ミステリー。
奇抜な設定と、徹底した血みどろ劇場描写という代名詞で、日本映画界にその名を刻み続ける映画監督、園子温。「やはり今回も」の作品であるのは確かだが、その根底に流れているのは「エログロ」貫徹の娯楽性とは毛色が異なっているのは明確である。
「作家・園子温」が日本映画界から、そして世界の映画人から高い注目を浴び始めた事で始まった成熟、成長が強く打ち出された作品と言えるだろう。
90年代、渋谷区円山町で実際に発生したエリートOLの凄惨な殺人事件。その捜査に乗り出す女性刑事が迷い込む「女」の性と二面性、その荒々しさと美しさを「言葉を」駆使して見つめていく。
そう、この作品がこれまでの園作品と大きく違うのは、「ぶっ飛び鮮血ワールド」と言っても過言ではない壮絶な怒号と叫びで彩られた作り方に頼らず、絡み合う深遠な言葉の化学反応が主軸に展開されているところにある。
「言葉なんて、覚えるんじゃなかった」本作のメインテーマともいえる詩の一節だが、これは単純に物語の要素ではない。「いままで殺人とエロで注目集めてきましたが、そろそろ会話劇でいきまっせ」という作家としての意思表示が物語に満ち満ちている。
その流れのままに、これまで最期までストーンと堕ちていく人間の悲しさを生々しく描き続けてきた過去作とは違い、きちんと「犯人」へと辿りつくミステリーとしての端正な魅力をもつ。映画として「起承転結」を構築する分別を持ち始めたという印象が強い。
次回作「ヒミズ」は全国展開のメジャー劇場での公開が決まり、いよいよ「巨匠」への第一歩を踏み出し始めた作り手の新機軸として注目したい作品である。ただ・・・人間の業をむき出して提示してきた暴れん坊が、大人になって「映画とはね・・・」と偉そうに世界に講義する姿は、ちょっと、見たくないのも確かである。
無鉄砲の変態野郎で居続けてくれませんかねえ・・・どうか。
男には解らない愛がある。
「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」ときてこれですか…
この監督なに考えて生きているのか不思議に思いますね。こんどは、女の映画って事でいろいろレビューを見てから行ったのですが、やたらエロを強調し過ぎて、若干内容がありきたりな所も…
しかし、尾沢美津子を演じた冨樫真さんは、素晴らしかった。昼と夜の顔を完全に別人格にかえ、昼も夜も魅力のある「女」を演じた彼女。その両方の「女」が言った言葉が凄く印象に残ってます。
「本物の言葉はね、一つ一つ、体をもっているの。」
「私のとこまで堕ちてこい」
吉田和子よりも、菊池いずみよりも尾沢美津子の性に何故か共感することが多かったです。あと、劇中に出てくる「帰途」とという詩がこの、映画の全てだった様におもいます。
「意味が意味にならない世界に生きてたら、どんなによかったか。」
そんな風に思う事あるな~って。
もう少しエロを減らして、文学よりでも良かったかも。監督と、神楽坂が結婚したって聞いてから見たので、余計な感情が入っちゃて…まるでキムギドクの悪い男じゃん‼リアルで‼嫁になにさせてんだ⁈って感じです!
