戦火の馬のレビュー・感想・評価
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もっと純朴であって良い。
◯作品全体
作品後半、過酷で畳み掛けるような物語にとても惹き込まれた。
戦争中の理不尽な世界は人も馬も同様で、自分が居たいと思える場所に居られない悲しみが心に刺さる。
ジョーイが泥だらけになりながら足をよろめかせて大砲を引いたり、鉄条網まみれになってしまうところは思わず目を背けそうになった。生きたいという気持ちが人よりも純粋な分、足を踏み出す動作から伝わる感情がとても大きい気がした。
軍馬を中心に据えることで「兵士」とか「ドイツ人」とか、記号化された物ではなくて、生きている個々なんだ、としているのも良かった。
戦争映画では敵兵を敵兵としてではなくて、生きている個人であることを印象付けるシーンがよく出てくるけど、本作では軍馬さえもその一つなのだ。
一方で気になったのは「ドラマチックさ」だ。
物語的はドラマチックであってもいいんだけど、演出や芝居の過剰な「ドラマチックさ」がノイズに感じた。
例えば序盤、畑を耕せないジョーイを撃ち殺そうとする父親のシーン。ジョーイやアルバートたちに緊張が走る場面だけど、なにもかもがハリボテだと感じる。そもそも開墾に向いてないことを承知で父は買ってきたのだし、いっときの衝動だとしても、父が銃口を向けるに至るフラストレーションを描ききれていない。その状況で銃口を向けても、過剰な芝居プランとしか見えないし、メタ的に言ってしまえば、こんな序盤で銃を撃てるわけがない。映像的には緊張感があるけれど視聴体験的には「撃つ気のない、お決まりの緊迫」としか見えなかった。心の底から登場人物が動いていないような、制作者の意図が前に出てきてしまっているハリボテさがあった。
ジョーイが雨の中で耕すシーンも色々過剰だった。群衆がまるで指示でもされているかのように一斉に現れ、一斉にいなくなり、そして一斉に戻ってくる。壮大でやけにボリュームの大きいBGM含め、味付けが大雑把だった。
作品後半はそんなことしてる余裕も無くなってきたのか、あんまりドラマチック過ぎるシーンはなかったけど、戦車を飛び越えるところはド派手にドラマチックだった。戦争に振り回され続けたジョーイがフラストレーションを爆発させるような演出ではあるんだけど、そのあともまだまだフラストレーションは降ってくるわけだし、あんまり適切じゃないところにドラマチックが入ってるな、と思ってしまった。
ラストの夕景は純粋にとても綺麗で、物語の終わりにふさわしい画面に感動した。…感動したんだけど、ジョーイの無表情な横顔で物語を終わらせるにはジョーイに自分の感情を語らせすぎてる気もした。ところどころジョーイに人間と同じような芝居をさせてジョーイの感情を語らせたりしていたけれど、そんな露骨に語らせなくても、ジョーイがいる環境を見せることで全然表現できたと思う。
これは好みの問題なのかもしれないけど、ラストのジョーイは、今までのジョーイの感情を全て語るためにあって欲しかった。言葉では話さないジョーイだけど人と同じように戦争でいろんな経験をして、今そこにいることを噛み締めている。そのことを、ラストカットで全て味合わせて欲しかった。それは顔を映さずともできるはずだ。純粋な欲求のもと自由に走る馬の美しさは、表情で語るよりも饒舌に語ってくれるのではないか。
◯カメラワークとか
・やっぱりラストシーンの夕景とシルエットが素晴らしかったな。すべてが終わったあとシンプルな画面と静寂。
◯その他
・そんな色々見たわけじゃないけど、スピルバーグ作品の冒頭とか導入が苦手かもしれない。家族同士の会話とか、シーンの始め方とかがすごく嘘くさく見える。ジョーイが軍隊に売られてしまうシーンとか、冒頭でアルバートが「今日は農業祭だ!」って走りながらジョーイのもとへ向かっていくんだけど、すごい嘘くさい。カメラに映っていることを前提に、今日という日をわざわざ説明してる感じ。
ク-リングオフって何すか?
