リアル・スティールのレビュー・感想・評価
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ボクシングシーンも、エモーショナルな表現もどちらもパーフェクトな感動を与えてくれました。
近未来のSFを借景に、親と子の絆を描く手法は、まさにスピルバーク監督の初期の手法です。『タンタンの冒険』といい、スピルバーグは原点回帰を始めたのでしょうか。、 いかにもSF的な人間の闘争本能を挑発する最新ロボットの死闘を見せながら、孤独な息子に引きずられて変化する父と子の絆を描くことで、親子の情愛を熱く浮かびあがらせる作品でした。『あしたのジョー』にも負けないボクシングシーンも、エモーショナルな表現もどちらもパーフェクトな感動を与えてくれました。
物語は2020年のアメリカ。この時代では、人間による格闘技はすたれ、代わりに人型ロボット同士が戦う派手なロボットボクシングが大人気となっていました。
ボクシングのチャンプだったチャーリーも、今では格闘用のポンコツロボットをトラックに積んで、どさ回りで日銭を稼ぐ日々。しかし、いつも闘争心が災いして、収入源のロボットは壊されてしまいます。本拠地のジムは、家賃さえろくに支払えず、追い出される寸前に。そんなチャーリーに、突如11年ほど前に捨てた妻に押しつけたはずの息子マックスを連れて、元妻の姉が現れます。姉は元妻が死んだことを告げて、マックスの親権の譲渡を主張します。
チャーリーがいかに父親としてダメダメなのか、はっきりするのはこのとき。姉夫妻が金持ちであることに目をつけたチャーリーは、マックスをひと夏預かることで、その間の生活資金としてロボット購入資金をまんまとせしめてしまうのです。全く、父親の自覚も愛情もないままに。
マックスは大人じみた賢い子で、そんなチャーリーを見抜き、カネのためだけに僕を預かったのと憤ります。ただ日本びいきでプレイステーションのマニアだったマックスは、チャーリーの仕事であるロボットボクシングにすぐにのめり込んでいくのでした。
けれどもチャーリーの短気で力任せの試合運びに、ゲームで戦略を培ってきたマックスは納得できません。自分をだしに買ったロボットが一発でスクラップになってしまう結果に、ふたりは大喧嘩してしまいます。
とはいっても虎の子をスクラップにしてしまったチャーリーにはこの先あてがありませんでした。そんな時、マックスが泥だらけのゴミ捨て場で発見したATOMというロボットを掘り出します。ATOMは格闘用ロボットでなく、やや小型のスパーリング用ロボットで、チャーリーは試合には無理だと否定。でもATOMが持っていた学習模倣機能はなはなかなかのものだったのです。このATOM、埴輪のような穏やかな顔立ちで、名前といい、表情といい、日本由来と思わせないでもないですね。
所有者の命じるまま動いてマックスと踊る姿はなかなか愛嬌を感じます。制止時はフルスケールで作り上げたそうですが、激しく動くところはCG。それとは気付かせないシャープな動作表現が見事です。
この学習模倣機能は、元チャンプのチャーリーも活かすことになりました。自分のボクサーとしてたたき上げた業の全てをATOMに注ぎます。そしてマックスが模倣機能を使ってATOMとともに試合前に踊るダンスが人気になっていきました。気持ちの離れた父と子は、ATOMと試合をこなしていくうちに一つに繋がっていったのです。展開は決まり切っているものの、盛り上げ方が上手く、泣けてきます。
やがてマックスの挑発に応じた、無敗を誇るワールド・チャンピオン、ゼウスがチャンピオンの座をかけての対決が決まります。この構図は「ロッキー」などと同じで、見る者みんながATOMに肩入れする盛り上がりとなるわけなんですね。けれども、そう簡単にクライマックスにはいきません。試合は夏の終わり。マックスは約束通り帰さなければいけません。父親として自信のないチャーリーは、マックスの将来のためにも、義母となる姉の元に行くように勧めてしまいます。
果たして、この親子の結末は、そしてゼウス戦の結果は?
