「ゲーム出来ないお父さんなんて嫌いだ」リアル・スティール しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲーム出来ないお父さんなんて嫌いだ
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まあ、そういう映画である。
この映画は「ロッキー」というよりも、「オーバー・ザ・トップ」の「DS大会版」。
強くない父はダメだ、野球のできない父はダメだ。
そんな時代はとうに過ぎた。
映画で強いボクサーだったという父の写真を見ても、子供にしてみれば「ふーん」でしかないのだ。
しかし逆に今現在が、痛みを伴わずに息子に父の威厳を見せつけることが出来る時代でもある。
モバイルを巧みに操るお父さんがいい。最新機器を買うのが趣味なお父さんがいい。
それだけで息子のお父さんへのまなざしは激変する。
(ある意味こっちのほうが大変か)
ヒュー・ジャックマンは一生懸命、「コントローラー」を使ってロボットを
操ろうとするが、まるで上手くいかない。しかしATOMの模写機能を使って、ヒュー・ジャックマンはゲームの達人へとなり、息子の尊敬のまなざしを勝ち得るのである。
ATOMの模写機能がATOMにしかないのはそれを描きたいがため。
ゲームができないお父さん、コントローラーは使えなくともまだ手はあるよ、というお話。
コントローラーで10連コンボを入力するか、模写がいいかは、お父さんしだいではある。
ほか
ロボット格闘技が意外とつまらない。
非ヒト型ロボットとかいた方が「ロボ・コン」的なところも出てよかったのではないかと思われる。
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