安心安全なスピルバーグ印である。
スタッフも毎度いつものメンバーでそこにはいつもの映像、音楽がある。
それは間違いなく今回も素晴らしい。
そしてスピルバーグらしい甘さと残酷さもいつもどおりある。
そういう意味で安心安全しるし。
けど気に入らない点も多い。
前半は親父がサラブレッドをセリ落とす点にどうしても納得がいかないし、サラブレッドがいるぐらいなら、草レースもあろうもんだが、レースに出さず、農耕馬に仕立てようとすることも引っかかり、映画に乗り切れなくさせる。親父のかっこよさはおふくろさんのセリフにしかなく、ダメ親父にしか見えないのはイタい。
まあ、中盤の展開ありき、だからここは我慢しよう。
しかしラストの、下のレビュアーAKIRAさんの素晴らしいレビューの
「『勇気』と『誇り』が伝わる美しいエンディング」
はまったくそう思うんだが、親父がそんなだから、その美しい映像ほどの「心情的な感動」は無いんだよね。
馬のジョーイは人間だったら真っ先に戦死してしまいそうな、前に出るタイプとして描かれちゃっているので、いささかヒーローくさく、そこはマイナス。一方、別に元の飼い主のところに帰りたかったわけでなく、世渡り上手な部分もあったりしてる。
そんなジョーイも散々振り回され、重火器や戦車に関わり、しまいにぶちキレ、
「おまえらなにしよるんなら」
と駆けずりまわる姿は同情するし、馬に共感してしまう。
その後がこれまた痛そうなんだよね。
スピルバーグさん、好きねぇ。
しかし馬でいうと、もっと馬が走るシーンを見たかったというのもある。
戦時中の各エピソードはいずれも急に非常にドライな形でそれぞれ幕を閉じる。それはそれでいいとは思うんだけど、ジョーイのドラマチックな性格付けとドライな展開がどうもかみ合わない感じがどうしてもあった。
ジョーイを挟んでの敵同士のやり取りはあんまり好きではない。あざといんだもん。まあ、らしいっちゃらしいか。
そんな感じで全編良くも悪くもスピルバーグ印のドラマチックな演出で終始しているので、オレのように違和感を感じる人もいるだろうが、まったく違和感を感じない人もいておかしくない。それはそれでいいんじゃない。
スピルバーグを観に行ったんなら、間違いなくスピルバーグを観た、と言える映画。ディズニー、アンブリン映画ということで、「宇宙戦争」の甘口りんごとはちみつとろーり溶けてる感じか。
あ、「宇宙戦争」は好きだな。
馬が主役で、戦争の理不尽さを描いていたが・・・
スティーブン・スピルバーグ 監督による2012年製作(147分/G)のアメリカ映画
原題または英題:War Horse、配給:ディズニー、劇場公開日:2012年3月2日。
第一次世界大戦を描いていて、興味深くはあった。あんなに馬が大活躍したんだ。英国では100万頭を超える軍用馬が徴用されたとか。そして、戦場で疾走し、倒れる馬たちの映像は美しく悲しくもあった。黒澤明の映像をイメージした。サーベルを抜いて闘う騎馬軍がアッサリと機関銃によい全滅してしまうのが長篠の戦いにおける武田騎馬隊壊滅に重なって見えた。
主役とも言える馬ジョーイ(撮影には、複数の馬を用いてるらしい)がしっかりと演技をしている様にも見えて、感心もさせられた。ただ、関わっていく人間たちは、変わっていってしまい。あまり、話に乗れないままに終わってしまった。
エミリー役の少女セリーヌ・バッケンズはとても可愛かったが・・・。再登場の祖父の発言から、彼女は亡くなってしまった様。しかし、何故死んでしまった、映画では語られず、中途半端な脚本と思ってしまった。
最初の飼い主(ジェレミー・アーバイン)との戦場での再会は感動的という組み立てだが、少々テクニックが見えて、あざとさを感じてしまった。
監督スティーブン・スピルバーグ、製作スティーブン・スピルバーグ、 キャスリーン・ケネディ製作総指揮フランク・マーシャル レベル・ゲスト、原作マイケル・モーパーゴ、脚本
リー・ホール、 リチャード・カーティス、撮影ヤヌス・カミンスキー、美術リック・カーター、衣装ジョアンナ・ジョンストン、編集マイケル・カーン、音楽ジョン・ウィリアムズ。
出演
アルバート・ナラコットジェレミー・アーバイン、ローズ・ナラコットエミリー・ワトソン
ライオンズデビッド・シューリス、テッド・ナラコットピーター・ミュラン、エミリーの祖父ニエル・アレストリュプ、ニコルズ大尉トム・ヒドルストン、ギュンターデビッド・クロス、ウェイバリー中尉パトリック・ケネディ、セリーヌ・バッケンズ、トビー・ケベル、ロバート・エムズ、エディ・マーサン、ベネディクト・カンバーバッチ。
第1次世界大戦の中生き延びた馬がいた…
ある青年が一頭の馬を買って幸せに暮らしていたが、第1次世界大戦で軍用としてつれさらわれていき、その後様々な人との交流から青年の元へ帰ってきましたが、青年は目を失いますがそれでも声だけでわかるのも衝撃でした。
もし青年の目が見えてたら奇跡の再会で泣けたと思います…😢
動物愛護
動物愛護団体からクレームこないか💦💦💦
ドキドキしながら視聴
監督、スピルバーグだったんですね👏
感動しました✨
英兵と独兵のやり取りが良かった。
※戦争止めることだって出来そうだよね。
いつだって戦争は偉い人の個人的な都合だよね💧
たらい回しだったのに、きちんと戻ってくるのは良かったけど、そんなにうまくいきますか?