エンディングは、圧巻の盛り上がりで、涙に包まれました。これ以上のネタバレは野暮になりますから、何も言いません。ぜひ大きなスクリーンでご覧になって下さい。
それにしても、チャーリー役のヒュー・ジャックマンの見事なボディとボクサーらしいしいフットワークぶりには、秘密があったようです。彼のボクシング指導をシュガー・レイ・レナードという元スーパースターがやっているというから、納得です。ATOMのモーションキャプチャーにも参加しているというから、なるほどリアルティーのあるロボットバトルシーンができあがったわけですね。
ダコタ・ゴヨはマックス同様に、大人を喰らう感情豊かな演技で主役の座をすっかりジャックマンから奪っていました。
ATOMとマックスの同じ青い瞳が見つめあい、気持ちが通い合うシーンにある信頼の絆の幸せ。そこに加わるダメ父チャーリーの父性愛の目覚め。これはやはりスピルバーグならではの世界ですね。
ロボット同士の格闘技が流行るまでになるのは。もう1世紀ぐらい必要でしょう。ロボット格闘技は手塚治虫も「アトム」で描いていたし、本作で活躍する旧式ロボットの名も何とアトム。ロボットを平和利用している発想は、欧米の軍事用とは明かにちがって手塚治虫へのリスペクトを感じます。そういえば、随所に本作では日本が登場します。マックスのゲーム機、そして日本語コマンドを話し、漢字を理解すること。さらに彼のお気に入りのTシャツには、日本語が書かれていました。また、ボクシング会場にはガンダムに似たオブジェがあったり、チャンピオン・ゼウスのデザイナー兼プロデューサーが日本人だったりなど、ロボット先進国である日本という国自体を随所でヨイショしている作品でした。
だから、本作を見るちびっ子のなかから、日本の有望産業であるロボットに興味を持ち本当に本作の方のATOMを開発してくれる天才の登場を期待してやみません。
追伸
ATOMって「盗品」じゃあないの?黙って使ったらヤバイのでは?
気持ちよすぎ!
最高傑作といってもいいのではっ!
めちゃめちゃ面白かったです。
予告を観て、なんだか危険かも(ハズレかも)しれんな、という気持ちで観に行ったのですが、なんと予想をはるかに上回る素晴らしい映画でした。ごめんなさい。
予告編で推されてた「父子愛」みたいなんはありつつも、
でもしつこくなく、意外とあっさり描かれており好感が持てました。
…とにかく、ウマいんですよね。客のテンションをあげさせるのが。
やられた!って感じです。
①父×息子×ロボットのバディ感
②サクセスストーリーものであること
③まねっこロボット萌え
③ダコタ君萌え
そんなたまらない設定&展開のなかで登りつめてゆく高揚感を、
登場人物たちとともに味わってください。
書きたいことはやまほどあるんですが
テンション上がってネタバレしそうな勢いなので。
まちがいなく気持ちいいですから!
もうほんとやられちゃいましたから!
2時間ちょっとがあっという間でビックリしました。
とにかく……ヤバイ、ヤバすぎる!!
私は生きてきてこんなにも『ヤバイ』という言葉の有り難みを感じたのははじめてです、とにかくそれくらいヤバイ、凄くヤバイ!
まるで一緒に戦っているようなこの興奮。
映画館内でつい『Standup!Standup!』と画面の中の彼らと共に応援し、勝てた時は拳を握り『よっしゃ』と小声で言ってしまいました。(隣の方、実にすいません)
でもその位、とにかくゲームが面白い。
そして、少年は可愛いすぎるし、お父さんはイケメンすぎる。
無駄なシーンは一つもない。むしろ、あと30分伸ばしてもいいから省略した試合全部見せてくれ。←
最後の終わり方も、予想どうりではないところがこだわってて、凄くスッキリ。
単純なストーリーなのに、何故こんなにも引き付けられる映画なのだろう。
本当に期待以上の作品で、今年の映画で一番面白かったです。
特に男性の方、是非見に行って下さい。
なめてました、ごめんなさい
いやぁ、びっくりするくらい良かったです。予告篇だけ観るとありがちな雰囲気の映画かな、という印象を受けましたが、たしかにありがちで王道なのですが、なんせ編集が上手い!