あと、アンジャッシュの児島が演技うま過ぎてビックリしました。まさかの注目株かもしれない。
女は、恐い生き物では、ありません。ただ、愛がなければ渇いてしまうので欲してしまうだけなんです。
ばばぁ最強ww
冷たい熱帯魚を見た衝撃が忘れられなくて、こっちも見に行ってしまいました。冷たい熱帯魚を見た時は、なんというイカれた監督だ、と思いましたが、その辺のイカれ具合は今作にも映し出されていました。人間の本質の暗い部分のみを抽出する才能はさすがですね。
特に後半から登場するばばぁが凄すぎです。映画館で笑いで吹き出してしまったのは、少林サッカー以来です。
ただ、ばばぁ登場以降は良かったのですが、前半はちょっとダレがありました。正直、前半部分は、この映画を見た事を後悔していました。それと、セックスシーンが多すぎですね。あんなにしょっちゅう絡みのシーンを見せられると、いい加減うんざりしてしまいます。個人的には前半部分はあと20分は削っても良かったように感じますね。
残念ながら冷たい熱帯魚の時のような衝撃は無かったですし、くどさも感じました。まぁこの監督らしいとは思うんですけど、でも若干自己陶酔的な部分も感じてしまいました。世界観は凄く好きなんですけどね。
それにしても神楽坂恵は相変わらず大根だな。
すさまじい女の本能
本能が、女を“聖女”でいさせてはくれない。“聖女”の仮面を被ったままでは、女の幸せは得られない。堕ちるところまで堕ちてこそ、絶望の淵に立たされてこそ、初めて得られる快感。汚れても汚れても美しい女達の、すさまじいまでの生き方を描いた衝撃作。
女はいつもワガママで、無いものねだり。有名作家の妻で、何不自由なく生活しているいずみ(神楽坂)、大学で日本文学の講義をしている助教授美津子(冨樫)、刑事という仕事をしながら理解ある夫のもとで幸福な家庭を築いている和子(水野)。仕事・家庭それぞれ充実した生活を送り、傍から見ると幸福な3人の女。しかし彼女達の中に何か「満たされない想い」がしこりとなり、常にないものねだりの女のワガママを体言している。
最愛の父を亡くしたトラウマからか、夜な夜な街娼やデリヘル嬢に姿を変える美津子。そんな彼女と知り合い、自分もその世界へ足を踏み入れるいずみ。仕事の合間をぬって愛人と体を重ねる和子。いったい何が彼女達を駆り立てるのか?「私のとこまで堕ちて来い!」といずみを誘う美津子の姿は、平穏な毎日に虚しさを感じていたいずみにとっては、悪魔ではなくマリア・・・否、マグダラのマリアに見えたろう。その差し伸べられた手に、私自身もすがりたい衝動に駆られた。女ならば誰でも共感できるであろう性の欲望。解放されて行くいずみの姿の美しさ。しかしそこに行き着くまでにどれほど心も体もボロボロにならなければならないのか!
二重生活を送る美津子には、近親相姦的な愛情を捧げていた父を亡くしてから、母親から必要以上の言葉の暴力を受けている傷がある。彼女は毎夜、見知らぬ男に抱かれながら自分を殺してくれる相手を探しているのだ。いずみを誘ったのも、彼女の中に自分と同じ匂いを感じ取り、共犯者となり、理解者となり、そして最後は自分を殺してくれることを願ったからに相違ない。彼女はいずみを助けることによって、自分を生きる苦しみから救ってもらったのだ。
そうして、美津子の苦しみを受け入れ、美津子を追い越して更なる深みへまで堕ちたいずみ。彼女にとって男と寝ることは、道端で飯を喰うことや、子供の前でオシッコをしてしまうことと同じ。生きるための生理現象に他ならない(金を稼ぐという手段でもある)。男達にズタボロにされる彼女の瞳の奥に、恍惚感を見出してしまう私もまた女の本能を持っているのか?