な、なんて言わない💦
そんなにうまくいくなら孫娘もね、、、💦
奇跡の馬
命をかけて再会を果たすアルバートとジョーイ。
しかし、彼らが再開できた奇跡は、戦場でジョーイを守るために命をかけた人によって繫がれ、もたらされたものだ。
目の前で失われていった命を、ジョーイはどんな思いで見送ったのだろう。
ラストで、再会を喜ぶ家族の方ではなく、夕日を見つめるジョーイの表情がなんとも言えない。
また、ジョーイを探すために志願していったアルバートが、戦場でどんな風景を見てきたのか、劇中で語られていないが、壮絶であったことが想像できる。
【”奇跡のサラブレッド” 第一次世界大戦中、様々な人の情けに助けられながら戦場を駆け抜けた栗毛のサラブレッドの数奇な半生を描く。】
■印象的だったシーンの数々
・冒頭、小作人テッド(ピーター・ミュラン)が栗毛のサラブレッドの子馬に”一目惚れ”し、地主のライオンズと競り合い、30ギニーで競り落とす。地主には嫌味を言われ、家に帰れば奥さん(エミリー・ワトソン)に叱られる・・。だが、息子アルビン(アルバート:ジェレミー・アーヴァイン)は喜び、”ジョーイ”と名付け、可愛がる。彼がフクロウの鳴き声で、”ジョーイを調教するシーン。
そして、荒れ地を開墾するアルビンとジョーイ・・。
-このファーストシークエンスの幾つかのシーンが、後半の幾つかのシーンに効いてくる。-
・第一次世界大戦が勃発し、ジョーイは軍馬として徴用される。アルビンは”ジョーイ”に”いつか又、必ず会えると頬ずりしながら言い、ジョーイの手綱にテッドの勲章”大隊旗”を結びつける・・・。
アルビンの姿を見たニコルズ大佐(トム・ヒドルストン:珍しく良い人・・。ハンサムだなあ・・。)はアルビンに”借りるだけ・・、大切にする。”と笑顔で語り掛ける。
・部隊の指揮官(ベネディクト・カンバーバッチ)が乗る黒毛の馬”トップソーン”との競争にも勝つ、”ジョーイ”。(で、仲良くなる二頭)
だが、イギリス軍はドイツ軍にあっさり敗退。ニコルズ大佐も戦死。
”ジョーイ”と”トップソーン”はドイツ軍の軍馬となる・・。
その後も、ドイツ軍の馬を愛する兵卒の兄弟に戦場から救い出されるが、あっさり見つかり、”ジョーイ”と”トップソーン”は農業を営む老人と孫娘エミリーに愛され、世話を受ける。特にエミリーは”ジョーイ”を大切に扱う・・。
が、ドイツ軍が現れ、農作物、鍋釜とともに”ジョーイ”達を簒奪する。ドイツ兵が言った言葉 ”戦争は皆から大切なものを奪う・・”
ーここら辺、どんどん持ち主が変わるし、その過程もあっさりと描かれる・・。ちょっと、残念。-
”ジョーイ”はドイツ軍から逃れ、戦場を走るが有刺鉄線に絡まり、身動きできなくなってしまう・・。
・場面は英国とドイツが戦う最前線に移る。アルビンや友人たちも兵として塹壕に潜んでいる。
-近年、第一次世界大戦を描く映画が幾つか出たが、”1917 命をかけた伝令””トールキン 旅のはじまり” かの大戦が、相当な肉弾戦であったことが良く分かる。銃弾飛び交う中、銃剣を持って突撃!って、どうなのよ・・、と軽く思ってしまう・・。-
・英国軍と、ドイツ軍は最前線で”ジョーイ”を見つけ夫々馬好きの英国軍コリンとドイツ軍ペーターが”協力して”ペンチで有刺鉄線を切り、”ジョーイ”を助ける。お互い、”ジョーイ”を欲しがるが、コイントスでコリンが”ジョーイ”を獲得。二人は握手して、別れる。
・だが、”ジョーイ”は怪我が悪化し、ある軍人(エディ・マーサン”に”楽にさせられそうになる”になるが、眼を怪我していたアルビンの”フクロウの鳴き声”に反応し、更にアルビンの必死の願いで、汚れていた身体を拭いてもらうとアルビンが言う、脚の”白いソックス”と眉間の”白い模様”が出てくる。
・”ジョーイ”は助かり、戦いは終わるが、”ジョーイ”たち軍馬は競りに出されることに・・。途方に暮れるアルビン。だが、仲間達がカンパで29ポンドを出してくれる・・。
