東京家族のレビュー・感想・評価
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しつこく山田洋次監督作品で攻めてみよう。 なんとなく小津安二郎監督...
しつこく山田洋次監督作品で攻めてみよう。
なんとなく小津安二郎監督作品みたいと思ったら、ほぼリメイクのような感じなんですね。
ダメだよ真似しちゃ、あんたの良さはそこじゃないって思った。杞憂だった。後半はまごうことなく山田洋次監督作品でした。島の英語の先生は笑った。最後の父の言葉も良かった。
妻夫木君の演技に涙した。ただ今回は感動ではなく、悲しい涙が多いのが辛い。
これから老いていく身にはさらに辛い話だ。我が子や周囲に誤解されたり、邪険にされたり。私の境遇は小林稔侍演じる男と似てる。辛さ増幅(笑)
あと
・蒼井優のチャリ危険
・ええ子じゃのーユキちゃんは
たぶん、絶賛のコメント多いと思うが、自分はそんなに思わなかった。お...
たぶん、絶賛のコメント多いと思うが、自分はそんなに思わなかった。おじさまおばさま世代なら面白いだろうギャグや会話もあり、お涙ちょうだいのやりとりもあるが、ストーリー的に深みを感じない。
子どもたちのいる東京への旅行で、奥さんが亡くなる。
それだけ。
心理描写もあまりグッとこない。なぜだろう。
あまりに日常的な場面の一コマの連続だからか。
若い2人の演技がピカイチ。そこはすごくよかった。
昭和の香り
大根役者が多数紛れていたのと、
いかにも台詞らしい台詞を喋らせるのとで、
途中までは違和感があって仕方なかった。
中盤以降は素晴らしい展開だった。特に蒼井優は際立っていたと思う。
2010年代の家族を描いているものの、映画の中心的な視点は、
2010年にピークを迎えている世代ではなく、70才のおじいちゃんおばあちゃん。
東京物語が下敷きにあるということなので当然なのかもしれないが、
商店街の暮らしぶりとか田舎の葬式模様とか、家の内装とか
今でも勿論あるにはあるけど、さすがに昭和の雰囲気が強すぎる。
時代を的確に捉え続けてきた監督も、
さすがにお年を召した、ということなんでしょうか
リアルな家族模様
東京で暮らす子供達3人の元に突然田舎から両親が訪ねてくるというよくある話であるが…本音と建て前がとてもうまく絡み合い心の中を覗かれているようだ。
長男は開業医、次男は舞台美術などの不安定な仕事。
長女は美容室を営み夫は俗に言う「髪結いの亭主」である。
年老いた両親を東京見物にでも連れて行きたいと思う子供達だが、それぞれに忙しく案内出来ない。苦肉の策で高級ホテルに宿をとりゆっくりしてもらうつもりが…柔らか過ぎるベットに慣れず落ち着かない両親。
予定を早く切り上げて帰ろうかと思った矢先に、お婆ちゃんが倒れ…亡くなった。
葬儀に参列するため兄弟は実家に集まる。
無事に式を終えると子供達はいそいそと帰り支度。
長男は父に、東京へ来ないかと話すが、断られた。
子供達には子供達の生活があり、爺さんには爺さんの暮らしが…
遠い親戚より近くの他人とはよく言ったものだ。
長女の性格…嫌いだな。
いい出来だが、小津のことも考えると...
4点にしたのは、とてもよい映画ができたからだ。
とても感動的で、何の不協和音もなくできていると思う。
しかし、『東京物語』を見てから見ると。。。。
先入観でなんとなく違和感が出てくる。リメークじゃないけど、ストーリーはほぼ同じ、セリフにも似ているのがよく出てるという点で考えると..ちょっと中途半端な感じはした。
この映画は現代版の『東京物語』でもあって、山田的な解釈も当然あり得るが、セリフ上に最初のとこ、敬語がいっぱいで、なんとなく現代と昭和のはさまになってしまったーって感じ。まさか小津への模倣で逆効果になったんじゃないか。その一方で後半で紀子は富子にタメ口ばっかりでめっちゃ気になる!!!
もし現代版のなったらセリフは『東京物語』とそんなに似てなくてもいいと思う。似すぎて変だし、あとのタメ口もどうも唐突!
