劇場公開日 2012年3月2日

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「映像美と馬の演技」戦火の馬 うむぼんずさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映像美と馬の演技

2020年5月4日
iPhoneアプリから投稿

WOWOWにて、昔映画館で予告を観た程度での鑑賞。
観始めたらスピルバーグ監督作品だと気付く。
各所に見られる牧歌的な雰囲気や、夕日などの映像美が良い。戦争の場面の迫力もあり、最後にアルバートが帰ってくる際の夕日も印象的。
ジョーイの表情や寝転がる演技も素晴らしい。馬の疾走シーンもスピード感あるが、敢えてCGを使っていないから?か馬と人が分かれて映る場面も多くカット割が少し気になった。
戦争に巻き込まれる祖父と孫、脱走したドイツ兵兄弟、中間地点でのイギリス兵とドイツ兵など、馬をめぐるドラマがそれぞれにあって、戦争という大きな渦に巻き込まれた無情感が切ないが、フクロウの鳴き声と最後の競りで救われる。

以下、うろ覚えながら印象に残ったセリフ。
「戦争は全てを奪う」
「孫の名はエミリー」

うむぼんず