が、そこで100ポンド!で競り落としたのはエミリーの祖父だった・・。彼はエミリーのために”セリフで彼女が亡くなった事が分かる・・”三日かけて奇跡の馬を買いにきたのだ・・。
懇願するアルビンに対し、エミリーの祖父は最初は断るが、”ジョーイ”の手綱からあのテッドの勲章”大隊旗”が見つかり・・。
アルビンと”ジョーイ”は両親の待つ実家に戻り、強く抱擁する・・。
<随所で、サクサクと話が進むのが少し瑕疵に思えたが、スケールの大きな作品である。人間の善性が随所で描かれている所も良い。見応えある作品だと思う。>
■独り言 この作品、私は何故、映画館で見なかったのだろうか?当時、映画界の評価が低かったのかなあ・・。
動物好きには辛い映画
馬が鉄条網に絡まるシーン、痛々しくて見ていられない。主人公が目がいつのまにか治っていた。母親が旦那の事を尊敬しているのかいないのかよく分からない。自分勝手な父親。色々言いたい事はあるが、最後まで退屈する事なく見れはしました。
出会う人、全員いい奴
日本では娯楽映画の王様のような存在で、製作に関われば「スピルバーグが送る」と宣伝されるが、私はシリアスなスピルバーグ作品が好きだ。
大衆娯楽映画で名を馳せる監督は多々いるが、シリアスなドラマでも勝負できる監督は少ない。
マイケル・ベイの「パール・ハーバー」の見るも無惨な駄作っぷりがいい例だろう。
第一次世界大戦時のイギリス。
牧場で生まれた子馬の美しさに目を奪われたある農家の青年・アルバート。
その馬はサラブレッドで農耕馬には向かないのだが、偶然にも彼の父親がその馬を競りで落札。
ジョーイと名付けられたその馬は青年の懸命な調教で農耕馬として働き始める。
しかし作物が豪雨の被害に遭い、経営に窮した父親はジョーイを軍に売ってしまう。
それからのジョーイは数奇な運命に翻弄され、幾多の戦場を駆け抜けることになる。
またジョーイに関わった人間たちも過酷な運命を辿ることになる。
フランスに送られたジョーイはドイツ軍との戦闘地帯に送られる。
激しい戦闘の中、ジョーイを買ったイギリス軍人は戦死し、ジョーイは逃げ出す。ジョーイはドイツ軍に捕らえられるが、ジョーイを世話することになった兵士は弟とともに軍を脱走。
しかしドイツ軍に発見され処刑される。
隠されていたジョーイともう1頭の馬を見つけたのはエミリーという少女。
両親を失い、ジャム作りをしている祖父と暮らしていた彼女は、ジョーイたちと交流を深めていく。
しかしやがてドイツ軍が訪れ、ジョーイたちを徴発する。
そこからジョーイはさらに過酷で数奇な運命に翻弄されていく。
馬は語らない。
だがそのつぶらな瞳は多くを物語る。
人間の優しさと勇気、そして人間の愚かさと狂気。
戦場という地獄を駆け抜けたその瞳は、やがて終戦を迎えた時、何を見るか。
傷ついたジョーイを巡って敵同士であるイギリス軍兵士とドイツ軍兵士が協力する場面がある。
罪なき馬を前にした彼らには敵も味方もない。人間としての優しさを馬に向けて、協力する。人間の勇気と優しさに胸が熱くなる場面ではあるのだが、だからこそなぜその彼らが戦わなければならないのかと、疑問と悲しみに胸が詰まる場面でもある。
戦場を駆け抜ける美しき馬の悲壮感と躍動感には心打たれる。
そして全てを包み溶かすような眩い夕日を背景にした人と馬の美しさが心に染みる。
数奇な物語だが、本作は決してファンタジーではない。
戦争がもたらす悲惨な結末を、容赦なく我々に叩きつける現実感溢れる物語である。だが、だからこそ、このジョーイという「奇跡の馬」が大いなる感動をもたらすのである。
スピルバーグと言えば大衆娯楽映画という認識が広まっているが、こういう作品にこそスピルバーグの真髄が生きると私は思っている。
アカデミー賞を逃し話題性では負けているが、紛れもない傑作だ。
あらすじさえ見ればオチは誰でも分かる。 それにもかかわらず号泣。 ...