構図について山田監督も非対称な小津調を意識しているだろう。なんとなく小津っぽく感じた。だが、現代の背景の下、色合いも、外の景色も全く違うものになったため、屋内の畳部屋はなんとなく変だし、移動撮影も幾つかあってやっぱり違うかなーと思った。それで、元々時空間転換で用いられた都市の風景も多く描かれ、動的な表象になったのは、まさに山田的な現代都市に対する捉え方になったからだ、言い分もない~
結果的に言うと、見終わってやっぱり小津とは違うなあーと思う!
小津の映画には周吉はそんなに感情的ではなかった、東京は広いもんだけど、小津が描いているのは、現代化の中における親子の間の溝ではない。この映画には、老夫婦と東京との対立が強く感じられる。
小津の映画を見て泣くのではなく、観客に深く考えさせるのに対し、この映画を見たら悲しく泣いちゃう。
もし現代版だったら、とにかくセリフにもっと工夫して欲しい!他の面には本当によくできてる。
昌二のところが本当に好き、、、物語上にとても巧みに小津の紀子と違う紀子を作った!
一杯涙出ました
丁寧に作られていて、時間の流れがゆっくりで、だけど飽きることなく最後まで見ることができました。
みんなの本音が出ていて、それぞれの夫婦と家族の事情も隣で起こっているようなリアルさでした。
色々なところで泣かされました。
親って家族って良いところも悪いと思うこともあって、それでも切っても切ることのできない繋がりで、心に染みました。
親に会いたくなったなー。
無理に震災の事を入れたから……
橋爪功が古い友人を訪ねて、近況を知るシーンに震災のエピソードが入るが、本来は無かったらしく、公開を遅らせてもそこを入れる価値があったのか?
そこらへんは分からない。
リメイク前の「東京物語」とは時代背景も違うから、上手く現代風にシフトできているとは思う。
まぁリメイク前の作品に妻夫木に当たる人物は居ないのだから別物と見ても良いのでは?
蒼井優の出来すぎた娘感がちょっと恐いけど、映画ならこれくらいは許容出来る。
山田洋次の映画は安定感あるけど、もうお年かなと思う。
長かったけどほっこりは出来ましたしなんとなく一緒に過ごしたような気...
長かったけどほっこりは出来ましたしなんとなく一緒に過ごしたような気になれる映画。
気になったのがご両親60代だけどちょっと年とりすぎな気が...
75点
映画評価:75点
感動しました。
妻夫木さん演じるショージが凄くリアルで、この作品に深みが出たんだと思います
今まで子ども達と父親のカスガイとなっていた母親の死。
その母親の代わりとしてカスガイとなっていくのは、家族から落ちこぼれと蔑まれてきたショージとそのフィアンセだろう
誰にでも評価される立派な仕事をしている訳でもないし、親孝行が出来る器量もない、それでも他の兄姉より思いやりがあるくせに口下手の引っ込み思案
自分の周りにもそんな人がいるから、とてもリアルだし凄く身近な家族に感じる
要らない子どもなんていない、必ず家族の何かを担っている
そう教えられました
日本らしさを残した良い作品でした
【2016.3.21鑑賞】
心が暖まった
古い映画のリメイクとかは知らずに観ました。
東京の少し郊外に住むそれぞれの兄弟家族、地方の島から遊びに来た両親。
どこにでもありそうな観る人によっては退屈な物語。
でもでも…
そこがいい。
三兄弟それぞれの性格、人間の本音。
特に次男の気持ちが凄く分かる。
親父は頑固で分からず屋、母親は小言を言いながらもいつでも自分の味方。
派手さや 、スリル感や、ドキドキ感や、笑いはないけど自然と泣けました。
やっぱりこういう飾り気の無い日本の映画っていいですね。
あー親孝行しなきゃな…
「東京家族」を観て
田舎から出て来た両親を3人の子供たちが、それぞれ置かれた立場を見せながら迎えるというもの。次男の生活が一番現代らしくリアルかな・・母親も理解があったみたいで安心した。山田洋次監督は「東京物語」を徹底的に研究して、現代版にアレンジしたらしい。作品には平凡に生きる人々の喜怒哀楽があった・・セリフに少し不自然さがあった所も。親子の愛情がテーマ(涙)
リアルな家族模様