最後の反撃に転じるシーンで泣きそうになりました。
あと、子役の演技が凄まじい・・・
ロボットとのシンクロダンスがまたいい味出してました。
最後もう1回踊って欲しかったなぁ
ロボットがロボダンスざんす
判官びいきはどの国にもあるようだ。弱者が強者に対して善戦すると、それは勝者よりも評価される。ルックスはあきらかにゼウスの方がカッコいい。小さくて非力な側が大きくて強力な相手に勝つにはスピードが必要だ。ATOMはシャドー能力を持っている。ゼウスとの対戦は最後にはマニュアルとシャドーの闘いになる。弱者はボコボコにやられて耐えて一撃必殺。定番ではあるが、それが好きな人はやっぱり感動するだろう。子どもにとって、ゲーム,ロボット,ケンカ的要素は楽しいものだ。おれだって重量500㎏のロボットでなくてもいいから、自分がプログラムして動かせるアームロボットが欲しい。
エンジニア魂が見たかった
ロボットボクシングという実に興味深い題材ながら、主人公のおじさんは山っ気ばかりのダメ男、子供は生意気盛りで、それはそれでいいんだけど、エンジニア魂を感じさせるオタクの存在がなく物足りなかった。競技のルールやロボットの性能がかなりルーズでそこも詰めて欲しかった。
ロボット大国日本をリスペクト
映画チャンプ(79)のように父と子の絆を描いたボクシング映画のように思いましたが、ちょっと違います。
父親は、息子への愛情もなく平気で金で売るような父としても人としてもダメダメな本当に最低最悪な男です。母を亡くしたばかりの子供が可哀想…と思いきや、その子は全く可愛げのない毒舌でクールな奴。マネーでつながる二人にして、お涙ちょうだい映画にしなかったことはむしろよかった。
ボクシングを描くと過去作と重なるもので、あしたのジョーなどを思わせるところもある。
ロボットはかなり発達してるというのに、21世紀どころか、80、90年代のアメリカのような社会なのはなぜだろう。
旧式ロボットの名前がATOMであり、伝説の日本人ロボットデザイナー(演じるのは韓国系)が手掛けたロボットが漢字ベタベタの鎧サムライタイプとロボット大国日本をリスペクトしてくれているところは嬉しい。
「ロッキー」のロボット版と想像してしまうのはもったいない
暗く沈んで、ひねた子供が登場するのかと思ったら、口の達者なこましゃくれたガキで、大人を前にしても物怖じしない。これが、一攫千金を夢見る父親と、堅実で計画的な息子の対比で笑わせる。
近い将来ありそうだが、ロボットによるボクシングというアイデアがいい。これを、誰もが「ロッキー」のロボット版と想像してしまうのがもったいない。
前半と後半とで試合の見せ方を微妙に変えていくところに注目だ。
最初はロボットが戦いのための道具でしかない。息子のマックスとアトムのコンビになってからは、ロボットとコントロールする人間が一体化していく。
さらに巧いのは、いかにも旧型といった風体の“アトム”が得意とするのが、目の前の人間の動作を真似るという設定だ。ロボットに人間味が加わり感情移入しやすくなる。
その逆のことを、無敵のチャンピオン・ロボット“ゼウス”に設定している。最新型でいくら強いといっても、それだけではこのロボットに敵意は感じない。そこに、カネに物言わせるオーナーと非情な設計者を組み合わせることによって、“ゼウス”を悪役に仕立て上げた。
試合も、動物園の見世物試合から、前座、そしてビッグなメインイベントへとスタイルが変わり、試合の連続でも飽きない。とくに大きな会場では、会場に設置された大型モニターの映像が効果的に使われ臨場感を増している。
リング外のゴタゴタも忘れていない。因縁の元チャンプ・リッキーとの金銭的トラブル、チャーリーと師の娘・ベイリーの関係、そしてマックスの親権問題を絡め、ドラマに幅をもたせる。しかも、それらの結末をごちゃごちゃと描かないところがいい。言わずもがなのことをバッサリ切れるショーン・レヴィ監督は、さすがにスピルバーグやロバート・ゼメキスに見込まれただけのことはある。
監督が日本贔屓なのか、“アトム”という名といい、ボディに「超悪男子」とペイントされたロボットが日本語に反応する。しかも腕には“贖罪”などの過激な文字が点灯して笑わせる。
以前は、スピルバーグが関わって子供が出る作品は幼稚なものが多かったが、最近は大人が楽しめる作品が目立ってきた。
感動的
映画の予習??もせず映画館がメンズデーと言う事もあり、何か観ようと思い行きました。
なんだぁ〜ロボットの話か〜失敗だったかなぁなどと思いながら観てたら、どんどん入り込んでしまいました。
ロボットなのに人間味があり、知らない間に応援し、最後の辺りでは感動で、涙が出てきてしまいました。
ストーリーは単純ですが、とても味のある映画でした。
不覚にもちょっと感動
丸っきり興味が無かったのですが、皆さんのレビューが軒並み高得点だったのを見て、行ってしまいました。
僕はどちらかと言うと、あまり感動とかしない方で、実際映画を見ていて、「う~ん、オーソドックスなドラマ物だなぁ」と冷めた感じで見ていました。
しかし最後の闘いを見ている内に、じわじわとやって来ましたね。まるでロッキーとアポロの闘いを見ているような錯覚に陥るといいますか。
ヒュー・ジャックマンとアトムのシンクロしたジャンピングパンチのシーンなんて、ちょっとゾクゾクしました。
う~ん、こんな簡単に感動してしまうなんて、我ながら不覚。
恐らく、役者も良かったからかも知れない。ヒュー・ジャックマンは相変わらず、良い味を出していたし、LOSTのエバンジェリン・リリーもいい女ですね。そして注目の子役のダコタ・ゴヨ!年齢に見合わぬ素晴らしい演技をしていました。
まぁ、ですが過度の期待は禁物かと。内容そのものは特にひねりの無いオーソドックスな作りです。ま、それだからこそ良いんですけどね。
それと、それなりに感動しますが、泣くような感じでは無いですね。どちらかというと爽やかな感じの終わり方をします。
DVD買うまでとはいかないけど、レンタルしてもう一回見たい感じかな。
行け!鉄腕アトム!