あらすじさえ見ればオチは誰でも分かる。
それにもかかわらず号泣。
こんなに映画で泣いたのはいつぶりだろう。
涙ぐむっていうレベルではなかった。
今までの映画で一番泣いたかもしれない。
次席がライフイズビューティフル
まぁずっと泣いていたわけではないけれど、
トムヒ目当てで見た映画だし
途中はトムヒってまじでかっこいいな〜〜とか呑気に見てたんだけどね。
いやまじでかっこよかった。
かっこいい役でよかった。
でも何が悲しいって次見たときは同じ感動を味わえないこと。
7〜8割の感動しか味わえない。
そんなに感情豊かな方ではないから、先が見えてるともうだめよね。
もう一度このくらい泣ける映画に出会いたい!
泣いた
リアリティーが低くてちょっと疑問に思うところが多かった
例えば戦場から逃げる味方は殺せ!みたいなこと言ってるかとおもえば勝手に白旗をあげて馬を助けてもお咎めなしとか・・・
でも涙もろい自分は映画中に何回も泣きました(笑)
とりあえず泣きたい人は観て、どうぞ
主演は馬
馬好き人間を魅了して止まない美馬が辿る数奇の運命。
馬を使い捨ての道具としてみなす人間と、友として愛情を持って接する人間の対比が分かりやすいです。
馬が主人公なので、途中まであまり感情移入出来ません。全ては最後のシーンのため。奇跡の馬をめぐって、敵対する兵士達が協力し合うシーンは良かったです。戦争もコイントスで決着つけたいものです。
戦闘シーンはかなり本格的で、馬さん達の演技は素晴らしかったです。
"I might hate you more, but I'll never love you less."
最後でつながった!
ルック ◯
シナリオ ◎
アクター◯
デプス◯
ラスト◎
オススメ◯
スティーブン スピルバーグ監督最高です。
育ててきた馬が戦場へ行き、離れ離れになるがまたその馬と出会う最高の形。主人公な父は最初にダメな父だったが、ついに昔はすごかった。ダメな父に似たなといわれていたが、最後にすごかった父と同じ事になってよかった。最後は父の宝物まで戻りそれを返す。最高のラストだった。
馬が主役。
まずこの馬にビックリ。すごく頭が良くてビックリだった。
主役のジェレミーアーバインは衣装とかもあってていい役者さんを選んだなって思った。
ネットで観た話だけれど、本か何かだとこのニコルズ大尉へ向けて書かれてるとも取れるらしい。すごくいい人だったのは伝わるけど、あんなにすぐ死ななくても。それに予告を観ればすぐ出なくなるのが分かったのが残念。
馬が主役の映画。こういうのもありだと思う。
お涙を頂戴
映画の至るところで、こちらを泣かせようとする意図が見えます。
それに全部のっかって泣きました。見終わった後はティッシュの山。
農家に買われたサラブレッドのジョーイは、その家の少年に可愛がられる。しかし家庭の都合でジョーイは軍に買われることとなり、その後も戦争の中で様々な人に出会っていく、というストーリー。
馬の真摯さはもとより、関わっていく人たちの優しさが胸に響きました。
特に馬の面倒を見ていたドイツ兵には惚れそうになりました。いい奴です。
馬が喋りだしたりはしませんが、人間じみた行動を何度もとるので、その演技力にびっくりさせられます。
動物の絡む映画はズルいですね。
「勇敢」と言っても、いろいろある。
映画「戦火の馬」(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
作品中「勇気」「勇敢」という単語が、何度も登場する。
当然「勇気」がテーマの映画だとわかるが、いろいろな
「勇気・勇敢」の形があることを私たちに伝えている。
「勇気」とは、勇ましい意気、物を恐れない気概。
