アンダルシア 女神の報復のレビュー・感想・評価
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恵梨香ちゃんあっての外交官・黒田シリーズ!?
拙ブログより抜粋で。
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一応大規模な国際犯罪が背景にあるのだが、映画自体は黒田を翻弄する結花と神足の駆け引きを中心とした心理戦的展開で、実のところ犯人捜しを意識させる内容でもない。
外交官とはこういうお仕事という紹介にあまり時間を割いていなかったり、外国人キャストがそれなりに活躍してたり、突拍子もない国際テロに大風呂敷を広げていないお陰もあって、なにかとイマイチ感が頭をよぎった前作よりすんなり観られた。
風光明媚な美しい景色とは裏腹に、微妙に沈んだ空気の漂う本作なんだが、そんな中でホッとさせてくれるのが前作からの続投が嬉しい戸田恵梨香扮する安達香苗。彼女が登場して一気にスクリーンが華やいだ。前作では研修生だった彼女も晴れて外交官です。
「そうそう、このシリーズは彼女だよ彼女。恵梨香ちゃんあっての外交官・黒田シリーズ」と、冗談抜きに本気で思ったのだが、あれ?あれれ!?ほんのちょい役で終わり?もうちょっと活躍の場をあげて欲しいんだけど。
黒田と香苗っていいコンビだと思うのに、どうも活かされていない気が。まあ、このちょっと足りないさじ加減がいいのかもしれんが、と泣く泣く自分を納得させる。
同じような役回りのフリージャーナリスト・佐伯章悟を演じた福山雅治が少々くどい印象を残すのとは対照的である。
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全文は『未完の映画評』にて
何度も観たくなるヒューマンドラマ
登場人物3人の心の奥に隠された思いが描かれたヒューマンドラマだ。
壮大なスケールのアクションシーンや、美しいスペインの景色の数々に目がいきがちだが、実はそれらは、ぜいたくな舞台回し。
魅力は、駆け引きの言葉や笑顔の裏に隠れた心の動きを、織田裕二らキャストが見せてくれる巧みな演技。
豪快なアクションにハラハラどきどきしながら、3人の視線や表情、しぐさから、隠れた心情をじっくりと読み取るのが面白い、奥の深い作品になっている。
伏線がたくさんちりばめられていて、見終わってから、あのシーンは、こういう意味だったのか、あの視線の先には、あれがあったのか、と振り返ってつなげていく作業も楽しく、結末がわかっても、何度も観たくなる作品。
実際、何度も観てしまった。
派手だけど真面目。
招待券を頂いたので、時間的にちょうどいい作品を検索したら『さや侍』と『アンダルシア』だったので、
迷った末、クチコミ評価の高いこっちを観ることにしたんだ。
クチコミの通り、全編海外ロケでスケール大きくて、出演者も主役級の人がいっぱいで、その点では派手さも楽しめたな。
でもね、それ以上に
真面目に作られた謎解きサスペンスとして面白かった。
ちょっと入り組んだ絡みに、
『ん?オイラお馬鹿さんになったかな?』と、途中でアタマ整理しながら観てたので、
ぐぐーッと集中できなかったのは少し残念ではあるが、それはオイラの理解力の鈍さのせいだろうな…と思うわい。
伊藤英明って表情はいいけど、喋ると…影のある役はダメかもしらん。
福山雅治は、やっぱりなんだか好かん。
…と、そんなコトは感じながらも、映画はふっつーに楽しめた。飽きなかったしドキドキハラハラもしたわ。
『織田裕二、ついに主演映画も大コケ!』
なんていうネット書き込みも見たけど、そんなコト全然無かったよ。
…タダ券じゃなかったら観なかっただろうオイラが言うのもナンですけど〜?!
とにかくオイラ的には結果オーライ。
チキチンッ♪
賛否あるけど、楽しめました!
前作のアマルフィに続き、またもヨーロッパが舞台で、空撮を含め、ロケなど、とにかく風景がきれい。
テレビ局の製作映画で、ドラマとのコラボって言う商業的な展開に反感を覚える映画ファンもいるみたいですが、私としては結構楽しめましたよ。
この映画を見るまで、アンドラ公国という国が実在しているとは知らなかったですけども、実際にある国なんですね。冬のシーンだったので、雪が満載でしたが、きれいなところですね。
今回のヒロインは黒木メイサ。ミステリアスな女性を演じています。
彼女はこういうちょっと陰がある感じの役が似合いますよね。
前作からの出演で戸田恵梨香も出てますが、今回はあまり大使館は出て来ないですね。(外交官の映画なのにw)
どちらかというと、今回W主演?の感じがつよい、インターポールの刑事、伊藤英明の側、警察が舞台として出てきます。
あと福山さんが前作に引き続き、情報通のジャーナリストとして出てきますが、彼が必要なのかっていうのはちょっと思った。。。
もう少し日本政府とか外務省を絡めたら面白かったかもしれないけど、シリーズと切り離して独自なものとして、サスペンス的展開で楽しめました。
福山さんのシーン含め、多少無駄と思えるシーンもありましたが、ミステリアスな展開とか、同時に行われるフランスでの経済閣僚会議?も最初と最後できれいにまとまっていて、その流れ?が心地よかったです。
織田さんはスーツが似合う渋い男になりましたねえ。
個人的にスーツ姿の男性は背中がポイントだと思っているので、織田さんの背中はかなりつぼでしたw
前作見て、黒田の人となりとか、知ってると、何故彼がこんな事をするのか、とかよく分かると思いますが、その辺を知らなくてもきっとひとつの物語として楽しめそうな気はします。
この映画のジャンルは何?