いや~ゴメンなさい!!!!最初に謝っときます!!!!
自分、劇場予告を観たファーストインプレッションがどうにもノレず、だけどスピルバーグのネームバリューは無視できず、なら劇場で観るか?観なくてもいいだろ?という逡巡を経て、じゃもうレンタル待ちでもいいや!というスタンスに落ち着いてました。
ですから封切は勿論スルーwだったのですが、初日に観てきた方々の感想が軒並み高評価で、おや?と。
燃えた!泣けた!ヒュー・ジャックマンが格好いい!子役のダコタ少年が可愛い!エヴァンジェリン・リリーがステキ!等々。
おやおや?と。
観るべき作品なのか?と。
これは無視できないのか?と。
ですので、ハイ。行って参りました。
……ありゃー…これはこれは…。
大 傑 作 !
でした!
「ロボットのボクシングてwww」「どうせ泣ける路線の大味で大雑把な物語なんだろwww」とか思っててスイマセンでした!
凄く丁寧!凄くちゃんとした物語運び!
ロボット台頭の設定も、親子の絆も、それぞれのキャラの感情の機微の描き方も本当に丁寧。しっかりしてる。
椅子から身を乗り出して応援したくなるぐらいのロボットボクシングの臨場感も手に汗握る!
それなのに、近未来SFという設定を忘れてしまうぐらいの現代臭さと泥臭さ。
そして迎える爽やかさなラスト!感動!涙!拍手喝采(心の中で)!
大人&子どもの思考回路から引っ張り出してきたみたいなアイデアの玩具箱をソイヤ!と引っくり返して、それを写実に繋いで作ったみたいな作品(ロボットの名前ATOMだしw)でした。
楽しませていただきましたよ!最高です!
息子の思いを受け止め、父は強くなる
劇場で2回目の鑑賞を終え、改めて感想を書きます。
2011年の締めくくりに、この映画が公開されて良かったと思います。
何ヶ月も前から楽しみにしていた甲斐があったし、期待を裏切らない作品でした。
2回目は友人も一緒に連れて行ったのですが、「すごく興奮した、面白かった!」と喜んでいました。
ロボットバトルに興奮して手の平に汗をかいていました。
私は、一度見てストーリーを知っていても、やはりクライマックスの盛り上がりでは、涙を流してしまいました。
「最強のゼウス」との最終ラウンド。
会場の歓声が一瞬静かになる。
そこに映し出されたのは、かつて現役ボクサーとして、夢と情熱にあふれていた頃の、プロボクサー「チャールズ・ケントン」。
ATOMと共にゼウスと闘う、一人の父親の姿。
現役を辞め、本当の意味で「真剣に闘うこと」からは、どこか逃げていた感じのあったそれまでの彼の姿は、もうそこには無く。
ただ一心に、全身全霊でゼウスに拳を振るう。
そしてその姿を見ているマックスと、長年チャーリーを支えてきたベイリー。
二人はチャーリーの本気の戦いを目にして、涙を流していた。
「あの頃」のチャールズ・ケントンが戻ってきた。
二人の涙に、見ている私も泣いた。
特にベイリーの嬉しそうな笑顔が印象に残っています。本当に優しさにあふれていたと思う。
「俺には無理だ」と弱腰な父親に、マックスは言います。
「父さんなら、絶対にできる」。
まっすぐに父を見据えて、父を信じて。
この場面が、この映画で語られる、父子の絆の全てを表していると思います。
そして、この父子を強く結びつける役割を担うATOM。
ATOMはロボットなのに、まるで人間のように心があるかのようでした。
マックスとの友情関係を築き、必死に「立て!」と呼びかけるマックスの声に応えて、ATOMは何度倒れても、再び立ち上がる。
それは試合を見ていた多くの人々の共感を呼び、心に感動を与えました。
思い起こせば、スクラップ置き場で、ATOMの腕だけが土から剥き出しになっていた。その動かぬ腕こそが、マックスの命を救った。
2回目に見た時は、もう、この運命的な出会いのシーンで、こみ上げるものがありました。
この物語の「奇跡」が始まった瞬間だと思いました。
「強さ」とは、強大なパワーか、屈強なボディーか。
どちらも、おそらく間違いではないでしょう。
でもそれよりも大事なものは、障害を前にしても、それを乗り越えて前に進もうとする、諦めない心なのではないでしょうか。
思いの力が、人を一番強くするのではないかと思います。
試合終了後、リングに立つチャーリー、マックス、ATOM。
その勇姿は、間違いなく「みんなのチャンピオン」と呼ぶにふさわしいものでした。
感動!