男性は本作をいったいどんな思いで観るのだろう?中盤から涙が止まらなかった私の横に座っていた男性は時折、声を上げて笑っていた・・・。
男性である園監督が、本作を制作した意図は何だったのか?2人の壮絶な性(生)を半ば傍観する形になる刑事和子が、園監督の立場に一番近いかもしれない。仕事と家庭、ワークライフバランスを保ちながら、それでも何かを求める彼女もまた、衝動的な本能を抱えている。しかし私が本作で一番哀しい女だと思ったのは、主演の3人ではなく、美津子の母だったと思う。実の娘に「下品だ、家の恥だ」と罵る彼女の、自分さえも気付かない心の闇。夫の愛を得た娘に対する壮絶な嫉妬心。実の娘を憎まねばならなかった彼女は、娘のように本能を解放する勇気もなく、年老いてしまった。娘に対する嫉妬は、羨望の裏返しだったのかもしれない・・・。
実在の殺人事件をモチーフとしながら、事件そのものではなく、そこに至るまでの女の本能を描いた園監督の新境地。
園子温ワールド
大好物、園作品。
前作の、冷たい熱帯魚には劣りませんが、いいできばえ。
冷たい熱帯魚と同様、恋の罪でも、人が○○に染まって行く姿が、
うまく描けていると思いました。
今回、女優の三人に目を傾けますが、水野美紀だけ、なぜか浮いている感じがします。それが狙いだったのかな(笑)
流れ的には、一つ一つのピースを最後にはまる感じでしたが、
途中、手を抜いた感じがしました。
それが冷たい熱帯魚との差かな?
最後の放尿シーンには、圧巻。
染まりに染まり、最後はここまでオチてしまったのか。
と、言うわんばかりの最後の笑み。
いや~うまい事繋げますね。次回も楽しみ。
おしまい
ビッチであれ!
うーん。
監督の神楽坂恵への愛が溢れ出とるw
拙い演技は変わらんのだけど、撮り方でうまく表情つけてるのよね。
なんだかかわいく見える。
冷たい熱帯魚のときとは全然違うじゃないかw
でも彼女の演技力では役に負けてしまってて序盤は若干退屈でした。
素人もののAV見てるみたいだった。
そこを補ってるのが冨樫さんですかね。
彼女の登場から一気に物語にひきこまれました。
演技も表情も場面によってくるくる変わる。
年寄りのようにも少女のようにも見える…不思議な女優さんという印象。
そしてクソババアとのかけ合いが最高!
特に食卓のシーンはセリフ回しといい、緊迫感が秀逸でした。
しかし、よかったのはその辺だけ。
園子温は女の映画を撮りたかったのだろうけど、 水野美紀は立ち位置微妙だし、序盤で期待した津田寛治もキャラが弱くて残念な感じで終わってしまった。
きっとこれは女を鑑賞する映画なのだろうな。
ビッチな女たち、莫迦な女たちを…。
逸脱
『冷たい熱帯魚』が良すぎて期待したのとはちょっと違いました。同じような衝撃的事件を題材にしていますが、何かが少し物足りなかった・・・。これは好みの問題です。
人間の狂気の面がかなり逸脱して感じさせてる点はやっぱり怖かったし凄いと感じました。こういう気持ちを抱かせられたという時点ですごい映画だと思います。
少し私の好みとは違いました。
アートエンターティメント
皆さん、こんにちは(いま11月14日6:15頃です)
こんなに面白い映画は滅多にないだろう。
園子温は、韓国のキムギドク、ヨーロッパのミヒャエル・ハイネと
肩を並べる衝撃的な監督といえるのではないか。
エンターティメント性(万人が納得する、見せるという要素)と
人間の普遍的な側面をあぶりだすアート的な要素。
それを衝撃的に化学反応させて、昇華させる手法はこの作品で、
ひとつの頂点を迎えたといえるのではないか。
人間の多面性を描いた映画だが、
それはだれでも持っているものだ。
この前、ある女優さんが言っていた
「自分がもってる、その役のエキスを絞って、絞って、
絞りこんで役作りします。」と。
そうなんですよね。
人間にはいろんなエキスをもっている。
すごくいい人になったり、
わけがわからないほど、邪悪なひとになったり、
仕事人間になったり、
個人的趣味的なひとになったり。
たくさんのエキスの中で、普段の自分と違う真逆なエキスが現れた。
そんな映画だったのではないかと思う。
とにかく、人間の可能性を描くという意味でも
映画は非常に有効なものだと感じたのだった。
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