「いい作品だと思います」さや侍 スケールさんの映画レビュー(感想・評価)
いい作品だと思います
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率直にいい作品でした。
ただ一番残念だったのは自分が独身で子供を持っていないこと。もしそうならもっとこの作品に感情移入できたと思います。
何故か観終わってすぐ、家族持ちたいなーと思いました。
私なりにラスト10分の解釈を。
このラスト10分に松本さんの想いが集約されていると思います。それまではここに辿り着くまでのフリでしょうか。
野見さんが切腹の刀を、最後まで持ち続けたさやにおさめる・・・武士の誇りと親父の威厳を最後に娘に見せたのかなーと。逃れるために30日間ジタバタしたけど、最後は覚悟決めて、娘に「親父」ってのを視覚的に伝えたのかなと思います。
その後の手紙(詩)は聴覚的に想いを伝えたのかな。
とにかく最後は目に見せたかったんじゃないでしょうか。
ハッピーエンド嫌いの松本さんだから絶対そうはならないと思いながらも手紙からのもっていき方は驚きました。哀しさと笑いが最後に何度も行き来しました。
おもしろい=笑いじゃないですよね。
やはり脚本から監督までなされる映画はその人が撮りたいことが表現されているからオリジナリティもあり、商用映画とは違う楽しみ方があります。
それにしても最後にお墓から現れる野見さんのあの顔、めっちゃ良かったです。
自分に子供ができた時にまた観ます。
(長文ですみません)
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