「世代を越えて、誰でも楽しめる映画だね!」探偵はBARにいる Ryuu topiann(リュウとぴあん)さんの映画レビュー(感想・評価)
世代を越えて、誰でも楽しめる映画だね!
公開当時見逃していましたが、このシリーズの2が、公開間近に迫って来ていたので、1を観ていないと、2作目が理解出来ない事も有ると思って、急いで観ました。
わざわざ、急いで観た訳だが、それだけ焦って観た甲斐はあったと思う!
この映画は、ハードボイルドの面白さがトントン、トントンと調子良く展開する。
最近は何でも、ミステリー話にしないと本は売れないと言う話を聞いた事が有る。
そう言えば、ミステリー小説の類いばかりが、書店の小説本のコーナーを占めている。
そんな中でも、人気の探偵シリーズ作品の映画化がこの作品だと言う事だろう。
最近の邦画界では、オリジナル脚本が少ないので、必然的にベストセラーの映画化になると、ミステリー作品が多くなると言う結果が導き出されるのだが、今迄に面白かったミステリー映画作品は、中々直ぐには思い付かない。
しかし、この映画は、きっと肩が凝らずに、あらゆる世代の人達からも、飽きられずに観て貰える作品に仕上がっていると思う。
探偵を初めとして、彼を取り巻く人間が、皆個性的で面白いのだ。
やはり、人物のキャラが巧くたっていると楽しめるものだ!
私は、みなさん同様に、趣味で映画を観ているのであり、仕事で観ている訳ではないので、かなり好き嫌いがハッキリとしている。どんなにヒットしている映画でも、嫌いな俳優が出ていると先ずみないし、嫌いな監督作品は、絶対に観ない事にしている
特にこの作品の場合は、特別に、主役級の俳優達3人が嫌いだったので、敬遠したのだ。
結構みんなのレビューは高得点をマークしていた様に記憶しているが、観たらおもろいかも知れないと思っていても、時間が無い事を理由に観無かったわけだが、予想に反してこの作品は、私にも多いに楽しめる作品だった。
先ずは主役の、大泉洋と、西田敏行が嫌いで、それプラス小雪は綺麗な女優さんなのだが、苦手で、この人達を2時間以上も観るのはNOサンキューだった。
しかし、これが食べず嫌いと言う奴で、日本の娯楽映画としては、笑えて、ちょっとシンミリと味わいを魅せるシーンもあって、想いの他上出来な作品だった。
そして何と言っても、ハードボイルドミステリーは真犯人が予想出来ずに、そして最後にドンでん返しが有る事が最大の楽しみの一つだ。その点では、まんまと私はラストで騙された口ですね。
そして、もう一人忘れてはならない、登場人物である探偵の相棒の高田を、松田龍平が演じている。この高田と言う男のキャラも、憎めず、可愛らしいキャラだった。そしてこの作品を観ていると、彼は父親を越える良い俳優になるはずだと想像出来る。
そしてもう一人オマケと言ったら悪いが、高嶋政伸が良い味出していたよな~!彼もコメディー映画には向いている俳優だ!今公開中のシリーズ2よりズーッと楽しめました!