「アマルフィ」は結構好きで、TVシリーズもOKだったので、期待していた一本。
しかし見終わった今、込み上がってくるのは、「なんとも特徴の無い映画を作ってしまったな」との思い。
この原因は、ひとえに脚本にあると思われる。
①推理やサスペンスというにはストーリー展開の先が読めすぎて、謎と言えるのは黒木メイサの行動の動機くらい。なのに肝心の動機も「その程度かよ!」と突っ込みたくなるミニマムなもので満足感が非常に薄い。例えれば、小学生の時に信号無視したら車に轢かれたから、今になって「車は世界に不要だ!」とか言ってテロに走るような、逆恨みかつスケール感の全く合わない設定だし、
②社会派ドラマとして楽しむには、肝心のマネーロンダリングの部分が途中からどっかに干されてしまって筋と関係が無くなる。なのに最後でいきなり再登場するというのはあまりに都合よく使いすぎ。
そして③「シリーズもの」としての魅力も、今回は外交官・黒田がほぼ脇役、せいぜいストーリーテラー程度の扱いとあっては物足りなさが先に立ってしまう。
④せめてロードムービーとしての映像美でもあれば良いのに、今回は遠景が少なくて楽しめるのは全体を通して1シーンのみ。
それでも最後までとりあえず見ていられたのは、私の場合は主演の織田裕二を見ていたかったから。そうでない方には辛い出来ではないかと。
「邦画」以外のジャンルにはどこにも入れられない残念な一本です。
脚本は大事ですね。
黒木メイサの魅力を堪能しよう!
みんなカッコいいですね
ちょっと分かりにくい。もう少しスッキリ仕上げられたと思う。
映画『アマルフィ 女神の報酬』、TVドラマ『外交官 黒田康作』に続く、黒田康作シリーズ第三弾。今度は、パリ・アンドラ・バルセロナが舞台。
TVシリーズは観ていないので、TVシリーズから続くネタがあるとわからないのですが、TVシリーズを経て、黒田のキャラクタが確立しつつあると思って良いんですかね? 『アマルフィ』では全く判らなかった黒田の経歴ですが、元警官であるとかが、この作品では垣間見る事ができます。
完成披露試写会(?)で、黒木メイサが、「織田裕二と伊藤英明で、手玉に取るならどちらが簡単?」と言う問に、「織田裕二」と即答した理由が判りました。なるほどね。って言うか、古典的手口にひっかかるところが微妙。黒田は、完全無欠の印象があったのですが・・・。もっとも、簡単な手口ほど引っかかりやすいとも言いますが。
『アマルフィ』より、よりサスペンス色が強いです。この手の作品で“最後の事件”と言う時は、最期にはならないのですが、あの時点で、あのように黒田がなってしまうので、その直前の伏線と言い、どういう事になっているのかが見え見えですね。でも、この場面で、神足がスペインの捜査官たちにどう言う話をしていたのかが気になります。スペインの捜査官も、その場面設定に引き込んでいたのであれば、簡単ですが。もっとも、それ以前の問題として、インターポールの捜査官が、勝手に捜査していたりと言う微妙に突っ込みたくなったりはしますが、そもそも、黒田の属する邦人テロ対策室と言う設定も微妙なので、目をつぶります。
『アマルフィ』から引き続き、安達が出ています。ローマでは外交官補だったのですが、バルセロナでは外交官になっています。三等書記官くらいですかね? もう少し絡みがあると面白かったのですが、出番が少なくて残念。同じく『アマルフィ』から引き続き出ている佐伯は、逆に『アマルフィ』より出番が多かったと思います。彼は彼で、いろいろとご活躍しているようです。
パリでG21財務大臣・中央銀行総裁会議が行われているという設定です。会議の初日に黒田が呼び出され、最終日に戻っているということは、この事件は、足掛け3日正味1日程度と言う事でしょうか? 相変わらず、ジェットコースターですね。
話が錯綜してしまっているので、もう少しストーリーを整理したほうが良い気もしますが、全般的には面白いかな。海外ロケでのカーアクションも見物です。
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