「勇敢」とは、勇ましく果断なこと。
「果敢」とは、決断力が強く、大胆に物事を行うさま。
物語中、戦争を理由にした、卑劣な軍隊の暴力に対して、
何も抵抗せずに屈した祖父をみて、孫の娘が反発する。
(おじいちゃんは、勇敢ではない、勇気がない、と。)
そんな孫に、祖父がじっくり諭すように呟く。
「『勇敢』と言っても、いろいろある。」
誇りに思えることを、誇りに思わないことも、勇気。
戦場の前線で放たれ、帰るために戦場の上を飛ぶ伝書鳩の勇気。
何も考えず、勢いだけで突っ込んでいくことが、
「勇気」とは限らない、そう私には伝わってきた。
「静かな勇気」の持ち方を、主人公の青年や
「戦火の馬」となった「ジョーイ」に教わった気がする。
PS
今回困ったことは、「勇気・勇敢」のシーンが多くて、
書き出しきれなかったことかな。
思ってたより良かった
そんなに期待していなかったがスピルバーグ作品ということで鑑賞してみた。
もともと動物が好きなので入り込めた。
戦争ものだがそれほどシリアスに描かれておらず、見終わったあともどこか爽やかな感動を覚えた。
かなり奇跡の話だが、人と馬の絆っていいね、と素直に一回は思えてしまう。
動物好き、ヒューマンドラマが好きな人は結構気に入るのではないか。
戦争は人間だけでなく動物も傷つけているのだと再認識。
誰にとっても限りある人生。
人でも動物でも心を通わせられる関係があるっていいことだ。
馬の演技にびっくりする作品
たくさんの馬が出てきますが、皆とても良い演技をしてくれます。
彼らに降りかかる「戦禍」が
あんまりに酷くて悲しくてヒーヒー泣きましたが
納得のいく結末に大号泣でした。
ただ一抹の不安が過ぎるのは
ダスティン・ホフマン主演の新作競走馬ドラマ「LUCK」が
収録中の馬の事故に絡んで
先日、早々に打ち切りが決まった問題。
どんなに安全対策をほどこしても馬が続々と事故を起こし
結果3頭もを安楽死させる羽目になったとニュースは伝えています。
この映画でも劇中、主人公の馬を14頭の馬が演じたそうですが
かなり無理をさせているんじゃないだろうか?
と思う場面がありました。
馬のすばらしい演技は涙を誘いますが
映画自体が馬の「宣禍」となってしまってはいけないとも思います。
いい映画だよ。
いい映画でした。
第一次世界大戦がいかになんでも有りで、ひどい戦争だったかがよくわかるし、そんな中で敵味方で一頭の鉄線が絡まって最前線のど真ん中でもがく馬を助けるシーンは泣けた。鉄線を切るニッパーはないか?の問いかけに敵方 味方から鉄線切りが何十個も投げられるシーン。
馬が飼い主のところ、故郷を目指し有刺鉄線をひきづりながら激走するシーンは、あれこそ名シーンでしょう。
スピルバーグって鳥肌立たす天才だよねー。ねー
要するに大好きです。スピルバーグ。
スピルバーグフリークと言っても過言ではないので完全に贔屓入ってます。
まず…馬が喋んなくてほんとよかった!!!原作では馬による「語り」が入ってるそうです。
もしね、これをね、吹き替えで観た場合に…わけわからん若手俳優やらマルチタレントやらが吹き替えしていたらと思うと…ゾッとします。
んで、どうやって感情を伝えるのかというと、目線なんですね。
不思議なことにこれがものすごい伝わってくる。やっぱりうまいスピル。
感動ものとしても十分なんですが、なんといっても見せ場はクライマックスにおける迫力満点の戦闘シーンでしょう。やっぱりうまいバーグ。
特に戦場の隙間を縫って駆け抜けるジョーイ(馬)を正面から捉えるショットは鳥肌モノでした。
けっこうオススメです。
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