劇場公開日 2012年1月14日

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「獲りに行ったら「大失敗」だね」マイウェイ 12,000キロの真実 トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5獲りに行ったら「大失敗」だね

2012年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

難しい

本作は、先行封切りされた韓国で大コケ状態なんだとか。

本来悪役であるオダギリ演じる日本人将校の描写にも結構重きが置かれ、日本人および、日本市場への配慮で悪者になってないのが原因?

まさか…。成熟してきた韓国映画ファンもそこまでバカではあるまい。
ノルマンディー大作戦にかり出された日本人と朝鮮人がいた…という史実を映画化した着眼点はそれだけで興味深い。
思い切って韓国人の視点だけで描けばよかったのだ。下手に日本人および、日本市場に配慮しているからアブハチ取らずに終わったという感。

そもそも、オダギリが頭を丸刈りにもせずに軍人を演じているのが大いに不満。
思い切ってスキンヘッドくらいになれっつーんだよ!

せっかく美人のファン・ビンビンを起用してるんだし、もっときわどいシーンもほしかったなあ。
日本兵に拷問されてヒイヒイいうとか…。

戦闘シーンがすごいっていうことだけど、まあそれは確かにね。
がんばってはいると思います。
今の日本映画でこれだけ戦車を走らせ、爆薬どんどん! なんてできないでしょう。
でも、それだけ。

うん、分かった。
この作品の中途半端さは、やはりオダギリの長髪に原因がある。
そういうことです。

町谷東光