東京で暮らす子供達3人の元に突然田舎から両親が訪ねてくるというよくある話であるが…本音と建前がとてもうまく絡み合い心の中を覗かれているようだ。長男は開業医で、急患の往診により両親の東京見物予定をドタキャン。長女は美容室を経営していて忙しい日々。次男は仕事も不安定で両親の悩みの種。今回の上京の目的は亡くなった同僚のお悔みと子供達の暮らしぶりを確認する事らしいが、滞在期間も未定な為子供達は困惑する。忙しなく暮らす都会の子供達と、のんびりとマイペースな田舎の両親が対照的である。子供達から高級ホテル宿泊をプレゼントされ泊まったものの慣れない食事やベットで疲れてしまう所やホテルの清掃員が年配者が泊まった後はとても綺麗だと話している所など頷ける点が多く自分の親と重なります。母親が突然亡くなり堅物の父親が1人島に残ると言う。そんな頑固で近づき難い父親だが実はとても優しい父であり島の人たちから愛されて暮らしているのだ。美しい島の景色と人情を感じジィーんときました。
家族を見つめ直すまでは…
そこまでは考えなかった
ちょうどああいう両親がいる世代が見れば、グッとくるのかもしれない
橋爪功の演技が良かった。本当に初めて東京見たような表情とか。なんか終始泣きそうになったのも、彼の演技の凄さだと思う。
あのザラついた画質に妻夫木と蒼井優がよく合ってた、透明感が伝わってくる
内容的には結構あっさりしてたかなというか、深さはなかったかなと感じた
滋子と紀子が好きじゃない
「シコふんじゃった。」から日本アカデミー賞受賞作品の流れで鑑賞。
・・・超ちんちくりんだった( °д°)
長女の滋子さん、ああいうタイプって超苦手。そればっかり考えてしまった。仕切りたがりで、話が長くて、口うるさくて、常に自分が正しいと信じて疑わなさそうで。あなたの価値観=世の中の価値観、じゃないですよ!って言ってやりたくなる。言っても響かなさそうけど。
一番のもやもやエピソードがこれ。
田舎からわざわざ出てきた年老いた両親は、長男の幸一と滋子が手配した高級ホテルに二泊するはずが、雰囲気と合わず一泊で帰ってきてしまった。その二人に対して、滋子は「今夜はうちにいられたら困る」なんて言い放つわけ。商店街の飲み会がどうとかご飯作ってあげられないとか。さすがに言わないでしょ。近所付き合いにどんだけいっぱいいっぱいなのでしょう。夜中までうるさくてごめんって言って、とりあえず出前でも取ってあげればいいじゃん。
そもそもホテルに泊まらせたのだって、いつまでも田舎に帰る日を言わない両親の相手が少し面倒くさくなってきたとかそういう理由っぽいし。まぁわかるけどさ、彼らにも彼らの生活があるから。とはいえ東京のこと右も左も分からない人たちに対して冷酷すぎて引く。
観光に連れて行こうともしてたけど、両親が何したいかとか、どこ行きたいかとか、一回でいいから本人たちに聞きましたか?って感じ。意見を聞いてから持て成せよ。もやもや。
ラストでも、病院では誰より激しく泣いてたし、「お父さんどうするの?」ってしきりに聞きはするけど、具体的にどうしようとか、嘘でも「うちに来たら?」とかは一切言わないし。結局さ、他人の心配しているふりして結局自分のことしか考えてない人。
あー、滋子が嫌い。どこまでも。笑
あと蒼井優が義両親(まだ結婚してないけど)にちょいちょいタメ語なのも超違和感だった。そもそも義両親じゃなくたって、初対面でめっちゃ年上の人に「大丈夫よ」とか言わないと思う。蒼井優は好きだけど、今回の役は全然魅力的じゃなかったから残念。
こういう古き良き日本の家族、って感じの映画、好きだったはずなんだけどなぁ。
ついこないだ観た「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズは全部大感動だったから、時代云々じゃないんだろうな。この家族はなんとなく苦手だった。
東京物語のリメイクということで。 昭和のよき日本、人間模様を描いて...
東京物語のリメイクということで。
昭和のよき日本、人間模様を描いている東京物語を現代風にアレンジ。
現代だとちょっと無理があるかな。
田舎の両親があまりにも年寄りすぎて違和感が。
今の60代から70代はもっと元気で若いです。
都会であんなにおろおろしないはず。
また、セリフも現在じゃ使わないような古い言い回しを
若い世代が使っていてこれも違和感。
このキャストで時代背景は平成で、
リメイクすればよかったのに。
それだとまた違うのか。
全90件中、21~40件目を表示