父と子の感情がストレートに心に伝わってきてとても感動しました。パホーマンスキャプチャーなどをうまく工夫して、ロボットと俳優が本当に共演しているかのようにした所がとても良く、ショーン・レヴィー監督の得意する笑えるシーンもありで、よりいっそうこの作品を高めてくれました。スピルバーグが構想11年間あたためていただけある素晴らしい作品でした。
かつて無い最高の人間とロボット作品
かつてどれほどの人間とロボットの作品が出たか数えられませんが、
この作品に出会えて最高に幸せです
CMで流れているのを見てなんとなく見てみようかと
期待もしていませんでしたが、
映画であんなに鳥肌が立つほどの興奮や
全てを忘れるほどの没入感を味わったのは久々でした
所々日本に関するシーンが出てきてそれもうれしかったです
絶対にこの作品はブルーレイで買おうと思います
素晴らしい作品に出会えてよかったです
期待を裏切らない面白さ、格闘技物はこうでなくっちゃ
格闘技物はこうでなくっちゃって感じ、期待を裏切らない面白さでした。ラストバトルは大興奮でした。
ロボット格闘技戦に挑む父と息子とロボットのお話。
主人公ロボット「ATOM」を始め、ロボット達がそれぞれ魅力的でした。特徴とか置かれた環境とか、持ち主と上手くシンクロしてるからだろうな、つい感情移入していました。ATOM以外ではZOO戦のロボットが結構お気に入りです、すごい手作り感。
試合の興奮と休息、父と子の引っ張ったり引っ張られたりのバランスが絶妙でした。
多少強引な所はマックス君の勢いにおまかせ。生意気で、でも孤独な影をまとったマックス少年を、ダコタ・ゴヨがなかなか上手く演じていました。落ち込みすぎない明るさが良かったです。
ヒュー・ジャックマンは本当に力量のある俳優さん、落ちぶれたボクサーを自然体で演じて、余裕って感じでした。
感動間違いナシ
不幸でも健気に生きようとする子供—ダメダメな父親—廃品置き場で拾ったポンコツロボット—
対して、リッチな性悪美女とエリートエンジニア、そして最強ロボット—
前者が後者にロボットボクシングで挑む—
感動する要素タップリな映画
前半は多少睡魔が襲うけど、後半それを取り返して余りある
負け犬、弱者と思われている者たちの社会的強者への挑戦…
それは自分を乗り越えるための闘いである
『リアル・スティール』本当の強さと言う意味…いい映画だ
最初もたつきあり・・・が後味よし!!
親子のからみから「アトム」が勝ち上がるまで、少々もたついて、うとうとしそうになりました。
・・が後半の盛り上がり、解り易い展開ながらも、そんなに押しつけも無く
いい感じに終わっていて好感!!
子役は親子もので定番なタイプで好感
何よりヒュー・ジャックマンは安定してます。
ハートウォーミングアクション。
「鉄人28号」+「チャンプ」な世界感で描く王道の父子もの。
ロボットが日常風景に溶け込んでいる映像のみ目新しい。
そのおかげで,
鑑賞中は十二分にハートウォーミングアクションを楽しめた。
ベイリーとマックスが,チャーリーに期待する目線が,
力強いファイティングスピリットに結びつくラストバトルが最高。
ここだけで満足。
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